子どもに会いたい…面会権を定めたのに娘に会えず苦しむ男性

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-12-11 06:00
投稿日:2021-12-11 06:00

前妻は「無理」の一点張り

どうして?(写真:iStock)
どうして? (写真:iStock)

 何度か前妻に対して「なぜ会えないのか」と連絡をするも「無理なものは無理だから」などと雑な回答しか返ってこないと、ため息をつく智史さん。前妻は智史さんより8歳年下とのことで、今年30歳になりました。やや歳の差があるため「これも世代間ギャップ? なんですかね?」と智史さんは困惑しています。

「娘が元気にしているなら、それは嬉しいことですけど、“会える”って決めて離婚していますから、特別な理由がないなら約束は守ってもらいたいんですよ。

 前妻のインスタグラムを覗くと、娘を連れてお出かけに行った写真なんかも出ているので、平穏に暮らしているのだとは思います。

 けれど、お出かけには連れて行くのに父親には会わせないっていう前妻の感覚がわかりません。こっちが希望した日に用事があったとしても、別日を提案してくれれば僕は合わせますし。

 面会の連絡をしても、そういう具体的な話にすら進んでいかないので、本当に理解できません。

 こっちが少しでも怒った文章を送ると『そういうところが嫌いで離婚したのよね!』とかって論点もずらされるし」

ただ娘に会いたいだけなのに

ただ会いたい(写真:iStock)
ただ会いたい (写真:iStock)

 元妻と会いたいわけでもヨリを戻したいわけでもなく、ただ約束通りに娘と面会したいだけだと強調する智史さん。

 埒が明かないので、共通の友人を介して、元妻たちの生活に探りを入れてみることにしたのだそうです。

 では、そこでわかった元妻サイドの事情とは……? 女性編に続きます。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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