40代が危険…“そこそこオバサン”に愛想尽かし離婚を望む男

並木まき ライター・エディター
更新日:2019-04-09 06:28
投稿日:2019-03-01 06:00

 最近、立て続けに晴れ晴れとした顔で「離婚したんです」と打ち明けてきた40代男性たちと話す機会に恵まれました。

 本来、離婚は悲劇的な出来事で、可能であれば避けるべき決断であるのは言うまでもない話。ですが、そこをあえて“晴れ晴れした顔で”と表現したのには、理由があります。

 そう、彼らには“妻に愛想を尽かし”、「このまま一緒にいるより、妻とは別の人生を歩みたい」と、別離の道を幸運への扉として選んだ共通点があるのです。

やっつけ仕事の「そこそこオバサン」がデンジャラス

 彼らの話を聞き「一緒にいても、意味がないと思った」「早く離婚したほうが、自分のためだと思った」と語る元妻たちには、とある傾向がありました。

 それは一般的に言われる“浮気妻”や“浪費妻”などのわかりやすいダメ妻というわけでもなく、しかしながらも、明確な共通点がひとつあったのです。

 それは“そこそこオバサン”であること。

 つまり結婚生活におけるアレコレにすべて“やっつけ仕事”なのがミエミエで、夫がそんな姿を見て、あるときに堪忍袋の尾が切れるというわけです。

 具体的には「結婚はしたがったくせに、断固として子供は作りたがらない」「料理をするけれど決まったメニューしか作らず、しかも手抜き」「義実家との体裁を整えるが、心がこもっていないのがミエミエ」「一応、家計のためにちょっとだけ働いてはいるけれど、夢も目標もなくいつもダルそう」など、そのエピソードは数え切れないほど。

 そう、男に愛想を尽かされる“そこそこオバサン”たちは、結婚生活において何ひとつ極めようとせず、すべて“そこそこ”。

 夫から見て、その姿は寄生虫にしか映らない……となった結果、離婚を突きつけられているのです。

「そこそこオバサン」の運命は40代が分かれ目!

 ちなみに、この“そこそこオバサン”として離婚を突きつけられた妻の年代は、見事なまでに「40代」という共通点もありました。

 筆者が推測するに、これは20代や30代であれば「まだ子作りする可能性」や「年齢とともに妻業を極めていく可能性」がある、そしてさらに上の年代である50代となると、夫もすでに結婚生活や人生にある程度の“諦め”を感じ始め、そんな妻でも許容できるようになる……というのが、大きいのではないかと感じた次第です。

 ちなみにこの“40代”というのは、男性にとって今後の人生の成功や満足度を左右するにあたり大事な年代とも言われます。

 ここでふと、これまでの自分を振り返り「ちょっと待てよ。このまま、今の妻といて、俺は本当にいいのだろうか?」を自問自答した結果、「そんな人生イヤだ!」となり、離婚を突きつける。

