ED夫の指ワザで2度のアクメ、人生初の挿入ナシで爆ぜる私 #3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-01-20 11:24
投稿日:2023-01-13 06:00

「ここを愛するのはダメ?」の言葉に夫は…

 私たちの会話は以下のようなものです。

――大切なことを話してくれてありがとう。私は、K一郎さんの体に負担をかけてまで、お薬を飲んで欲しくないわ。

――すまない……。

――謝らないで……。でも、あなたのここを愛したいの。

 私は腕を彼の股間に伸ばし、さわさわと撫でたんです。

――ここを愛するのは、ダメ……?

 ふしだらな女だと思われないよう、真摯な態度で告げたんです。

――かまわないよ……。ただ、反応が悪いと、よけい君に申し訳なくて……。

――反応なんて関係ないわ。ただ、あなたの大切な部分を愛させて欲しい……。少しでも気持ちよくなって欲しい……それだけなの。

 私が心からの言葉を伝えると、彼は承諾してくれました。

反応しなくても愛おしい

 仰向けになった彼の両脚の間に這い、ゆっくりとズボンを脱がしていきました。

 白髪交じりの陰毛の中心に、彼のシンボルがあります。勃起はしていませんが、愛おしくて……。そのまま股間に顔を寄せて根元を握り、頬ずりをすると、私と同じボディーソープの甘い香りが鼻腔に忍びこんできました。

――ああ……嬉しいわ、K一郎さん……。

 反応などしなくとも、愛しさは膨らんでいきます。

 先ほど彼にたっぷり愛された女陰もジクジクと疼いてきて……。

 私はひと思いにペニスを口に含んだんです。

――うっ。

 彼が低く唸りました。

 ゆっくりと舌を絡め、吸引の力を強めていくと、

――ああ、気持ちいいよ……、M子。

 快楽を滲ませる彼の声音に、私の体が昂(たかぶ)りましたね。

 心なしか、口内のペニスも少しだけ硬さを増してきた気がしました。私は内心、少しでも勃起に繋がればと願いながら、フェラチオをしたんです。

 ねっとりと舌を絡めて、首を打ち振って……舌先で裏スジをなぞったり、カリのくびれを締めつけたりもしたでしょうか。

 少しだけ硬くはなるのですが、女性を愛せる状態ではありません。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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