新恋人との結婚のため…娘と元夫の面会を拒絶する女性の主張

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-12-11 09:03
投稿日:2021-12-11 06:00

新しいパパがいてくれるならそのほうがありがたい

「え? それは娘と実の父親の面会には、関係ないだろうって?

 いやいや、私からすれば大いに関係がありますよ! だって、そんなことで彼氏を怒らせたら、絶対に気まずくなるし、結婚だって遠ざかるじゃないですか。

 私は離婚後、シングルマザーとして娘を育てる覚悟でしたけど、新しいパパがいてくれるならそのほうがありがたいし、結婚できるチャンスがあるなら、それを全力で掴みたいんです。

 だから、今は元夫よりも彼氏を優先させたいっていう気持ちが強いだけなんです」

 今の恋人との関係が順調に進み、無事に入籍を終えることができれば、新たな夫には知られないように気をつけながら、娘を智史さんに会わせるつもりだと話すサユリさん。

 それまでは「申し訳ないけれど、誰に何を言われても、娘を元夫に会わせるつもりはないです」とキッパリ言い切ります。

元夫の我慢が私と娘の幸せになる

「結婚できるまで、本当にあと一歩って感じなんです。だから、彼氏との関係を今は絶対に壊したくありません。

 元夫が娘に会いたいという気持ちも、私だって親ですから理解しますけどね。

 でも、ここで元夫が我慢してくれることが、私だけでなく娘の幸せにもつながるんですよ。

 元夫に事情を話そうかと思ったこともあるんですけど、言ってもきっと理解してもらえないだろうなと思って説明するのを辞めました。

 それに、彼氏は私が元夫と娘のことで連絡を取り合っていることだけでも不愉快なんだそうです。だから、元夫とはなるべくコンタクトを持たないようにしていきたいですね。

 元夫には、私が幸せになるのを邪魔する権利はないですよ。娘の養育権をもっているのは私ですし、離婚のときに親権を取らなかったのは向こうなんだから、娘に会う権利ばかり主張しないで、いつかはこうなる日が来るかもしれないくらい、考えて離婚してもらいたかったですね!」

【あわせて読みたい】デリケートゾーンのニオイが気になる…おりものにも関係があった

 ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


何か隠してるの? 元カノに連絡する彼氏の心理4選&対処法
 付き合っているのに、彼氏が元カノに連絡していると、なんだか心がざわざわしますよね……。「もう、ただの友達だから」と言わ...
恋バナ調査隊 2022-02-27 06:00 ラブ
私と彼、両思いなのに付き合わないの?男性心理&恋の進め方
 好きな人ができて両思いになれたら、お付き合いをスタートするのが一般的。でも、中には「両思いなのに付き合わない」という男...
恋バナ調査隊 2022-02-27 06:00 ラブ
「別れ=もう他人でしょ?」元恋人からの連絡に辟易する男性
「冷酷と激情のあいだvol.78〜女性編〜」では、結婚前提で交際していた恋人であるユタカさん(仮名・33歳男性)から、理...
並木まき 2022-02-26 06:00 ラブ
結婚前提の恋人に突然フラれた女性の嘆き「せめて理由を…」
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-02-26 06:00 ラブ
結婚はもうしない…“おひとりさま”人生の良し悪しを熟考して
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。大まかな数字で言うと男性の約3割弱・女性の2割弱が一生独身で過ごすであろうと...
山崎世美子 2022-02-26 06:00 ラブ
わざわざ「俺の女」と呼ぶ男性心理4選 彼氏も男友達もなぜ?
 最近では、男女差別に対する意識も高まっているので、女性を「女」と呼ぶ男性は減ってきています。それなのに突然、彼氏や男友...
恋バナ調査隊 2022-02-25 06:00 ラブ
婚活お休み期の効果的な過ごし方 コロナ禍を逆手に取る女たち
 コロナ禍で出会いがない! と嘆く女性が続出する現象も2年が経とうとしています。この状況下で次なる出会いのためにせっせと...
内藤みか 2022-02-24 06:00 ラブ
彼氏といちゃいちゃするのが苦手…原因&克服する4つの方法
 付き合うと、男性は彼女といちゃいちゃしたいと思うもの。でも、中にはいちゃいちゃするのが苦手な女性もいますよね。「ベタベ...
恋バナ調査隊 2022-02-24 06:00 ラブ
セフレ止まりの原因、衝撃!本命彼女になれない女子の解決法
 「一緒に遊ぶいい感じの人がいるけど、告白されない」  「デートもするしホテルにも行くけど、進展がない」  いい...
若林杏樹 2022-02-23 06:00 ラブ
“重い”と“可愛い”の違いは? 男性から愛される女性の特徴4つ
「男性は重い女性が苦手」と、思っている女性は多いですよね。でも、なぜか一見重たそうな言動をしているのに、愛されている女性...
恋バナ調査隊 2022-02-23 06:00 ラブ
男性が本当に好きな料理ベスト4♡ 胃袋を掴むコツもご紹介!
 男性を射止めたいなら「胃袋を掴め」なんてよく言いますが、実際においしい料理を作ってくれる女性を奥さんにしたいと思う男性...
恋バナ調査隊 2022-02-23 06:00 ラブ
好きな男性の匂い​​が落ち着く理由4つ&NGな場合の対処法
 好きな男性の匂いを嗅いだだけで、「なんだか落ち着く♡」と感じた経験がある人は多いでしょう。実は、これには理由があるよう...
恋バナ調査隊 2022-02-22 06:00 ラブ
“男性脳と女性脳”恋愛観の違い3つ&すれ違い回避のコツとは
「男性脳と女性脳で恋愛観に違いがある」と考える人は多いでしょう。実際、性別によって母性本能や狩猟本能など、特徴的な本能も...
恋バナ調査隊 2022-02-22 06:00 ラブ
男性が恋愛をフェードアウトしたくなる心理…回避するには?
 恋愛における“フェードアウト”とは、少しずつ距離を置かれて、最終的には別れてしまうことを言います。好きな人にそんな終わ...
恋バナ調査隊 2022-02-21 06:00 ラブ
好きな人にわざと送る誤爆LINE! あざといけど効果あり♡
 好きな人の気を引くために、わざと誤爆LINEを送る女性がいます。あざといテクニックではあるものの、男性からすると「わざ...
恋バナ調査隊 2022-02-20 06:00 ラブ
バツイチ男性が“再婚したくない”理由&結婚を意識させる方法
 お付き合いをはじめた男性がバツイチだった場合、こちらが結婚を望んでも「再婚したくない」と言われてしまうケースも多いよう...
恋バナ調査隊 2022-02-20 06:00 ラブ