注意点の次は…スメハラ問題を解消するための4つの対策
スメハラに対して一人で対処するのは、さまざまなリスクが伴うことがわかりました。では、スメハラ問題を穏便に解消するにはどうしたらよいのでしょうか? 賢い4つの対策事例を見てみましょう。
1. 全体周知として伝える
臭いがする本人に直接指摘するのは、センシティブな内容であるためリスクが大きいです。そこで、全体周知として伝える方法があります。
「『社内には匂いに敏感な人もいるので香水は控えめに、たばこや体臭がきつくないかチェックしましょう』と定例MTGの最後に上司から遠回しに伝えてもらいました。特定の個人を傷つけずに済むのでとっかかりとしてはいいと思います」(40代・IT勤務)
2. 直接臭いを防ぐ
スメハラ問題で相手に伝える方法もひとつですが、社内に漂う臭いを直接取り除ければ問題ありませんね。
「ウイルス対策と銘打って、脱臭機能付きの空気清浄機を増やす、消臭剤を気づかないところに置く、社内の換気を徹底するなど、消臭に力を入れれば意外と臭いが消えることも多いので一役買っている気がします」(40代・メーカー)
3. 仲の良い同性の人に伝えてもらう
遠回しに対策しても効果がないなら、本人に伝えることも検討しましょう。注意点としては必ず「同性の人に伝えてもらう」ことです。
「同僚の男性の体臭がきつかったため、彼と仲の良い男性社員にネタっぽいノリでそれとなく注意してもらいました。おそらく女性の私から『体臭がきつい』と伝えられるよりも、彼も傷付かずに済んだと思います」(40代・営業)
4. 直接指摘しない
スメハラに悩んでいても、本人に直接臭いを指摘するのは、リスクが高すぎます。臭いに悩んだら、まず最初は必ず会社に相談するようにしましょう。
「スメハラに悩んでいましたが、直接注意せずに会社の担当部署に相談しました。結果、個人名を伏せて担当部署からの指摘として声がけしてもらえました。個人同士の人間関係がこじれると社内の雰囲気も悪くなるので、個人を特定できない対処で正解だったと思います」(40代・アパレル)
スメハラの注意点を頭にいれて賢く対処しよう
ハラスメントの中でも、悪意がないスメハラはやっかいな問題です。事前に注意点を頭に入れておかないと、被害者であったはずのあなたが知らないうちに加害者になってしまうかもしれません。
ぜひ、この記事を参考にして、穏便に賢くスメハラに対処していきましょう!
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