Vol.2の今回は、魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが「悪妻すぎる妻に愛想が尽きた」と言う夫たちの言い分をご紹介します。
1:「お義母さんに会いたくない」と勝手に外泊する悪妻
「特別な事件があったわけでもないのに、やけに俺の母親を毛嫌いしていた元嫁は、結婚して半年経ったくらいから『本当は親戚づきあいを、一切したくない』などと言い出し、俺を困らせていました。
そんなこと言われても、結婚すれば互いの実家とのつきあいだって、必要じゃないですか?
そんな元嫁にいい加減ウンザリしていたある日、俺の母親が上京してきてウチに泊まったんですが、深夜になっても嫁が帰ってくる気配がない。
それでLINEをしてみたら『今日はホテルに泊まります。お義母さんに会いたくないから』と返事がきました。
気の弱い母親はオロオロしてるし、嫁のあまりの身勝手な行動に、さすがの俺も呆れましたね。
翌日、母親が田舎に帰ったあと、嫁が涼しい顔して帰宅したんですが、その場で離婚を言い渡してやりました」(43歳男性/SE)
◇ ◇ ◇
勝手な理由で外泊する妻は、それだけでも夫の怒りを買いがち。その理由が“義母”となれば、離婚を決意してもムリはありません。
さて、夫からの言い分では「なるほど」ですが、妻の言い分はいかに……?そちらは「冷酷と激情のあいだ~妻編~」で見ていきましょう。
2:年下男との情事に溺れた悪妻
「元妻とは、共働きで子供はいなかったため、お互い、結婚しても独身時代みたいな生活を送っていました。
でもあるとき、妻が浮気をしていることに気づいてしまい……。こっそりスマホをチェックしたら、複数の年下らしき男との写真や生々しいLINEのやり取りを発見してしまいました。
1年ほど様子を見ていましたが、元妻の行動は次第にエスカレート。
それまでは深夜には帰宅していたのが、朝帰りが増え、週末も“出張”を口実に家をあける日が増えました。
最終的には、もう限界だと感じた僕が、元妻に離婚を切り出しました。
あんなに派手に浮気をして、それでも結婚生活が続くと思っていたようですから、ほとほと呆れましたね」(38歳男性/交通)
◇ ◇ ◇
“昼顔妻”ならぬ“夜顔妻”になって、浮気にいそしむ妻の姿は、夫からすれば許せるものではないでしょう。
浮気ざんまいな態度に愛想が尽きて、離婚を切り出されても不思議ではありません。
さて、浮気した妻に「正論」はあるのでしょうか? 妻の言い分をお楽しみに。
3:手抜き生活で偉そうな悪妻に愛想が尽きて
「元妻は、年上だったんですけど、家事などは俺よりも下手で、さらに手抜きしているのがバレバレ。
それなのに、年上だからって俺に威張り散らし、常に上から目線でモノを言う女でした。
最初は、結婚なんてこんなものなのかな……って、ある意味で俺が諦めていたんですけど、仲間から奥さんの話を聞くと、ウチは相当にヒドイ部類だって気づいて……。
それで何度か、元妻の態度や家事について話し合いもしたんですが、そのたびに俺が罵られて終わるって感じでした。
そのうちに、このままそんな元妻と人生を終えるのは虚しいって感情が強くなり、結婚5年目にして俺から離婚を言い出しました。
別れ話のときにも散々『無責任な男』だの『卑怯者』だのって罵られましたけど、さすがに堪忍袋の緒が切れたって感じでしたね」(41歳男性/IT)
◇ ◇ ◇
今どきは、夫婦で家事を分担する家庭も一般的ですが、夫ばかりに負担がかかるうえに、日々、偉そうな妻に耐える……となれば、さすがにストレスフル。
限度を超えたときに、一気に離婚へと突き進んでも仕方ないのでしょう。
では、妻はそんな毎日について、どんなふうに考えていたのでしょうか?
しかし、物事は表裏一体…
「こんな妻には、ほとほと愛想が尽きた」と、ウンザリした様子で口にする夫たち。
しかし、物事は表裏一体。妻の目線では、まったく異なる見解が出てくるケースも多いのです。
「冷酷と激情のあいだ~妻編~」では、気になる妻の言い分をご紹介します。
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