塩こうじとナンプラーの下味がポイント
スーパーで材料をそろえたら、あとは混ぜるだけ。あっけないぐらいに簡単で手軽にできますが、味わいは本格派です。
「味の決め手はサルサソースの酸味です。最近はどこでも普通に売ってますし、あると便利ですよ。ケチャップで代用も可能ですが、味が少し間抜けな感じになってしまいます。酸味が加わることで、味がガラリと変わるから面白いんですよ」(濵田さん)
酸味は辛さをやさしくします。ねっとりとしたエビの甘味と一緒にピリッとした刺激が感じられるのも面白いんです。甘さ、酸っぱさ、辛さが口の中で複雑に絡み合い、お酒を誘います。
塩こうじとナンプラーの下味も、味に奥行きを与えています。このあたりは素人にマネできない芸当。
「きりっとした白ワインとよく合いますよ」
カナッペのようにクラッカーにのせて、おしゃれなつまみに仕上げましょう。
【材料】
・甘エビ 6本
・塩こうじ 少々
・ナンプラー 少々
・クラッカー 適量
・プチバジル 適量
・サルサソース 60グラム
・豆板醤 5グラム
・ラー油 1グラム
【レシピ】
(1)甘エビに塩こうじ、ナンプラーで下味をつけ、10分ぐらい置く。
(2)サルサソース、豆板醤、ラー油を混ぜて1に和える。
(3)2をクラッカーに盛り、プチバジルを添える。
本日のダンツマ達人…濵田利彦さん
▽濵田利彦(はまだ・としひこ)
1977年、徳島県生まれ。高校卒業後に中華料理の老舗「銀座アスター」に入り、関西や首都圏の店舗で10年間、料理人として修業を積む。伊豆のオーベルジュなどでソムリエやサービスを経験したのち独立。2019年5月、学芸大学に同店をオープン。
▽ファーム・スタジオ・ニーマルサン
誰もがオーダーする「阿波牛の四川麻婆豆腐」は、自家製豆板醤のうま味と鮮烈な山椒の刺激がクセになる一品。白子やシマチョウが入ったオリジナルメニューも外せない。もうひとつの看板メニュー「デトックス・サラダ」は、40種類以上の野菜を混ぜ合わせたもの。香りのチョイスで「山椒」を選べば、しびれる辛さが口いっぱいに広がる。阿波尾鶏、阿波匠豚と、シェフの出身地・徳島のブランド肉を使った料理も人気。
東京都目黒区鷹番2-20-4 学大十字街ビル203
(日刊ゲンダイ2020年9月24日付記事を再編集)
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