何度もキスを…そして彼の手が乳房に
ーー続けてください。
「私たちは校舎の前に停めた車中で、いくどもキスをしました。顔を傾け、舌を差し入れ、唾液を交換して……しばらくすると、彼の手が私の乳房をやわやわと揉み始めたんです。
私は『ああっ』と自分でも恥ずかしいほど、淫らな声をあげてしまいました。
久しぶりに男性に触れられる乳房は、自分でもわかるほど、乳首がツンと勃っていて……。
『柔らかくて、大きい……すごく魅力的だ』
K君は、真珠のネックレスがかかる首筋に唇を押し当てながら囁きました。
そして、洋服の上から乳首を弾かれて……。
体が火照り、パンティの奥からトロリとしたものが滲みだしました。ベージュのワンピースにシミがついたらどうしよう……そんなことも頭をよぎりましたが、乳房を揉みしめる彼の手の力がいっそう強くなって……私、『ああっ……K君』と叫び、胸をせり出していました。
体は完全に欲情していました。
呼吸は浅く、はやくなり、時おり通る対向車を気にしながら、それでも抱きしめ続け、キスをし続けたんです。
幸せでした。心から幸せでした。
3年間ずっと恋焦がれていた彼と、こんな関係になれるなんてーー。
私の欲情の火はもう消すことなどできません。
雨が降る中ホテルへ
キスを解いた彼が「ホテル……行こうか」と呟いた時には、彼に抱かれる嬉しさとともに、初めて不倫をする罪悪感がふつふつと湧いてきて……。
その時、ちょうど雨が降ってきたんです。
『じゃあ、行こうか』とアクセルを踏み、車は一路ホテル街へと向かったんです。
『本当にいいの?』『今なら引き返せるわよ』ーー私の心は複雑でした。
ただ、憧れだった彼に抱かれるのですから、やはり嬉しさのほうが勝りましたね。今まで封印していた、私の『女』が顔を覗かせてきた、とでも表現したらいいのでしょうか……?
車がラブホテルの門をくぐり、駐車場に停車しました。
彼を見つめると、『大丈夫、E子さんが嫌がるようなことはしないよ』と言ってくれて……。車を降り、エントランスで部屋を決め、2人でエレベーターで向かいました。
「嬉しい…幸せ」熱い抱擁に感じる幸福感
個室に入るなり、私たちは再びきつく抱きしめ合ったんです。
キングサイズのベッドを横目に、『嬉しい……幸せ』と、私は彼の腕の中で喜びを伝えました。
そんな彼も、今まで以上にきつく抱きしめ返し『E子、E子……』と名前を呼んでくれて……。呼び捨てで呼ばれたことなどなかったから、幸せで……。
体は汗びっしょり、パンティの奥もドロドロです。
互いの鼓動は同化するように高鳴っていました。ほのかに香る彼の汗の香りや厚い胸板が、私の下腹をよりいっそう疼かせました。
彼に手を引かれるまま、私はベッドに倒れ込んだんです。
続きは次回。
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