意外と知らない「コラーゲンの効能」美肌・白髪対策に効果的に摂るには?

コクハク編集部
更新日:2023-04-06 06:00
投稿日:2023-04-06 06:00
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、ちょっとした有名人。でもって、タヌキか妖怪の噂も囁かれるなか、健康に関する知識はズバ抜けている――。
 そんなえりのボスのもとにはウワサを聞きつけ、今日も悩みを抱えた女性が、ふらりと立ち寄ったようですよ。

願わくば、ハイボールと一緒に食べたい…(漫画:腹肉ツヤ子)
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1. コラーゲンってよく聞くけど、本当に効果があるの?

 若菜さん(39歳女性・仮名)からご質問をいただきました。

「最近、肌の曲がり角にきていると思うんです。スキンケアはしっかりやっているのに、肌の乾燥や小じわ、ハリの低下がすごく気になってしまって……」

 若菜さんは落ち込んでいる様子で話し始めます。

「そろそろインナーケアを始めようかと考えているんですが、コラーゲンって本当に効果があるのでしょうか?」

 若菜さんの質問に、えりのボスは自分の若い頃を振り返りながら答えました。

「30代後半になると、少しずつ肌の悩みが増えてきて、スキンケアだけでは追いつかないと焦ってしまうわよね。コラーゲンは肌のハリや潤いに欠かせない成分だから、インナーケアにはとてもおすすめよ」

「やっぱりそうなんですね! でも、コラーゲンってどうして肌にいいんでしょう?」

 これは放っておけません!

2. コラーゲンって、そもそも何?

美肌や健康を保つ成分(写真:iStock)
美肌や健康を保つ成分 (写真:iStock)

「コラーゲンってそもそも何ですか?」

 若菜さんは、えりのボスに尋ねます。

コラーゲンはたんぱく質の一種よ。皮膚や骨、関節、血管などの組織や細胞をつなぎ合わせる役割を持っているから、美肌や健康なからだのために必須の成分なの」

 コラーゲンは、体内におけるたんぱく質の約30%を占めており、からだのあらゆる組織を構成しています。加齢によりコラーゲンの生産量が減ると、しわやハリの低下、関節炎や骨粗鬆症リスクの上昇など、さまざまな不調が生じやすくなります。

「コラーゲンは肌だけでなく骨や関節の健康にも関わっているんですね。私の肌悩みもコラーゲンの減少が関係しているような気がします」

 えりのボスの話を聞き入り、質問する若菜さん。

「ええ、その可能性はあるわね。そんなときに、コラーゲンを摂取して減少した分を補ってあげれば、肌悩みの改善に役立つかもしれないわ。これからコラーゲンの詳しい効能と、効果的な摂取方法をご紹介するわね」

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