3-4. 時間をかけてゆっくり食べる
早食いをしてしまうと、糖質が急激に吸収されてしまいます。その結果、血糖値が急激に上がり、糖化が進んでしまうのです。
また、早く食べると満腹中枢が刺激されないまま食べ進めてしまい、食べ過ぎる原因にもなります。
まずは、一口目だけでもいいので、30回程度、しっかり噛んで食べてみましょう。また、一口食べたら箸を置く、という習慣をつければ自然とゆっくり食べられるようになります。
3-5. 食後1時間に軽く運動
食後の血糖値は30分~1時間くらいで上昇します。その血糖値が上がってきたタイミングで運動をすれば、血液中の糖分が使われ糖化を防ぐことができます。
運動といっても、激しい運動でなく軽い有酸素運動がおすすめです。
通勤時に階段を使ったり、家事をしながらからだを動かしたり、ウォーキングを習慣づけたりなど、意識して運動することにより、高血糖が防げ糖化の予防につながります。
4. 糖化を抑えていつまでも若々しく!
「糖化を抑えるのが、若さを保つ秘訣だったんですね!」
律子さんは、納得した様子です。
「そうね。糖化させないための工夫はいろいろとあるから、できることから取り組むといいわね」
えりのボスは微笑んで言います。
「いつまでも若々しく元気でいたいわよね。気持ちもハッピーでいないとね!」
「ありがとうございました。今日から気持ち新たに、頑張ってみます!」
なんだかすっきりしたように元気よく笑顔でサロンを後にした律子さん。
「ええ、また気になることがあったら、サロンへいらっしゃい」
★サロン「コクハク」のオーナー えりの
顔と口調は若いものの、年齢不詳。タヌキか妖怪の噂も囁かれる謎めいた主人だが、ココロやカラダ、健康に関する知識はズバ抜けており、何気にハイスペック。ムスメ時代に苦労してるため、自分より“後輩”の女にはしあわせになって欲しいと願っている。愛称は、えりのボス。
(漫画/腹肉ツヤ子)
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<この記事の監修者>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 山形ゆかり
薬剤師。薬膳アドバイザー。フードコーディネーター。病院薬剤師として糖尿病患者の服薬指導中に食養生に着目。牛角・吉野家、薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発を行う。現在は、「健康は食事から」をモットーに、漢方のプロとAIが適した漢方薬をお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報発信をしている。
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