大きすぎた火遊びの代償…夫に離婚を決断させた1枚のはがき

山崎世美子 男女問題研究家
更新日:2021-10-30 06:00
投稿日:2021-10-30 06:00
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。新しい出会いを探すメインツールとしてマッチングアプリ(出会いアプリ)は利用者も増え、定着の兆しです。昔のテレクラ(テレフォンクラブ→見知らぬ男女が電話で知り合うシステム)とは違い、コソコソとした後ろめたさはなくなり、友達とオープンに近況を報告し合っています。しかし、不特定多数の異性との出会いは楽しいことばかりではありません。今回は知らない人物と知り合う危険性についてお話ししたいと思います。

寂しさからマッチングアプリに登録

 結婚15年目の主婦A子さん(41)は小学生の二人の子供がいました。

 夫(43)は自営業で、地元の駅前で工務店を営んでいます。端から見るとごく普通の幸せそうな家庭に見えていましたが、夫婦仲は冷え切っていて喧嘩は絶えなかったそうです。

 原因は“性の不一致”。

 性欲旺盛な妻A子さんの要望に応えられないご主人さんは、寝室を別にして夫婦生活を拒否するようになりました。

 A子さんは抑えきれない性欲から、自分を女性として受け入れてくれる男性をマッチングアプリで探し始めたのです。家庭を壊すつもりはなく「割り切った関係」を望み、自分のプロフィールを隠し、次々と男性と体を重ね、欲求を解消していました。

 A子さん曰く「男性には、たくさんその手の風俗店ってあるじゃないですか。女性ってどうしたらいいんですか」と。自分のような女性は少ない、とも語られていました。

遊びだけの特定のパートナーは安心?

 性の不一致で夫婦仲が冷え切っていたA子さん(41)が、マッチングアプリで性欲を解消できる相手と遊ぶこと2年。

 さすがに毎回違う相手と出会うことには「性病の危険」も伴うと心配していたころ、あと腐れのなさそうな既婚者で、相性のいい男性を性のパートナーに選びました。

 半年ほど関係を続けていましたが、相手の既婚男性がしきりに映画や食事に誘ってくるようになり、A子さんは一度は食事に付き合いました。

 ただ、本来の目的は性欲解消だったので、外で会うということに抵抗があり、面倒くさくなったA子さんはLINEと電話番号を削除して、新しい電話番号のスマホに変えたのです。

 こうして音信不通にしたことが、のちの不幸の始まりでした。

山崎世美子
記事一覧
男女問題研究家
「平成の駆け込み寺」として、人間関係、男と女をテーマとし、さまざまな悩みを抱える相談者に的確なアドバイスを送り、心のケア・親身なカウンセリングで一躍人気者となる。TV、ラジオ、雑誌、さらに講演会などからも依頼が多数。いま最も注目されている専門家である。YouTube「せみこの恋愛大学」毎週水曜配信中。
公式HPブログInstagramTikTok

関連キーワード

ラブ 新着一覧


貴女の度数は? フェロモンジャッジに挑戦! 相性抜群のメンズ香水も♪
 素敵な女性はいい香りがする――。  そう感じるのは、肌から放たれるフェロモンの効果。フェロモンが高まると色気だけ...
太田奈月 2023-09-19 06:00 ラブ
結婚指輪の支払い、どっち!? 左薬指を見るたびにモヤっとするのは嫌…
 結婚指輪は、夫婦の証としてお互いが指にはめる大切なジュエリー。でも、疑問に感じるのが「結婚指輪の支払いをどっちがするの...
恋バナ調査隊 2023-09-19 06:00 ラブ
イチャイチャ希望! あくまでも自然に「彼氏をムラムラさせる」大作戦
 いくら付き合っているとはいえ、女性から彼氏に「セックスしよ!」とは言いづらいですよね。そんな会話ができるのは、カンチと...
恋バナ調査隊 2023-09-18 06:00 ラブ
「人の彼氏を好きになっていた…」後悔しないための行動と失うもの
 人を好きになる気持ちは、自分ではコントロールできないですよね。でも、もしも好きになった相手が人の彼氏だった場合、コント...
恋バナ調査隊 2023-09-18 06:00 ラブ
「妊娠も嘘なんでしょう」虚言癖の恋人を蔑みながら付き合う男の計画
「冷酷と激情のあいだvol.160〜女性編〜」では、恋人・トシさん(仮名)に対して、年齢のみならず、さまざまな嘘をついて...
並木まき 2023-09-16 06:00 ラブ
「38と偽って」妊娠捏造、処置代カンパ…息を吐くように嘘をつく40女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-09-16 06:00 ラブ
察してちゃん、ずるくない!? 既婚者の彼が「別れたいサイン」で濁すワケ
 現在、既婚者の彼と不倫中の女性もいるでしょう。ただ既婚者の中は、関係を終わりにしたくてもハッキリ「別れよう」と言えない...
恋バナ調査隊 2023-09-16 06:00 ラブ
金持ちと結婚=幸せとは限らない? 意外と高い離婚率のワケ
 女性なら、多くの人が憧れる「玉の輿婚」。一見、経済的にゆとりがある結婚生活は、幸せでいっぱいのように思いますよね。でも...
恋バナ調査隊 2023-09-15 06:00 ラブ
チェリーな童貞男子ついに4割に…! あえて付き合うメリットとデメリット
 童貞男性は、私たちの想像以上に大勢います。出会った男性が童貞だったケースも実は結構あるものなのです。  童貞男性と付...
内藤みか 2023-09-14 06:00 ラブ
他人様に相談しにくい性事情、彼氏の“性欲”がつらい場合はどうする?
 いくら仲が良くても、彼氏との性事情は友達に相談しづらいですよね。 「つらい」と感じていても、1人で抱え込んでいる女性...
恋バナ調査隊 2023-09-14 06:00 ラブ
「どんな人がタイプなの?」紹介で“好みの男性”に巡り合うベスト返答
 年齢が上がってくると出会いの数も減ってきてしまいますよね。 「いいな」と思った人にはすでにパートナーがいたり、そ...
若林杏樹 2023-09-13 06:00 ラブ
元々彼も元彼も今彼も気がつけば…「モラハラされやすい女性」特徴5つ
 モラハラ男とは恋愛も結婚もしたくありませんよね。でも、元彼からも今彼からもモラハラを受けるのであれば、あなた自身になに...
恋バナ調査隊 2023-09-13 06:00 ラブ
恋愛めんどくさい!? モテるがゆえに逃げたくなる5つの瞬間があるらしい
 きっと誰もが1度は「モテモテの人生を味わいたい!」と思った経験があるでしょう。でも、モテたらモテたで悩みが尽きないみた...
恋バナ調査隊 2023-09-12 06:00 ラブ
夫に「他の男性としていい?」と聞いたら…レス9年目夫婦の現状は玉虫色
 以前からこのコラムでお伝えしていますように、筆者の夫婦はセックスレス状態がかれこれ8年間ほど続いています。  女...
豆木メイ 2023-09-12 06:00 ラブ
たとえ“出会いの主流”でも「マッチングアプリを使わない」納得の理由6選
 異性との出会いにマッチングアプリが欠かせなくなった時代ですが、世の中にはまだまだ「マッチングアプリは使わない」と言う女...
恋バナ調査隊 2023-09-11 06:00 ラブ
墓場まで持っていく覚悟で…不倫カップル「密会デート」スポット5選
 既婚者の男性の70%、女性の30%が経験済みといわれているのが、不倫。読者の女性の中にも、もしかして不倫をしている方が...
恋バナ調査隊 2023-09-11 06:00 ラブ