メノポーズケアって何?“更年期予備軍”35歳から始めたい【専門家監修】

コクハク編集部
更新日:2023-04-27 06:00
投稿日:2023-04-27 06:00

3. メノポーズケアってどんなケア?

4つのメノポーズケア(写真:iStock)
4つのメノポーズケア (写真:iStock)

 自分でできるメノポーズケア(更年期のケア)を4つご紹介します。

3-1. 温活ケア

からだを冷やさないようにしよう(写真:iStock)
からだを冷やさないようにしよう (写真:iStock)

 更年期に女性ホルモンが減ると、自律神経が乱れやすくなり、血行不良による冷えを引き起こします。

 更年期の代表的な症状である「ほてり」も、冷えが原因のひとつ。メノポーズケアとして温活することで、冷えを改善し、更年期症状の緩和が期待できます。

 具体的には、からだが温まる食材(にんじん、かぼちゃ、大根など)の摂取や半身浴、腹巻や靴下でからだを冷えにくくするといった方法がおすすめです。

3-2. フェムケア

フェムケア用品を活用する(写真:iStock)
フェムケア用品を活用する (写真:iStock)

 フェムケアとは「Feminine(女性の)」と「Care(ケア)」をかけあわせた用語で、女性の健康や美容に関する製品やサービスを提供することを指します。

 具体的には、生理用品やインナーウェア、膣ケア用品、サプリメント、女性特有の病気やトラブルに対する医療サービスやカウンセリングなどです。

 フェムケア用品やサービスを取り入れ、からだをいたわることで、更年期の不調を緩和し健やかに過ごしやすくなります。

3-3. メンタルケア

自律神経を整える(写真:iStock)
自律神経を整える (写真:iStock)

 更年期のホルモンバランスの変化は、からだだけでなくメンタルにも影響します。

 更年期に起こりやすい不安感や不眠、うつ病のような症状には、バランスのいい食事や睡眠の質の向上で自律神経を整えたり、趣味や運動などでリフレッシュしたりするメノポーズケアが有効です。

3-4. 筋力トレーニング

筋肉量をキープする(写真:iStock)
筋肉量をキープする (写真:iStock)

 更年期に女性ホルモンが減少すると、筋肉が落ちやすくなり、肥満や冷えなどのさまざまなからだの不調を引き起こす可能性が高くなります。

 メノポーズケアのひとつとして、筋力トレーニングをする習慣をつけ、更年期に筋肉量が落ちないように気をつけましょう。

 おすすめは、スクワットや腹筋など、大きな筋肉を鍛えられるトレーニングです。筋力トレーニングが苦手な方は、ヨガやピラティスなど、自分が楽しめる運動で筋肉を鍛えるといいでしょう。

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