書類だけの妻がいいけど…レスなのに求婚した潔癖男の言い分

並木まき ライター・エディター
更新日:2022-10-01 06:00
投稿日:2022-10-01 06:00

両親が心配…本当は書類だけの“妻”がいいけど

 こう話すマサムネさんは40代後半まで独身を貫いてきたものの、最近になって「高齢になってきた両親が心配で、ぼちぼち結婚しないといけないなって考えている」とのこと。

「介護とかさ、いろいろと現実的な話が見えてきているから……。この歳だから結婚して“妻”という存在がいないと、今後いろいろ厄介かなと思ってね。

 いや、妻になる人に親の介護を押し付けるつもりはないけれど、やっぱり息子が40代後半で独身っていうのは見栄えも悪いだろうし、両親も僕のことが心配になるだろうしね。

 本当は別居婚で、書類上だけ“妻”になってくれる女性がいてくれればいいんだけど、残念ながら、そんな都合のいい女性とはこれまでも出会えなかったしなぁ……」

妥協してでも結婚するなら、今の彼女

 同世代と比較し、高収入かつ資産もあるマサムネさんには、これまでも多くの女性が寄ってきていたそう。しかしみんな「普通の恋愛関係を求めてくるので、僕が嫌になってしまって続かなかった」と振り返ります。

「この前から付き合っている花奈ちゃんは、そういう意味では僕に対して何も文句を言わないし、僕のペースで付き合わせてくれるから、これまで付き合った女性のなかでは一番楽だなぁ。

 体の関係がないことに不満はあるみたいで、ちょいちょい軽い文句みたいなことは言ってくるけど、喧嘩になるレベルまでは踏み込んでこないから助かっているし。

 花奈ちゃんは僕が考える理想の女性ではないし、むしろ理想のルックスからはかけ離れているけれど、妥協してでも結婚するなら花奈ちゃんがいいのかもしれないなって考えているんだよね」

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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