意外と知らない「コラーゲンの効能」美肌・白髪対策に効果的に摂るには?

コクハク編集部
更新日:2023-04-06 06:00
投稿日:2023-04-06 06:00

4. コラーゲンの効果的な摂取方法

 コラーゲンは、摂取方法を間違えると効果が半減してしまうことがあります。ここでは、コラーゲンの効果的な摂取方法について解説します。

4-1. ビタミンCや鉄分と一緒に摂る

 コラーゲンは、摂取すると一度アミノ酸に分解され、またコラーゲンに再合成されます。そのとき、ビタミンCや鉄分が不足していると、新しいコラーゲンをうまく合成できません。

 コラーゲンの再合成を促進するために、ビタミンCを多く含む食材(ブロッコリー・パプリカ・柑橘類)や鉄分が豊富な食材(レバー・赤身の魚・貝類)を意識的に摂りましょう。

4-2. 夜に摂る

 コラーゲンは、成長ホルモンがもっとも多く分泌される22時~26時より前に摂取すると、美肌づくりに効果的です。

 また、摂取したコラーゲンは、約24時間で消化・吸収されて、体内からなくなってしまうといわれています。効果を実感しやすくするために、コラーゲンは毎日同じ時間帯に継続して摂取しましょう。

4-3. サプリメントで摂る

 1日の摂取目安量である5gのコラーゲンを、食事で摂るのはかなり大変です。コラーゲンを毎日摂るためには、サプリメントをうまく活用しましょう。

 サプリメントを選ぶときには、分子が小さくて吸収されやすいコラーゲンペプチドが配合されているものがおすすめです。

 ただし、コラーゲンは摂りすぎると、ニキビができたり腎臓・肝臓に負担がかかったりといった悪影響があるので、適正量を守りましょう。

5. コラーゲンで健康美を目指そう

「コラーゲンにこんなたくさんの効能があるなんて! 今日からさっそくサプリメントを飲み始めようと思います」

 若菜さんは、目を輝かせてえりのボスの話を聞いていました。

「そうよ。せっかく摂るなら効率よく吸収できる方法を意識してね。でも摂りすぎは、からだに悪影響だから適正量は守るようにね」

「わかりました! 今日はコラーゲンについてたくさん教えていただきありがとうございました」

 若菜さんは、えりのボスにお礼を言いました。

「また気になることがあったら、いつでもサロンへいらっしゃい」

 優しい表情でサロンを去っていく若菜さんを、えりのボスは笑顔で送り出しました。

★サロン「コクハク」のオーナー えりの

 顔と口調は若いものの、年齢不詳。タヌキか妖怪の噂も囁かれる謎めいた主人だが、ココロやカラダ、健康に関する知識はズバ抜けており、何気にハイスペック。ムスメ時代に苦労してるため、自分より“後輩”の女にはしあわせになって欲しいと願っている。愛称は、えりのボス。

(漫画/腹肉ツヤ子

  ◇  ◇  ◇

<この記事の監修者>

医療・健康ジャーナリスト 後藤 典子(ごとう・のりこ)

 一般社団法人日本サプリメント協会理事長、賢く選ぶ食と健康プロジェクト統括。同志社大学文学部を卒業後、編集プロダクションを経て、医療・健康ジャーナリストに。「ヘルスデザイン」をテーマに掲げ、健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス- Youtubeチャンネルでは、健康リテラシー向上のための情報を発信している。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」の統括も行う。

あんしん漢方(オンラインAI漢方)を詳しく見てみる
YouTube「Medical Health CH」
日本サプリメント協会

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


おりものが変!におい・量・色の要注意な状態&ケア法【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
【成城石井】美容家が指名買い!鬼リピの神ドリンク3品+1品
 トレンドの商品に出会える成城石井は、ドリンク類のバリエーションもとっても豊富。美容や健康を意識できる飲み物のラインナッ...
アイプチの鼻版! 1日30分の洗濯バサミ「鼻筋美容師」で美鼻になるのか
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
モモヒキっぽく見える…40代のベージュコーデ「オバ見え」回避術5つ
 40代女性の成熟した美しさを引き立てる「ベージュコーデ」は、柔らかい雰囲気とどんな色とも相性のいい万能さが魅力ですよね...
「40代からのフェミニンケア」ニオイやかゆみを回避する5つの習慣
 デリケートゾーンや月経などについての悩みは、なかなかオープンに話す機会がないですよね。でも人に見せる部分ではないからと...
脱マスクでマジ焦る! 買いリップ3選&いまっぽメイクのコツ
 いよいよマスクを外せるようになりそうな今、アイメイクはばっちりでも、リップメイクに自信がなくなってはいませんか? 唇に...
ピラティスとヨガは似てるっぽいけど、向き不向き&どっちを選ぶ?
 皆さんは「ピラティス」をご存知ですか? 有名な「ヨガ」と比べて、まだまだ知らない人も多いかもしれませんね。でも実は最近...
集中力“ガタ落ち”の救世主「ハイスペックおやつ」4選【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
セルフプレジャーでオキシトシン放出 私が美容をがんばるワケ
 以前、ママ友にセックスレスであると相談した時に「セックスしないとほうれい線が濃くなるよ!」と言われたことがあります。 ...
小娘よりアラフォーが似合う!アニマル柄ファッションの正解
 上手に着こなすととてもおしゃれなアニマル柄ですが、アラフォーを超えてから着こなそうとするとどうしても「おばさん感」が出...
長湯で肌がガサガサに? お風呂あがりも潤いを保つ3つの方法
 長湯をした後に肌を触ったらガサガサと乾燥している......そんな経験をしたことはありませんか? 肌にいいイメージがあ...
汗ジミ回避!デオドラントスティック&ロールオンの効果的な使い方
 ワキガや汗の臭いが気になる時に重宝するデオドラントアイテム。いろいろな種類がある中でも特に、スティックタイプ&ロールオ...
アイプチで“天然の二重”!? 40代「まぶたのたるみ」を解消するテク
 40代になると「まぶたのたるみ」が気になる人も増えてくるでしょう。実は、40代のまぶたのたるみにこそ「アイプチ」を試し...
老け見えを至急回避! 40代が実践したい口角を上げる方法5つ
 どんなに美容に力を入れていても、年齢を重ねれば抗えない変化が出てきます。その一つが、下がってしまう口角! このせいで機...
“梨花シャンプー”の広告につられ購入したら 2023.3.2(木)
 40代半ば、白髪対策としてハイライトを入れています。ハイライトヘアは髪の毛をブリーチ剤で脱色させ、色素が抜けたところに...
お金よりアイデア? 自宅で「低コスト」スペシャルケア7選
 あなたは美容にいくらお金を使っていますか? 実は低コストでも簡単に自宅でできるスペシャルケアはたくさんあるのです。 ...