子供の行事に別れた元夫を呼ぶべき? 卒園を前にして思うこと

孔井嘉乃 作詞作曲家・ライター
更新日:2022-03-08 06:00
投稿日:2022-03-08 06:00
 はじめまして。シングルマザー3年目の孔井嘉乃です。私には、6歳になる息子がいます。
 家庭の事情はそれぞれあって、離婚に至った経緯なんて誰とも分かり合えません。でも、「シングルマザー」になった女性に共通する思いは、きっとあると思います。
 まだまだシンママ歴が浅い私ですが、日々の中で感じていること、自分の中で消化できたこと、解決していないこと、そんなことをこの連載「シングルマザーもいいじゃない」で、綴りたいと思います。

離れて暮らす元夫を我が子の行事に呼んだほうがいい?

 自分が「シングルマザー」だと一番痛感させられるのが、我が子の行事かもしれません。親になってはじめて気づきましたが、入学式、参観日、運動会、お遊戯会、習い事の発表会など、両親揃って参加できる行事って意外と多いんですよね。

 コロナ禍の影響で「保護者参加は◯人まで」の制限がされるようになりましたが、それでもだいたいが2人まで。「パパママふるってご参加ください」と、言われているような気すらしてしまいます。

 そんな私の目下の悩みが、今月迎える幼稚園の卒園式に「元夫を呼んだほうがいいのか問題」です。

行事の時につい周りを見渡してしまう

 以前、「シングルマザーになったら突然色眼鏡がかかってしまう不思議」で触れましたが、物心ついた頃から私の父は海外出張にしょっちゅう行っていたので、行事に両親が揃って参加できなかったことがよくありました。

 でも、「父が来てくれたらよかったのに」とか、「父に見せたかった」など、そんなふうに思ったことは一度もありません。そのため、息子もそこまで気にしないんじゃないかな……と、思う反面、どうしても気持ちを想像してしまうのです。

 幼稚園での行事の時、つい周りを見渡しては「あ、◯◯くんママ、一人で来てる……!」なんて思ってしまう私。平日開催の行事も多くあったのでおかしなことではないのですが、無駄に気にしていました。

 シングルマザーになったことでかかった「色眼鏡」は、意外と根強いものですね(笑)。

息子に聞くべきか迷う日々

 小さな頃の私は行事に両親が揃わないことを気にしなかったものの、子供はひとりひとり違いますから、息子がどう思うかはわかりません。

 ところで。相変わらず、息子の前ではパパを立てている私(参考:「ムカつきながらも息子の前では「パパを立てる」と決めたこと」)。息子にとって元夫はヒーローのような存在(!?)で、面会日はすこぶる嬉しそうです。

 だから、「卒園式、パパに来てもらいたい?」と聞いたら、「うん!」と笑顔で答える姿が想像できますし、それを元夫に伝えたら「◯◯(息子)がそう言うなら、行ってもいいけど」なんて、「仕方ない。行ってやるか」的な言動をされるのも目に浮かびます。

 元夫にいいとこどりをさせて「かっこいいパパ」を作り上げてきたのですから、ある意味、私の作戦は成功しているのです。それが良くも悪くも裏目に出てしまい、息子に聞くべきなのか迷う日々を過ごしているわけなのですが……。

 ネットで「離婚後・行事・元夫」と検索すると、「離婚後にも両親揃って行事に来てくれて嬉しかった」のような、両親が離婚した子供の体験談がたくさん出てきます。

 うーん。タイムマシンに乗って、未来の息子に聞いてみたいですね! どうするのがベストなのか。

孔井嘉乃
記事一覧
作詞作曲家・ライター
3歳からピアノを始め、現在は作詞作曲家&シンガーソングライターとして活動中。2014年からウェブライターとしての活動を開始。得意ジャンルは美容、恋愛、ライフスタイル。コスメコンシェルジュ、日本化粧品検定1級、ベビーマッサージ資格、乳児心理+児童心理資格取得。
2016年、ママユニット「mamakanon」を結成。活動5年目にして、YouTube再生回数1,200万回達成。2020年、フレンチシンガーバイオリニストソングライターとのDuo「ellipsis」を結成。両者の絶対音感を活かしてカバー演奏などを行う。
1児のママ。特技は早起き。ウィスキーが好き。

