鶏肉×ネバネバは相性抜群！
塩味のついた、しっとりした薄切り鶏肉は、それだけでもおいしいもの。どんなお酒にも合います。今回、作ってもらったのは、薄切り鶏肉に、ネバネバのオクラソースをかけた一品。
噛みしめると鶏肉のうま味が口の中に広がります。オクラの塩加減とネバネバは、想像した以上に薄切り鶏肉との相性が抜群です。
「鶏肉の上にのせるのは、山芋でもいいですし、刻んだキムチでもおいしいですよ。茹でた鶏肉や蒸した鶏肉は、ほかの食材とケンカしませんからね。オクラソースは、冷凍オクラをみじん切りにしたものです。塩、こしょう、オリーブオイルで味付けしています。混ぜるとネバネバします。鶏肉の上にかけるソースは、いくらでも考えられる。冷蔵庫の中にあるモノで試せば、バリエーションが広がるはずです」
低カロリーで腹持ちもいい。カンタンに作れるから、覚えておくと便利な一品です。
【材料】
・鶏むね肉 100グラム
・冷凍オクラ 3本くらい
・酒 大さじ1
・塩 小さじ2分の1
・こしょう 少々
・オリーブオイル 少々
・パプリカ
【レシピ】
（1）水、酒、塩少々を入れた鍋に、鶏むね肉を入れて茹でる。
（2）火が通ったら、自然に冷ます。
（3）オクラ（冷凍）は小口切りし、塩、こしょう、オリーブオイルで混ぜ合わせて、味を調える。
（4）鶏肉の皮をむく。
（5）鶏肉を薄切りにして皿に盛りつけ、上からオクラソースをかける。
（6）刻んだパプリカを彩りにのせる。
本日のダンツマ達人…澤野万作さん
▽澤野万作（さわの・まんさく）
1949年、静岡県生まれ。20歳の時、上京。都内の料亭をはじめ、和食店で修業。著書に、鬼平犯科帳由来の長谷川平蔵に食べさせたい料理を書いた「鬼平舌つづみ」（文春文庫）や、「ワイルドにいこう！アウトドアクッキング」（永岡書店）。趣味はサーフィン、キャンプ。
▽さわ野
2019年6月にオープン。四谷周辺で35年間、和食店を開いていることもあって昔からの馴染み客で賑わう。常連客は落ち着いたサラリーマンが多い。日本酒、焼酎の品揃えも豊富だ。
東京都新宿区荒木町3-19桑沢四ツ谷ビル1階
（日刊ゲンダイ2020年7月3日付記事を再編集）
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