本当に今なの?無理してでも頑張るべきタイミングの見極め方

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2021-09-24 06:00
投稿日:2021-09-24 06:00
「頑張る」「踏ん張る」「無理をする」という言葉に対して、どんな印象があるでしょうか。もしかしたら、ちょっとしんどい響きに感じてしまう人もいるかもしれません。私もどちらかといえばそう感じます。「頑張る」という言葉には”力技でなんとかする”みたいな根性論のニオイがするからです。営業中のどろんぱでは、またモジョ子がゲッソリ……。

大切なもののためにメリハリをつけることが重要

 これは私の体感なのですが、最近「頑張る」という言葉を目にする機会が減っている気がします。そして自分自身も使うことが減っているなと思うのですが、皆さんはどうでしょうか。

「もうすでにみんな頑張ってるんだからもっと休もう」「頑張らなくていい」みたいな言葉がSNSでも目立つのは、”頑張り疲れ”のような空気があるからかもしれません。

 休むことは大事だし、無理をしないことも大切です。だけど、「どうしてもここはやらねば……!」という局面があるもの事実。そんな時は思いっきり頑張ったり、無理をしたりすることもあると思うし、そういう局面が自分の成長には重要だと私は思うのです。

 例えば私は、漫画家としてのプロ初仕事でとんでもないヘマをやらかしてしまい、危うくデビューできずじまいになるところでした。ほかの人に任せるか、ギリギリの〆切までやりぬくか。その選択肢の間で泣きながら悩んだこともありました。

 結局あの時、ここで無理をして頑張らなければ漫画家になるチャンスは巡ってこない!と奮起したおかげで、今もこうして漫画を描けています。しんどい時は自分が大きく飛躍できるチャンスだったりもしますよね。

「ここは無理をしてでも踏ん張るところ?」と思った時は、自分の一番大切にしているもののことを考えてみてください。その大切なもののために必要なら、ぜひ力一杯頑張って。そうでない時は、ちゃんと休みながら。私も超絶有名実力派美人大金持ち漫画家になるために頑張りたいと思います!!

登場人物紹介

モジョ子
自信がほしい主人公。コミのことは大好きだが、お酒を飲んで暴れているコミの相手は疲れるなと思ってきている。

コミ
モジョ子の先輩。酒乱。お客さんのボトルをほとんど飲んでしまうこともある。このあとママにめちゃくちゃ怒られた。

ママ
どろんぱのママ。女の子たちの成長を思って厳しく接する時もある。モジョ子には甘め、コミには辛め。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ふわっと何かが降り立った? 神々の宿る土地の光は優しい
 夜道を歩いていたら、ふわっと何かが降り立った気がした。  振り返ると黄色い稲穂が揺れていた。でも全然怖くはなかっ...
尾道の町並みより絶景也! 恥ずかしがり屋のクロ“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
悪臭漂う子どもの地獄汚部屋にもう限界!私がブチ切れた“ゴミ袋事件”の夜
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
ぼっちの年越し最高!大人の女性だからこそ許される“心の洗濯”プラン5選
 お正月といえば、恋人と過ごしたり、実家に帰省したり、賑やかに過ごす人が多いですよね。でも実は今、ぼっちでも一人のお正月...
『姑息(こそく)』本来の意味は“ずるい”ではなく、一時しのぎ
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり読み切り漫画/第63回「フクフクモフモフ規格外ナノダ」
【連載第63回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
子、姪、甥への「お年玉適正価格」問題 親戚と決めた我が家のルールは…
 子供たちのお正月の楽しみといえば、なんといっても「お年玉」ですよね。でも、大人にとっては「親戚の子へのお年玉の額をどう...
【45歳からの歯科矯正】まじか。矯正8カ月で主治医から衝撃の提案が…
【これまでのお話し】 45歳で歯科矯正を始めようと思ったワケ(#1)/45歳女、5年越しにワイヤー矯正を決断!(#...
鮮やかな朱色にハッとする 見つけたのは秋が忘れていった物
 ずいぶんと歩いたけれど、ひときわ映える朱色にハッとして顔を上げた。 「秋の忘れ物」もきっと鳥に見つかって、最後は...
共働き夫婦はいつ洗濯物を干すのが正解? 一長一短な6つの選択肢
 現代では、多くの夫婦が共働きですよね。そこで問題となるのが「洗濯物をいつ干すか」という点です。特に朝からのフルタイム出...
「自信がない人」必見! 必要なのは“勇気”なのかもしれない
 突然ですが、みなさんは自信と勇気の違いって説明できますか? 私はよく自信がなくて悩むのですが、本当は「勇気のなさ」こそ...
節約は正義!家庭で過ごすクリスマスアイデア【飾りつけ編・レシピ編】
 一年の最後の大イベントといえば、やっぱりクリスマスですよね。特に子供のいる家庭では、部屋の飾りつけやパーティー料理など...
2023-12-07 06:00 ライフスタイル
Tバックで足が速くなる? 40女が自己ベストを更新できたワケ
 先日行われた「第18回湘南国際マラソン」の「ファンラン10kmの部」に参加してきました。ランニング歴15年にして初の1...
カメラマンの本領発揮! ウブ“たまたま”を追いかけパチリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「うちの夫が美容に目覚めたら…」謎のこだわりと行き過ぎた美意識エピ
 美容といえば、女性を連想しますよね。でも最近では、男性もメイクやスキンケアをするなど美意識に変化が現れています。  ...
縁起悪っ!ポインセチアが毎年グッタリな人へ…NG事項と育て方のコツ
 クリスマスを彩る真っ赤なポインセチアですが、実は暑い地方が原産で「寒いのは苦手」。そんなポインセチアを綺麗に長く楽しむ...