現実逃避?自信がない人ほどやってはいけない”逃げ酒”の話

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2021-08-27 06:00
投稿日:2021-08-27 06:00
 みなさんはお酒を飲む理由を考えたことがありますか? 美味しいから、楽しいから、色んな理由があると思いますが、”悲しいから”飲むという人もいるかもしれません。そんな歌謡曲もありますし、珍しいことでもないとは思うのですが、私は酒のみのひとりとしてあまりオススメできません。閉店後のどろんぱでは、またモジョ子が泣いています……。

現実逃避のお酒が生むのは負のループだけ

 私もお酒を飲みます。「なぜ飲むのか?」と理由を聞かれても困ってしまうのですが、強いて言えば、やっぱり美味しいからだと思います。周りの人間もそんな人が多いのですが、中には現実逃避をするためにお酒を飲んでいるという人もいました。私はこれを”逃げ酒”と呼んでいます。

 確かに、酔っ払うと手軽に今日起きた嫌なことを忘れられたりしますし、理屈はわかるのですが、オススメはできません。なぜかというと、そういう飲み方をしている人ほど依存傾向が強くなっていくからです。

 逃げ酒をしてしまう人は、普段はあまり飲まないので適量がわかっていないケースが多かったり、わかっていても覚めるのが怖くてたくさん飲んでしまいがちです。逃げ酒は、酔うことが目的になっているのでちょうどいい塩梅で止めることができないようです。

 その結果、体を壊してしまったり、お酒に依存してしまったり……。そしてそんな自分が嫌で、現実から目を逸らすためにまたお酒を飲む、という負のループができあがってしまうのです。

 ”逃げ酒”に心当たりがある人は、ぜひ今日からやめる努力をしてみてください。睡眠時間を長くとるとか、映画など現実を忘れて没入できるものを探してみるとか。ほかのものに目を向ける時間を作ってほしいなと思います。お酒は楽しく飲むのが一番ですよ!

登場人物紹介

モジョ子
自信がほしい主人公。嫌なことがあるとお酒の量が増えがち。

コミ
モジョ子の先輩。悲しくても嬉しくても毎日お酒を飲むのが日課。酒乱。

ママ
どろんぱのママ。どろんぱのママ。誰も酔っ払っているところを見たことがない。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


人は「趣味が合わない相手」と恋に落ちることがある
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
結婚、出産、身分の違い…仲良かった友達に会いたくないのはダメな感情?
 学生時代を毎日一緒に過ごした親友。でも、年齢を重ねるに連れて「あんなに仲が良かった友達なのに、今ではもう会いたくない」...
かわいい“たまたま”が大集合!夕暮れの集会の議題はなあに?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
立ち止まっていても時間が進むのなら…
 立ち止まっていても時間が進むのなら、いっそのこと急がなくても良いのかも。  人は人、自分は自分。
「委ねる」は読めるかも? 「委しい、委せる」はなんて読むのかな
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
仕事帰り、ぶつかりおじさんのちかん被害に遭遇!?  私はどう対処すれば…
 先日、電車の中で「ぶつかりおじさん」に遭遇し、周囲に分からないような形で身体を触られました。あの時、自分はどんな対応を...
選ばなかった人生を歩む「もう1人の自分」と話してみたい
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
魅惑の“たまたま”の横から…モデル!? に立候補した茶トラ君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
“刺身のツマ”じゃございません! 存在感爆上がりの「かすみ草」最新事情
 猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は、神奈川の片田舎にあります。  大企業の研究所が多数点在しているせいか、他民...
同僚A「昨夜、課長と歩いてました?」同僚B「私も見ました」って…。職場グループLINE公開処刑!!
 グループLINEは、仕事上でもとても便利な連絡ツールですが、時に意地の悪い人がいるのも現実…。  職場での公開処...
ギャラ飲み収入だけで年400万円の貯金達成!元キャバ嬢が浪費しないワケ
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
【求む2期生!】頑張るシンママの収入UPをサポート☆応募して豪華プレゼントGET!
 日刊ゲンダイが運営する女性webメディア「コクハク」では、メディア制作に協力してくださる「コクハクリーダーズ第2期生」...
雪解けの水とハミングと。
 雪解けの水がすごい勢いで山からくだってくる。  流れの音に耳をすませば春の訪れを知る。  澄んだ空気を感じ...
ぽかぽか陽気♪ ノスタルジーな小道で見つけた“たまたま”君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「立ちんぼ女子」は売春行為や街娼を指すことばではなかった
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
朝立ち、オマン湖、チンチン!普通の会話なのに下ネタかました的なLINE
 普通に会話しているだけなのに、相手からしたらどう考えても下ネタにしか聞こえない言葉ってありますよね。引きつった相手の表...