家飲みだけどちょっと贅沢したい日に♡
だしの香りと湯気が食欲をかきたてます。身も心もほっこりと温まる一品です。
甘じょっぱいふわふわの煮穴子と、アツアツの豆腐を、卵が優しく包んでいます。ゴボウの野趣あふれる風味がいかにも体によさそう。食感のアクセントにもなって箸が進みます。
「柳川鍋といえばドジョウですが、一般家庭ではなかなか用意できないですよね。そこで今回は、煮穴子を使いました」
煮穴子はスーパーで手に入ります。少々お値段は張りますがウナギのかば焼きで作ってもいいですね。ごはんにかけて柳川丼にすれば、夜食にもぴったりです。
お好みでさんしょうをかけて召し上がれ。
【材料】
・煮穴子 1パック
・豆腐 4分の1丁
・ゴボウ 3分の1本
・卵 1個
・三つ葉 適量
・刻みのり 適量
・だし汁 100㏄
・濃い口醤油 大さじ1
・みりん 大さじ1
【レシピ】
(1)ゴボウはよく洗ってささがきにして、水にさらしあく抜きをする。
(2)煮穴子と豆腐は食べやすい大きさで。
(3)鍋にだし汁と調味料を入れあく抜きしたゴボウと、2を入れ火にかける。
(4)くつくつしてきたら溶き卵をまわし入れて蓋をする。卵の固さはお好みで。
(5)器に盛って三つ葉、刻みのりをかける。
本日のダンツマ達人…野田義彦さん
▽野田義彦(のだ・よしひこ)
会社勤めを経て、24歳で跡を継ぐため入店。アルタ裏の旧店舗から現在の場所に移転した2011年に、正式に2代目を継いだ。優しい笑顔と穏やかな口調が人気の癒やし系店長。先代のおとうさんからも「完璧」と言わしめる腕の持ち主。
▽のだぴん
新宿・歌舞伎町で30年余り。76歳の「おとうさん」こと野田一彦さんと、76歳の「おかあさん」こときみ子さん、それに2代目の義彦さん3人が切り盛りするアットホームな居酒屋。新鮮な魚介と、「おとうさん」の出身地である山梨の郷土料理をアレンジしたメニューが人気。同じビルの4階では妹の久美子さんがカラオケバーを営んでおり、そちらへの出前も対応。のだぴんのお料理を、歌いながら楽しむこともできる。
東京都新宿区歌舞伎町2-45-7 石井ビル3階
(日刊ゲンダイ2020年7月11日付記事を再編集)
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