「ガーベラの命が短い」は間違い! 超経済的でハッピーな花

斑目茂美 開運花師
更新日:2023-04-12 06:00
投稿日:2023-04-12 06:00

物事の捉え方

 猫店長「さぶ」率いる我が愛すべき花屋は猫もまたげる敷居の低さのせいか、ご贔屓いただくお客様は実に様々な方がいます。

 小銭を握り締め元気に走って買いにくる小さな子供もいれば、杖をついてヘルパーさんと一緒に選びにいらっしゃるご年配の方……お客様の年齢層もご事情もいろいろで、交わす会話の振り幅の大きさを毎日楽しく感じさせていただいております。

 そんなお客様とのたわいない会話の中で難しく思うのは、「感覚に頼る情報の伝えにくさ」。仕事柄、人に何かをお教えする機会が多く、数字や映像を用いて分かりやすくお伝えするよう心がけてはいるものの、感覚に頼ることも少なくなく、そんな時は大体うまく伝わらないものですね。

「おしゃれ」や「素敵」は当然人によって違いますし、ちょうどいい長さも人それぞれ。いよいよ「柔らかい」や「硬い」まで感覚それぞれとなれば、どう説明して良いものやら……。誠に悩ましいのでございます。

 実は花のお手入れ方法も感覚に頼るところがあり、その感覚を身につければ、飽きるほど(?)ロングライフに楽しめる大人気のお花の記念日がやってまいります。その花とは一体……。今回は「正しく感じて長~く愛して ガーベラのお手入れ」の解説でございます。

4月18日はガーベラ記念日

 全国のお花屋さんの店頭にたくさんのガーベラが並んで大フィーバーする「ガーベラ記念日」がやってきます。

 2005年に全国ガーベラ生産者交流会福岡大会で制定された、比較的新しいイベントの一つですが、ガーベラの出荷が最も盛んな4月の、418「ヨイハナ」の語呂合わせで決められたのも、お花屋さんは覚えやすく「やってみる?」って感覚になるもんでございます。肉の日(29日)に匹敵するぐらいの覚えやすさだわw。

 ガーベラは年間通して老若男女から支持される文句なしの人気商品。およそ2000種類あり、花言葉も「希望」「前進」と明るく前向きなので、プレゼントだけでなく、自分のために購入される方も大変多いのが特徴です。

 ですが、人気ものだからこそ、管理方法の伝えにくさを痛感するお花の一つでもあります。気がつくと、花首がグニャリと垂れて「ガーベラは可愛いけれど日持ちはしない」と思っていらっしゃる方の多いこと。

 花屋としては「人の感覚」の曖昧さを理解した上で説明を心がけなければならない、大切な花でござんすの。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


猛暑の夏…健康な高齢者でも熱中症予防を“家族ですべき”理由
 介護士をしていた経験をもとにライターをしています。筆者はこれまで、認知症の症状や認知症を発症した時の具体的なケアについ...
がんでごめんね…「人生最後の生理」はある日突然やってきた
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー2年生です(進級しました!)。がん告知はひと...
さくらももこさんのエッセイに学んだ 本当の「時は金なり」
「時は金なり」という言葉、年を取れば取るほど心に沁みるのはなぜでしょう。私がこの意味を意識したのは、さくらももこさんのエ...
産毛のような初々しさ…もうすぐ去勢する“にゃんたま”の刹那
 羊毛フェルトで作られた「にゃんたまストラップ」が巷で流行中。フニフニ揉むと、心癒され気持ちが落ち着くのだそう。 ...
結婚したら退職する? 自分が幸せになるための人生の歩み方
 少し前のOLだったら「寿退職」なんて当たり前だったのでしょうが、今はそうはいかないですよね。共働きが普通だし、お金の心...
大人になっても趣味に没頭したい! おすすめできる3つの趣味
 ストレス社会で闘う毎日にふと疲れた時、「何もかも忘れたい」と思うことはありませんか? 多くの人は飲み会や買い物で鬱憤を...
鬼灯って読めますか?夏の風物詩「ホオズキ」の意味と活用法
 地域によりますが、八月はお盆月でございます。  八月の声を聞くとワタクシのお店もお盆のお支度で慌ただしくなり、店...
夕陽で赤く輝いて…黒猫“にゃんたま”は美しい絵のようだった
 にゃんたマニアにみなさんこんにちは! きょうは、初めての黒猫にゃんたまωです。  黒猫のにゃんたまって、真っ黒だ...
遠方に住む親が心配…介護サービスの上手な選び方&使い方
 遠方に住んでいる両親が介護状態になった時、多くの人が「大丈夫かなぁ……」と心配になるはずです。しかし、現代では親の介護...
ホステスの世界にもある「裏引き」という名の“闇営業”の実態
 世間をにぎわせた“闇営業”。「事務所を通さず仕事のオファーを受け、報酬を得る」行為は、夜のクラブでも存在します。店に許...
料理下手を克服する4つの方法 もうメシマズ女と言わせない!
「料理を作ると思った通りの味にならない」「どうしても美味しくない」、そんな悩みを抱えていませんか? せっかく料理をしよう...
住宅ローンは一生無理?がんになった場合の気になるお金の話
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...
大きなチャトラ“にゃんたま”君 立派な尻尾が上がった瞬間!
 にゃんたまωに、ひたすらロックオン! きょうはみんな大好きチャトラ君の鈴カステラです。  小さな港を忙しそうにパ...
恋愛序盤の花火デートはキケン! 準備ゼロでは行かないが吉
「花火デートってドキドキする」――。この季節、誰もが期待し盛り上がる「花火大会」ですが、調べもせず安易にデートとして行く...
ピルをもらう方法と病院選びのコツ…“避妊”が理由でも良い?
 第1回「日本はピル後進国!『ピル=避妊』の考え方は遅れています」、第2回「ピルで確実に避妊するなら?心構えや男性任せの...
声かけが大切! 子どもの“やる気スイッチ”をONにする方法
 子どもの心スペシャリストとして子育て中のお母さんたちと接していると、「子どもにやる気を起こさせるにはどうしたらいいか?...