中銀カプセルタワービル 2021.10.4(月)

コクハク編集部
更新日:2021-10-04 06:00
投稿日:2021-10-04 06:00
 銀座8丁目の首都高速沿いに建てられている中銀カプセルタワービル。2022年3月以降に解体されることが決定し、ニュースになりましたね。
1972年竣工(C)コクハク
1972年竣工 (C)コクハク

 有名建築家・黒川紀章氏の代表作の「メタボリズム建築」。経年劣化などで老朽化が進んだら、古びたカプセルを取り外し、新しく入れ替えるコンセプトで作られました。まさに細胞のように新陳代謝を繰り返すはずだったのですが、一度も取り換えられることなく、取り壊されることになってしまいました。

中銀カプセルタワービルの入り口(C)コクハク
中銀カプセルタワービルの入り口 (C)コクハク

 ただ取り壊すだけだと、何も残らなくなってしまうため、140あるカプセルを丁寧に取り外して、個別に美術館等に寄贈しようといった保存・再生プロジェクトが展開されている最中なのです。

 ついに“取り外せる建物”として、最大の見せ場がやってきました! どのように取り外されるのかも見どころのひとつ。海外からの注目度も高い建築物なので、日本各地だけでなく、世界中の美術館などに羽ばたいていくことを期待しています。

撮影ベストスポット

汐留アネックスビルの前、銀座東八丁目歩道橋から撮影(C)コクハク
汐留アネックスビルの前、銀座東八丁目歩道橋から撮影 (C)コクハク

 中銀カプセルタワービルとツーショットを撮るためには、中銀カプセルタワービルの真向いにある「汐留アネックスビル」側から撮影することをオススメします。

 ぜひ「銀座東八丁目歩道橋」の踊り場から、撮影してみてくださいね!

「中銀」と書かれた茶色い塔がコア、ぶどうの枝葉のようにカプセルがついています(C)コクハク
「中銀」と書かれた茶色い塔がコア、ぶどうの枝葉のようにカプセルがついています (C)コクハク

 独特の浮遊感で、「宇宙船みたいな建物」とも言われていますが、筆者はフジツボみたいだなと思ってました(笑)。

 保存・再生プロジェクトでは、マンション内部の見学ツアーも開催中です。この場所で見物ができるのは、もうすぐ見納めですので、気になる方は行ってみてください♪

(編集S)

adress:東京都中央区銀座8-16-10

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