更新日:2023-01-27 06:00
投稿日:2023-01-27 06:00
夫の背中に裏切りを謝罪
そんな私を、夫は『お帰り。楽しんだかい?』と優しく迎えてくれました。
――ええ、楽しかったわ。
私は笑顔を作りました。なんて卑劣な女なんだろうと自分自身を戒(いまし)めながら。
――それは良かった。
何も知らない夫は、私が無事帰宅したことに安心したようです。
(ごめんなさい……あなたを裏切って、ごめんなさい……)
言いようのない気持ちで、私は夫の背中に詫び続けました」
最初は物足りなく感じたけれど…
――続けてください。
「その後、夫とは平穏に暮らしています。挿入ナシのベッドタイムは、最初こそ物足りなさを感じました。でも、やはり精神的に深くつながっている夫婦のセックスですから、何ものにも代えがたい尊いものだと痛感するようになって……。
私はK一郎さんを愛している――心からそう思いましたね。
Rさんとはいっさい連絡を取っていません。
SNSでつながろうと思えば可能ですし、場合によっては、また逢うこともできます。
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