JUMP山田涼介“なにわ男子軽視”で物議も…蘇るマッチ事件

こじらぶ ライター
更新日:2022-01-21 10:47
投稿日:2022-01-21 06:00

賛否両論を呼んだファンの反応

光一(右)に憧れる山田だからこそ出た発言なのだろう/「O album」(初回盤)
光一(右)に憧れる山田だからこそ出た発言なのだろう /「O album」(初回盤)

 ジャニーズといえば、かつては先輩・後輩の上下関係に厳格だった。年齢や事務所在籍年数に関わらず、いつCDデビューしたかが一番の基準で、それに従い先輩グループに後輩Jr.がバックについて踊るのはよく見られる光景だ。

 カウコンでも、先輩・後輩ごちゃ混ぜのシャッフルユニットこそあったものの、後輩が先輩を従えるということはほぼ無かった。

 今回の山田の発言に対し、ネット上のジャニーズファンからは「正論」「よく言った!」と賛同する声が多くあがる一方で、

「ただでさえ1位になった時点でみっちー叩かれてたのに、それを助長させる発言」

「そう思ったとしても公に言うことじゃない。道枝くんかわいそう」

「自分が1位なら言っていいけど後輩が1位になったからってその発言は道枝のこと全然考えてない」

 といった批判的な意見も噴出している。

悪夢の「マッチ事件」とは…

 今回の投票は、古くからの年功序列にとらわれず、民意の反映を優先した形になったが、山田はそれに異を唱えた。

 だが、先輩への忖度が過ぎると、ジャニーズファンにとっての悪夢――「マッチ事件」のようなことにも繋がりかねない。「マッチ事件」とは、2014年のカウコンで、当時事務所の長男扱いだった近藤真彦(57)が35周年を迎えたことを祝し、ソロコンサート並みに15曲を延々歌い上げたことを指す。

 後輩も大先輩マッチを崇めるような演出に巻き込まれていたが、現地にいた観客は、人気若手グループ目当てだったため、あまりのマッチ接待ぶりに不満が大爆発したのだった。

忖度なしのリアルなランク付けは無理なのか

AKB総選挙では妹グループHKT48の指原莉乃(左)が本店AKB48の先輩・大島優子(右)を抑え1位になったことも/(C)日刊ゲンダイ
AKB総選挙では妹グループHKT48の指原莉乃(左)が本店AKB48の先輩・大島優子(右)を抑え1位になったことも /(C)日刊ゲンダイ

“初夢ユニット”は、先輩・後輩、関係なしのガチンコ勝負を隠すことなく披露し、事務所の風通しの良さを感じさせ、ひいてはベテラン勢のファンの奮起を促すことにもなるかもしれない良企画だったとすら思う。

 フジテレビといえばかつて、AKB選抜総選挙の生中継でも高視聴率を叩き出していた。こちらは小学生からアラサーまで、年齢、先輩・後輩グループ関係なく、1位の座をファン投票により競わせた。グループの不祥事で19年から総選挙自体が行われなくなってしまったが、リアルなランク付けが個々人の意識を高め、切磋琢磨する美しさを知らしめてくれた。

 ジャニーズも、年功序列に固執することなく互いに高め合うことは良い事だと思うのだが……。

こじらぶ
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ジャニーズ、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

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