久しぶりの友人に会って「中学生」に戻った 2023.2.8(水)

小原玲 動物写真家
更新日:2023-02-08 06:00
投稿日:2023-02-08 06:00
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナガの写真とともに、勉強に仕事に恋愛に、毎日をがんばる私たちの背中を押してくれる、きょうのシマエナガちゃんの“ひとこと”です。

 学生時代の同級生と集まると、一瞬で「あのとき」に戻るのはなぜだろう。

 数年ぶりでも、それぞれの環境や立場が変わっても。おしゃべりが始まれば、みんな中学生の顔になっている。

 あの頃の底なしの食欲はどこかに行ってしまって、それなのになぜだか太りやすくなって、こめかみの白髪も気になり始めたけど、ふとした瞬間に旧友の「変わらない一面」を見つけてホッとする。

 お互いずいぶんと遠くまで来てしまった気がするけど、その時々での役割をこなしながらも、ずっと持ち続けていたい気持ちがある。

 次に会える日を楽しみに、「じゃあまたね」と小さく手を振った。

小原玲
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動物写真家
1961年、東京都生まれ。茨城大人文学部卒。写真誌「フライデー」の専属カメラマンを経て報道写真家として国内外の雑誌での活動後、動物写真家に転身。近著に写真集「シマエナガちゃんの日々 - ぼくはここにいるよ -」(ワニブックス)や「Kiss!」(小学館)や「アザラシの赤ちゃん かわいいのヒミツ」(講談社)などがある。2021年11月、永眠。
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