エッチな気分に彼とのズレ…ここが違う“男女の官能スイッチ”

深志美由紀 官能作家
更新日:2019-08-26 12:14
投稿日:2019-03-07 06:00
 カレがベッドインしたいというタイミング、なんだか自分とズレているかも……と思ったことはありませんか? それって実は、男性と女性ではエッチな気分のなり方、官能のスイッチの入り方が違うからなんです。というわけで、今回は男女の官能スイッチの違いについて考えてみたいと思います。

男性は視覚から…女性は雰囲気から…

欲情はセックスを始める前に高めるべき(写真:iStock)
欲情はセックスを始める前に高めるべき (写真:iStock)

視覚優先の男性

 男性は視覚が欲情と深く結びついています。

 つまり、女性の裸や、場合によっては着衣の胸やお尻などを部分的に見るだけでも欲情できてしまいます。

 けれど女性の場合は男性の裸体を見て、たとえそれがどんなにスタイルが良かったとしてもあまり直接的に「ヤリたい!!」とは思わないのではないでしょうか。

 まずこの違いをよく覚えておいてください。

 例えば2人一緒にいてリラックスしている時でも、彼の方は彼女の胸や足などを見たり、触れ合ったりして自然とムラムラ。

 女性が「今は性欲が沸いていない」という時でも、男性だけが欲情してしまうことがあるのです。

「いつもそのことばっかり!私の体が目的なの?」と思ってしまうかもしれませんが、そもそも基本的にそういう仕組みになっているのでこれは仕方がありません。

女性の欲情は雰囲気から

 反して、女性の欲情はロマンチックなムードや口説き文句、性的な触れ合いなどで総合的に高まる傾向にあります。

 男性に比べて欲情のスイッチが入りにくいといえるでしょう。

 そのため、欲情が十分に高まっていない状態でセックスが始まってしまうと、そこから性的な気分を盛り上げるのが難しく、たとえ愛撫されても快感を感じにくくなってしまいます。

 欲情はセックスを始める前に高めるべきものなのです。

欲情しないまま彼に付き合うのはNG

ベストなスイッチオン状態で愉しんで(写真:iStock)
ベストなスイッチオン状態で愉しんで (写真:iStock)

イチャイチャする時間を長くとろう!

 男性の方が欲情しやすいことと同時に、勘違いしやすい大きな問題があります。それは「自分が欲情しているのは彼女が傍にいるせいだから、向こうも同じ気持ちに違いない」と思い込んでしまうことです。

 そのため、自分がムラムラすると相手の欲情スイッチを入れることを意識せず、すぐにセックスに突入してしまいがちになります。

 この時、流されて自分が欲情しないまま彼に付き合ってしまうのはNG。

 気分の盛り上がらないセックスを続けていると、それ自体が「男性をイカせるための作業」になってしまい、尚更欲情しにくく、やがてはセックスレスへと繋がってしまいます。

 そんな状態を回避するために、彼の欲情スイッチが入ったな、と感じた時には自分の欲情スイッチも入れて貰えるように提案をしていきましょう。

「すぐに服を脱がさないで、もっとイチャイチャして」

「直接性器に触る前に髪を撫でたり、別の場所を愛撫をして」など、自分が盛り上がりやすいポイントを積極的に相手に伝えてください。

 もちろん、どうしてもそういう気分になれない時には無理せず断ることも大切です。

自分の官能スイッチを知ること

 我慢の時間ではなくお互いに盛り上がるベッドタイムを過ごすためにも、みなさんも、自分の官能スイッチがどこにあるのか、普段から探してみてください。

 足に触れられると弱い?耳元で囁かれる?ダイレクトに一緒にAVを見てみる?などなど、スイッチの場所は人それぞれ。

 それから、彼のスイッチがどこにあるのかも尋ねてみましょう。お互いのスイッチの場所を知り、ぜひベストなスイッチオン状態でセックスを愉しんでください。

深志美由紀
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官能作家
集英社ノベル大賞佳作受賞にてデビュー。2010年「花鳥籠」
で第一回団鬼六賞優秀作受賞、同作13年映画化。新聞や電子書籍など、男性のみならず女性にも受け入れられる官能小説を多方面で執筆。著書に「ゆっくり破って」(イーストプレス)「美食の報酬」(講談社文庫)など。自他ともに認めるダメ男好きで、自らの体験を活かしたエッセイ漫画なども配信中。

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