大切な人が今日も無事に帰ってきますように 2023.2.1(水)

小原玲 動物写真家
更新日:2023-02-01 06:00
投稿日:2023-02-01 06:00
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナガの写真とともに、勉強に仕事に恋愛に、毎日をがんばる私たちの背中を押してくれる、きょうのシマエナガちゃんの“ひとこと”です。

 手もとのスマホで気軽に連絡がとれる時代。最近は長文よりも、短文でのやり取りを好む若い人も増えているみたいだね。

 ある時期、人と一緒に住んでいて、遅い時間に帰ってくる方が「これから帰るよ」と連絡をするのが暗黙の了解だったんだ。ルールを決めたわけじゃないけど、気付いたらそうなっていた。

 ある日、時間がきても連絡がなくて、最初は「そういう日もあるさ」と思っていたけれど、「事故にでも巻き込まれたんじゃないか?」とだんだん心配になってきた。

 結局、出先でスマホの充電がなくなっただけだったんだけど、もっと前の時代の人たちは、一体どんな思いで家族の帰りを待っていたんだろう? きっと、不安なことや心細いこともあっただろうね。

 未来は予想がつかないから、「いってらっしゃい」「いってきます」と玄関で交わした言葉が、最後の会話になる可能性だってある。そうでないことを祈るけど、いつだって悔いのないようにしておきたいね。

小原玲
記事一覧
動物写真家
1961年、東京都生まれ。茨城大人文学部卒。写真誌「フライデー」の専属カメラマンを経て報道写真家として国内外の雑誌での活動後、動物写真家に転身。近著に写真集「シマエナガちゃんの日々 - ぼくはここにいるよ -」(ワニブックス)や「Kiss!」(小学館)や「アザラシの赤ちゃん かわいいのヒミツ」(講談社)などがある。2021年11月、永眠。
facebookblogX

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


お酒好き女子にオススメ とっておきの「二日酔い対策」4選
 二日酔いって本当にツラいですよね。吐き気、頭痛、胸焼けの症状に苦しみながら出勤とか、考えただけでもぐったりです。でも、...
まるくて、ふわふわ…“にゃんたま”を愛でて幸せな気持ちに
「にゃんたま」に、ひたすらロックオン!猫フェチカメラマンの芳澤です。  肉球、ふぐふぐ、尻尾…と、どのパーツを見て...
1滴で1週間のストレス解消? 強い女性こそ“涙活”のススメ
 大人になればなるほど、泣けなくなるのが世の常。たとえ失恋したってグッと堪え、仕事や次の恋愛に向かえるパワーを身に付けて...
子供は無条件にかわいい…でも保育園の現場は大変なんです
 こんにちは、小阪有花です。ご存じの方もいるかと思いますが、私は2009年に芸能界(旧芸名:小阪由佳)を引退後、引きこも...