◇孔井嘉乃公式サイトmamakanon公式 YouTubeチャンネルellipsis公式 YouTubeチャンネル

関連キーワード

ラブ 新着一覧


年上女性からの告白は“仕込み”次第…必死な印象も与えません
 年下の彼といい感じになっているのに、なかなか告白してくれない……。そんな悩みを抱えている人は多いようです。でも年上女性...
恋バナ調査隊 2022-06-01 06:00 ラブ
“俺ら合わない”発言の一撃!それでも別れたくない時の対処法
 自分は相手のことを好きなのに、「俺らって合わないよね……」なんて言われたらショックですよね。相手の気持ちが冷めたと思う...
若林杏樹 2022-06-01 06:00 ラブ
ブサメンこそメリット多数! 男も女も顔だけで判断しないで
 ブサメン男性に告白されたとき、「顔がちょっと……」と断ってしまう女性は多いようです。でも、ちょっと待ってください。実は...
恋バナ調査隊 2022-05-31 06:00 ラブ
不倫サレ夫の僕は悟った、女はシタタカで自立した生き物だと
 ステップファミリー5年目になる会社員ライターひでまるです。私は大学卒業と同時に、当時付き合っていた彼女と結婚→当時の妻...
クチャラー発覚!勝負デートで彼にドン引きされたエピソード
 大好きな彼とデートの日。致命的なミスをして彼にドン引きされた経験はありませんか? 女性からしたら普段何気なくしている...
恋バナ調査隊 2022-05-30 06:00 ラブ
「元彼から連絡来る」のはなぜ?秒でレスせず“理由”を考えて
 元彼から連絡が来たーー。そんな時はどう対処しようか考える前に「なぜ連絡をしてきたのか?」と、理由を探ることが大切です。...
恋バナ調査隊 2022-05-30 06:00 ラブ
「わざとFBを選んだんだけど?笑」サレ妻が送信した復讐LINE
 幸せな結婚をしたはずなのに、気づいたら夫に浮気をされる「サレ妻」になっていた……。  そんな悲しい思いをしている女性...
恋バナ調査隊 2022-06-01 12:35 ラブ
「だらしない彼氏」のトリセツ それでも好きならしゃーない
 付き合いはじめた彼氏のだらしない部分を見て、イライラした経験がある人も多いのではないでしょうか。でも、会うたびにだらし...
恋バナ調査隊 2022-05-29 06:00 ラブ
“モラハラ”に束縛まで…!突然変異した夫に困惑する41歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-05-28 06:00 ラブ
探偵つけて年下妻の浮気を確認!束縛夫に変貌した男性の悲哀
「冷酷と激情のあいだvol.92〜女性編〜」では、夫であるヒロシさんからの束縛が強くなってきていることに苦しむ妻・麻子さ...
並木まき 2022-05-28 06:00 ラブ
「来週もう一度話そう」女心を熟知してる!彼氏の神対応LINE
 世の中には、まるで悟りを開いたかのように優しい彼氏が存在します。彼女のわがままでさえ、すべて優しく受け止める彼氏の器の...
恋バナ調査隊 2022-05-28 06:00 ラブ
脈なしから一発逆転!「脈あり女」に昇格するための方法4つ
 気になる人ができると、彼にとって自分が脈ありなのかどうか気になるもの。なかには脈なしだと感じてしまい、告白する前に恋を...
恋バナ調査隊 2022-05-28 06:00 ラブ
将来有望なハイスペ男子 好きなタイプは美人とは限りません
 容姿端麗で経済力もあり、家柄も申し分なしのハイスペ男子。どうせなら、そんな人と恋愛したい!と思う女性は多いのではないで...
恋バナ調査隊 2022-05-27 06:00 ラブ
【男に走る女】母親が子どもを捨てて“恋愛”に溺れる深層心理
 お子さんがいるにもかかわらず家を飛び出し、他の男性と生きていくことを選ぶ女性が時々います。芸能人や有名人にもそうした女...
内藤みか 2022-05-26 06:00 ラブ
他人事じゃない!「夜の生活がなくなった夫婦」レス解決法
 結婚前は2人でいちゃいちゃする時間もあったのに、結婚してから夜の生活がまったくなくなってしまう夫婦はとても多いようです...
恋バナ調査隊 2022-05-26 06:00 ラブ
人生一度きり「イケメンの彼女」目指しちゃう? 特徴は?
 見た目がすべてとは言いませんが、やはり彼氏がイケメンだと人に自慢したくなるものですよね。そんな世のイケメン男性たちは、...
恋バナ調査隊 2022-05-26 06:00 ラブ