 そんな傾向があるからこそ、“そこそこオバサン”になってしまうと、40代で夫から離婚を切り出されるリスクが大きいのも否めないのだろう……と感じます。

 ところで、30代までの間に結婚をゴールと捉えてきた女性ほど、なんとか目標どおりに人生が進んだ安堵から、この“そこそこオバサン”に陥りやすい罠もありそうです。

「結婚できた。まぁ、それなりに自由にさせてもらっているし、夫も不満はなさそうだし」なんてアグラをかいているのは妻だけで、そんな“何に対してもそこそこで、やっつけ仕事”な妻と「いつ他人になろうか……」とタイミングを見計らっている夫が存在することは、取り返しがつかなくなる前に知っておいて損はない実情なのではないでしょうか。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「離婚の相」が気になる! 夫と別れたい主婦が相性を占ってもらったら…
「5年後に離婚する主婦 まめ」のニックネームで「セックスレス」をテーマにSNSやメディアの発信をしています。  た...
豆木メイ 2023-07-04 11:28 ラブ
【7月前半にベストなアロマは?】オスとココロに効くフェロモンジャッジ
 素敵な女性はいい香りがする――。  そう感じるのは、肌から放たれるフェロモンの効果。フェロモンが高まると色気だけ...
太田奈月 2023-07-04 06:00 ラブ
夫に相談した私がバカだった? イライラしたくない人向けの対処法3つ
「男女は脳みその作りから違う」という話はよく言われますよね。特に実感するのが、夫に悩み事を相談した時。相談しているのに、...
恋バナ調査隊 2023-07-03 06:00 ラブ
永遠のテーマ「お酒を飲む人と飲まない人の結婚」あり派vsなし派の主張
 結婚を考えると、相手とのさまざまな相性が気になりますが、中でも難しいのがお酒に関する相性。お酒好きな人からすれば、結婚...
恋バナ調査隊 2023-07-03 06:00 ラブ
DV気質、借金大王、束縛魔…ダメ男にいつも引っかかるタイプの特徴4つ
「いつもダメ男に引っかかっている気がする…」「男性を見る目がなくて恋愛するのが怖い」と思っていませんか? それはもしかし...
恋バナ調査隊 2023-07-02 06:00 ラブ
「下ネタは嫁姑の潤滑油でしょ?」母の認知症疑惑を認めない能天気な息子
「冷酷と激情のあいだvol.149〜女性編〜」では、義母が義父との性生活にまつわる話題しか話さないことに頭を抱えている奈...
並木まき 2023-07-01 06:00 ラブ
認知症の兆候なの…? 義父との性生活を赤裸々に話す義母、困惑する嫁
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-07-01 06:00 ラブ
セックスレスの地雷は必ずある! 男性のしたい気が失せる“5大”きっかけ
 男性が浮気する代表的な原因の1つはセックスレスですが、そもそも男性側の性欲が失せるきっかけはなんなのでしょうか? 「...
恋バナ調査隊 2023-06-30 06:00 ラブ
20代男子&40代女性の「性的相性がベストマッチ説」を検証!
 しばしば「20代男子と40代女性の性的相性はベストマッチ」説を見聞きします。お互いに性的欲求が強まる年代なので、とても...
内藤みか 2023-06-29 06:00 ラブ
結婚紹介所は9月から成婚率UP!? 入会のベストタイミングを考えてみる
 結婚願望があるのになかなか出会いに恵まれないと、焦りを感じてしまうものです。でもそんなときこそ、結婚相談所入会のベスト...
恋バナ調査隊 2023-06-29 06:00 ラブ
気が利く、料理上手主張は逆効果! 恋と幸せを遠ざける古いモテテク8選
 彼氏が欲しいアラフォー、アラサー女性の皆さん! 古いモテテクをいまだに自信満々に使っていませんか!?  男性の心をつ...
恋バナ調査隊 2023-06-28 06:00 ラブ
元カレは忘れなきゃいけないの? ヤベェ男に引っかかるぐらいなら…
 元カレや好きな人が忘れられず、次の恋を始められない時ってありますよね。 「ちょっとしたことで思い出して、泣いたり...
若林杏樹 2023-06-28 06:00 ラブ
セックスレス歴9年にぬるりと突入、「つらくない?」の質問に答えます
 セックスレスがつらいぞ! といった内容の発信を始めて、1年以上が過ぎました。  私のTwitterやInstag...
豆木メイ 2023-06-27 06:00 ラブ
「この人と結婚するかも」ってあるのね!男女別“ビビッと運命”の瞬間5つ
 結婚の決め手は人それぞれですが、「ビビッときた」と運命を感じて結婚する人も少なくありません。いったいどんな相手や状況に...
恋バナ調査隊 2023-06-27 06:00 ラブ
他の子に彼取られたらショックでか!短期決戦で恋愛をモノにする方法5つ
 気になる男性が現れても、なかなかアプローチできないアラサー、アラフォーいませんか⁉ 「少しずつ距離を縮めよう」なんて思...
恋バナ調査隊 2023-06-26 06:00 ラブ
どこで“禁断の恋”が芽生える? 不倫相手と半径100m的な出会いの場8選
 不倫に対し嫌悪感を抱くかもしれませんが、同時に「どこで出会いがあるのだろう?」と不思議に思う人もいるでしょう。実は不...
恋バナ調査隊 2023-06-25 06:00 ラブ