44歳独女、「10年メモ」を始めました。2022.4.5(火)

コクハク編集部
更新日:2022-04-05 06:00
投稿日:2022-04-05 06:00

日記の続かない女が始めた「10年メモ」

 日記というものが続きません。44年間生きてきて、一週間と続いたことが一度もありません。どちらかというと粘り強いタイプ(往生際が悪いともいう)なので、物事を投げ出すことはあまりありませんが、日記だけはなぜか続きません。

 そんな三日坊主常習ですが、この4月から「10年メモ」を始めました。我ながら性懲りもなくよくもまあと飽きれますが、トライしてみたくなったのだからしょうがない(苦笑)。

「10年メモ」の存在を知ったのは、ある男性タレントがトーク番組で紹介していたのがきっかけです。そのタレントさんは友人からの贈り物だという「10年メモ」を私物のバッグから取り出し、思いついた時に気ままにメモしていると話していたのですが、その分厚い冊子の佇まいにソッコーでやられてしまいました。一目惚れってやつです。

どんな仕様? どんな中身?

 番組の放送は昨夏ですぐに「10年メモ」とググって、公式サイトをブックマーク。出版レーベル「nu(エヌユー)」が発売している「10年メモ」で、昨年12月の発売と同時に銀座の蔦屋書店で購入しました。創業97年の老舗製本所「松岳社」による丈夫な糸かがり製本。手に取った瞬間から風格が……。

 1冊3300円(税込み)。1年間330円の日記帳と考えれば、むしろリーズナブル?

 見開き1ページには、1日ずつ10年分のメモ欄が並んでいて、10年間の同日の記録が一目で見返せる仕掛けになっています。1日分の書くスペースは短冊状の“猫の額”ほどで、三日坊主常習が挑むには無謀ともいえる「10年間継続」というハードルをグンと下げてくれます。

 でもって、10年日記ではなく10年メモというネーミングを付けたセンスと販売戦略に脱帽。見習いたいものです。

重さ700グラム超!持ち運びは無理でしょう

 A5より一回り小さなサイズ感ですが、重さは785グラム(筆者測定)。11インチのiPadが約500グラムですので、なかなかヘビーな重さです。男性タレントは肌身離さず持ち歩いているようでしたが、荷物の多い一般女性が携帯するのは現実的ではない。

 すきま時間を利用して書くというより、自宅で一日の終わりに書くことを習慣化できたら長続きしそうです、ハイ。

これからの10年、どう生きるか

 40代も半ばになりましたが、「四十にして惑わず」とは程遠い日々を送っています。結婚の有無や子どもの有無にかかわらず、そんなふうに感じる同世代の方は多いのではないでしょうか。

 それでも人生100年時代ともいわれる中で、着実に折り返し地点は近づいてきています。

 そんなタイミングで10年メモという存在を知ったのは、何か意味があるのかもしれません。これからの10年間を肩ひじ張ることなく、時に振り返り、時に未来に思いを馳せ、自分自身と向き合う機会が持てたらいいな……。

 10年後(54歳!)の自分はまるで想像がつきませんが、とりあえず、一週間後、一カ月後、そして2022年の年末も書き続けていられますように。

2日目にして書き間違えましたが…

 2022年版の「10年メモ」はコットンブラック、プレーン、グリーン、レッド、ネイビーの全5色。4月始まりなのでまだ十二分に間に合いますが、公式サイトでは完売しているカラーもあるようです。

 ちなみに書き始めて2日目。ページをめくる習慣がついていないわ、注意力がないわで、2023年4月1日の欄に間違って書いてしまいました。修正液でごまかそうかとも思いましたが、これも立派な思い出! ぐるぐる書き潰してなかったことに……。

 うーん、続くかな(苦笑)。

(編集O)

「10年メモ」 2022-2023 → 公式HP

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


手のぬくもりとともに
 自然と手を合わせるときの気持ちって、  みんな、おんなじだよね。
実りの秋! 澄みわたる青空の下“たまたま”狩りに出かけませんか?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
女と水がいっぱいだ…『娑婆』は何て読む? ヒント:「娑婆はいいな」
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり癒し漫画/第83回「迷いインコ歌をうたう 前編」
【連載第83回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
中目黒「ダコー」はまだ大混雑? 代官山「無印良品」新店はオサレな店員さんだらけだった!【秋の東京散歩】
 8月のオープン時には話題を呼び、大行列をなしていた中目黒のパン屋「ダコー(dacō)」。あれから2カ月が経ち、やっぱり...
下世話な仕事がバレた? 夫や息子の「意外な反応」で主婦が気づいたこと
 大崎の高層マンションに暮らす華は、テレビ局に勤める夫・大輔と二人の子供に囲まれ悠々自適な専業主婦生活を送っている。毎日...
地味な女に負けた? 夢を諦めた“こたつライター”の「プライド」が砕かれるまで
 大崎の高層マンションに暮らす華は、テレビ局に勤める夫・大輔と二人の子供に囲まれ悠々自適な専業主婦生活を送っている。毎日...
私の「仕事」は夫に内緒。専業主婦が下世話なゴシップにのめり込むワケ
 夫を仕事に、ふたりの息子を小学校に送り出してからが、自分の時間だ。  長時間かけて丁寧に淹れたブルーマウンテンを...
プロ作家・村上龍先生をリスペクト。64歳のプロ童貞が語る「自己啓発本を好きなこれだけの理由」
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
「#男児ママ」トレンド入り 小学校低学年の息子が大浴場で誰かに触れて問題になったら?【弁護士解説】
 9月末、X(旧ツイッター)で「男児ママ」がトレンド入り。これは男児を銭湯や温泉、または女子トイレに連れてくる男児の母親...
え、これだけで? 爆速で人と仲良くなれる「超簡単」なテクニック
 みなさんは距離を縮めたい人にはどんな風に接していますか? 私はミリ単位でジリジリ近づくことが多いのですが、スナックでの...
ボサ髪にギョッ! 100均ヘアグッズで「ちゃんとした女」に変身できる?
 写真や動画を見返した時、自分の髪がボサボサすぎてギョッとしました。「いい加減ヘアセットくらいしようよ」と出かける前の自...
最近の小学校で教わる「ふわふわ言葉」って何? 大人こそ大切にしたい心地よい言葉6選
 皆さんは「ふわふわ言葉」を知っていますか? 最近の小学校の教育現場で教材になっている、子供だけでなく大人こそ改めて大切...
プー太郎君の「ほよよ顔」に癒される~♡ 猫カフェで至福のひと時
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「リンドウ(竜胆)は仏花」と決めつけるのはもったいない! “花が咲くリンドウ”を楽しんで
 日中は冷房、夜は毛布をかけて寝る不思議な時期です。これを秋と呼んでいいのかは迷いますが、季節の移ろいを感じる今日この頃...
「あー家が狭い!」4つのイライラ解消法。プチ優雅な暮らしを諦めない
 家が狭いとイライラしてストレスが溜まりますよね。物にあふれた部屋を見るだけで、どっと疲れが押し寄せてきます…。でも、ち...