私の中の“どす黒い”ものが…身体だけの恋愛モドキを繰り返す

tumugi・ひでまる ツレ婚夫婦ライター
更新日:2022-07-05 17:40
投稿日:2022-06-28 06:00
 ステップファミリー5年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザーを経て「ひでまる」と再婚。今では3人目の子どもが誕生し、5人家族で暮らすアラサーです。
 子連れ離婚&シングルマザーとなった私を常に苦しめた悩みは「お金」です。本連載は当時を振り返りながら、ひでまるとともに実体験に基づく「離婚・再婚のリアル」をお伝えします。

新たに気付いた欲求と、本音

 シングルマザーの生活も1年過ぎ、非日常だった毎日が日常になりつつある頃。子どもたちも祖父母に囲まれ、時に厳しく、時に甘やかされながら楽しそうに過ごしていました。

 当初は娘の出戻りを許さなかった父親も、孫の可愛さには勝てなかったのでしょう。ぶつくさ言いながらも、少しずつ態度が軟化していき、最終的には子どもたちへおもちゃを大量に買ってきて、喜ぶ顔を満足げに眺めるという立派な孫バカへと成長したのでした。

 念願の安定した幸せを手に入れた私。しかし、心のどこかではその現実に少し物足りなさを感じていたのです。

 そんな時に保育園の運動会がありました。グラウンドには、可愛い我が子を見ようと両親がこぞって集まっています。当たり前ですが、大多数の方が夫婦2人で見に来ていました。普段はお迎え時にすれ違うママさんも、今日は隣に旦那さんを連れて、仲良さげに話しています。

(これが正しい家族の在り方なのかもしれない)

はじめて芽生えた「羨ましい」という感情

 そんな光景を見て、はじめて「羨ましい」という感情が私の中で芽生えたのです。今までは、目の前のことに精一杯過ぎて気にも留めていませんでした。しかし、こうやって改めて幸せな家族の姿を見てしまうと、自分の中のどす黒いなにかがふつふつと湧き出てきます。

(あぁ、私は自分から離婚したくせに周りの夫婦を羨ましいと思っているのか)

 そんなふうに感じてしまった罪悪感と、「私だって本当は離婚なんかしたくなかった」という被害者意識がごちゃまぜになり、複雑な気持ちに……。

 これ以上考えると気持ちが沈むばかりなので、今は子どもたちの一生懸命頑張る姿に集中しようと無理やり気持ちを切り替えたのでした。

 人間とは欲にまみれています。ひとつ満足すると、また新しい欲求が生まれてしまうのです。私も例に漏れず、その欲求に悩まされることになるのでした。

tumugi・ひでまる
記事一覧
ツレ婚夫婦ライター
10代で結婚、20代で離婚した3人の子を持つ占い師ライターtumugiと、元妻に2回も不倫サレてバツイチとなった会社員のひでまるが出会い、ステップファミリー(子連れ再婚)に。夫婦ともにFPの資格を所持し、保険会社勤務の経歴を持つ。自らの体験から『ステップファミリーの本音』をテーマに情報発信をしている。ステップファミリーを目指す方の背中を押すべく占い×実体験のアドバイスを用いて活動中!
ブログYouTubeXInstagram公式LINE
◆相談はこちら

ラブ 新着一覧


ぞぞっ!パートナーが“DV男”かどうかを見抜く質問と禁句の話
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする本連載。今回は番外編です。のべ3000人以上の離婚案件の相談に乗ってい...
内埜さくら 2021-10-12 06:00 ラブ
次のデートに♡カラオケデートの4つのメリット&成功の秘訣
 彼とのデートが決まったら、「どこに行こう?」と、盛り上がるプランを考える人も多いでしょう。デートといえば映画や遊園地と...
恋バナ調査隊 2021-10-11 06:00 ラブ
恋愛に見返りを求めてしまう人必見!デメリット&抜け出し方
 好きな人と付き合えただけで幸せを感じていたはずなのに、交際が進むにつれて「もっと愛されたい」と欲張りになる人は少なくあ...
恋バナ調査隊 2021-10-11 06:00 ラブ
LINEに隠された彼の本心は? 文章から分かる男性心理5つ
 男性の知り合いや友達とLINEのやりとりをしていると、「ん? これってどういう意味だろう?」と、相手の本心が気になるこ...
恋バナ調査隊 2021-10-10 06:00 ラブ
一緒に暮らしているのに“ホウレンソウ”を怠る彼に募る苛立ち
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-10-09 06:00 ラブ
最低限のマナーなのに…謝罪も感謝も言えない恋人に呆れる彼
「冷酷と激情のあいだvol.59〜女性編〜」では、恋人からの“ホウレンソウ”が不十分であることに、怒りを抱き続ける女性・...
並木まき 2021-10-10 05:34 ラブ
「もう、うんざりだ」夫から離婚を告げられる妻の6つの行動
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。離婚を切り出すのは女性からというイメージはもはやありません。ここ最近目立つの...
山崎世美子 2021-10-09 06:00 ラブ
シンデレラに学ぶ恋愛に効果的な心理学♡ 終電で帰るべき理由
 誰もが知っている「シンデレラ」の話。ガラスの靴を持って探しに来た王子様と結ばれるというファンタジーに、ときめいた女性も...
恋バナ調査隊 2021-10-08 06:00 ラブ
カップルの同棲はデメリットが多い?幸せに暮らすためのコツ
 カップルの同棲は、「家賃の負担が減る」「結婚前のシミュレーションができる」などのメリットがある一方、きちんとルールを決...
恋バナ調査隊 2021-10-08 06:00 ラブ
口下手彼氏の気持ちを探るポイント5つ&上手な付き合い方
 好きな男性から、言葉で愛情を表現されると安心する女性は多いでしょう。でも、男性の中には、言葉にしなくてもちゃんと愛情を...
恋バナ調査隊 2021-10-07 06:00 ラブ
浮気された過去から彼を疑ってしまう…不安を消す3つの方法
 過去に浮気されたことのある女性は、「信じていたのに裏切られた」というトラウマから、恋人をどうしても疑ってしまうと苦しん...
恋バナ調査隊 2021-10-07 06:13 ラブ
おひとり様の期間が長すぎて…どんな人を恋人にすればいい?
 一人でいる時間が長くなれば長くなるほど、次の恋愛へのフットワークが重くなりがちですよね。最近はアプリなどで異性に出会え...
若林杏樹 2021-10-06 06:00 ラブ
“恋愛したい”と言う男性の心理って? 本音を見極めるポイント
 男友達から「恋愛したい」と言われると、ドキッとしてしまいますよね。「もしかして、これって告白?」なんて、舞い上がってし...
恋バナ調査隊 2021-10-06 06:00 ラブ
倦怠期かもしれない…5つのチェックポイント&乗り越え方
 交際期間が長くなると、どんなカップルにも訪れるのが「倦怠期」。もちろん、倦怠期知らずのカップルもいますが、ごく稀しょう...
恋バナ調査隊 2021-10-05 06:00 ラブ
“リアル離婚弁護士”が説く「結婚したら地獄な男性」特徴8つ
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする本連載。今回は番外編です。のべ3000人以上の離婚案件の相談に乗ってい...
内埜さくら 2021-10-05 13:29 ラブ
彼氏の浮気を許すor許さない? 判断ポイント&許す時の心構え
 彼氏に浮気されたら誰だって悲しいものですが、その後の対応は人によって異なります。あっさりと別れを選ぶ人もいますが、愛情...
恋バナ調査隊 2021-10-04 06:00 ラブ