第1回目はコチラ。
思いがけないキスに目覚めた本能
――以前からジムで憧れていた美女・R美さん(35歳・主婦・子供なし)と初デートで、いきなりキスまでいった。その後をお聞かせ下さい。
「はい、まさに青天の霹靂(へきれき)でした。昨日まで憧れていたR美さんが、自分と唇を重ねている事実に驚き、同時に興奮しましたね。
彼女の唇は柔らかくてあたたかくて……緊張のせいか、一緒に呑んだワインの味が一瞬で消え去りました。
僕はためらいつつも舌を差し入れると、彼女も舌を絡めてきたんです。『ぁふん……』と甘く鼻を鳴らしながらね。
ここまでくると、男なら『OKをもらったも同然』と思いますよね。だから、彼女の腰を抱き寄せ、さらに体を密着させながらキスをしたんです。
運よく周囲に他の人はいなかったから、自分でも大胆だと思うほど幾度も唇を吸いあげました。
久しぶりに訪れたドキドキのシチュエーションに、ズボンの中のペニスは熱く痺れ、激しく勃起していました。
妻とはすでに『家族愛』の状態で、セックスレスでしたから、オスの本能が目覚めたという感じです」
「会う」ではなく「逢う」にしたワケ
――続けて下さい。
「そのうち、人の気配がしたので、僕たちはキスを解きました。家族連れが通り過ぎるのを待って、僕たちも帰路についたんです。二人とも自宅はこのエリアですから、人目に付かないよう裏道を通って途中で別れました。
帰宅後も、R美さんとのキスのことで頭はいっぱいです。
お腹いっぱいでしたが、妻が用意してくれた食事は何とか残さず食べましたよ。罪悪感からか、妻にはいつも以上に優しく接してしまって……自分でも『普段どおりにしなきゃ』と言い聞かせました。(笑)
自宅マンションは、リビングとダイニング、中3の息子の部屋、夫婦の寝室、僕の書斎があるのですが、食後はすぐに書斎に入ってスマホをチェックしました。
R美さんとの食事中、LINEのアドレスを交換したんです。R美さんからメッセージが入っていました。
『先ほどはありがとうございます。今自宅に着きました。ステキなひと時でした♥』ってね。ハートマークに、嬉しさがこみあげてきましたね。
僕も返信しようと『R美さん、今日はありがとうございました。こちらこそ、至福の時間でしたよ。またジムでお会いしましょう』と書きこみました。
ハートマークをつけようか迷ったのですが、つけるのをやめて、その代わり、『ジムでお会いしましょう』を『ジムでお逢いしましょう』と書き直したんです。
単に「会う」のではなく「逢瀬」の意味ですね。
僕も君に恋焦がれているということを示したかった。そして送信しました」
――続けて下さい。
「それからは、毎日LINEをするようになりました。朝『おはよう』から始まり、『今度はいつジムに行きますか?』『今日は女友達と買い物です』など、他愛のないことですが、心は浮足立っていましたね。
男って45歳になっても、キスのドキドキをこんなに引きずるのかと、もう驚きましたよ。
もちろん、家族には絶対分からないよう、慎重に対応しました。
で、日時を合わせてジムでトレーニングした後、また二人で会おうということになったんです」
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