歯科矯正で“ハムカツNG”となり、人生の楽しみが半減 2023.6.3(土)

コクハク編集部
更新日:2023-06-03 10:58
投稿日:2023-06-03 06:00

二度揚げのハムカツ事件勃発!

 5日目の夜。久しぶりに寄ったハイボールが絶品のお店でハムカツをオーダー。だって、心地よく酔っぱらったんだもの。店主こだわりのおつまみも秀逸なんだもの。

 目の前に運ばれてきたきつね色の揚げたてハムカツちゃんは、昔ながらの薄いタイプを二度揚げし、衣のサクサク度をマシマシにしたという飲兵衛の心をわしづかみにする一皿。

 ケチャップとマヨ、そして黒こしょうでお化粧をしています。しかも、ポテトサラダ付き!

 ひと口目。慎重に優しくカプッ。

 お、大丈夫。いけんじゃね?

 ふた口目以降は欲望のおもむくまま、ガツガツ。しかし、それがアカンかったようで……。

3つのポッチがくるくる

 帰宅して歯磨きをしようと思ったら、ポッチ(正式名称は「ブラケット」)がワイヤーにくっついたまま、くるくるとでんぐり返しをするかのように回っているー!

 目視と舌ざわりで確認できるだけで、3カ所。くるくるー、くるくるー。

「ポッチが外れたら、なるはやでクリニックに来てね。早く装着しないと少しずつ力を加えながら計画的に動かしている歯の並びがヘンになっちゃう可能性があるから」

 という主治医の言葉が頭をよぎります。

 なるはやの目安は24時間以内だっけ。なかなかハードルが高いっす……。ただすぐに諦めるのではなく、努力するのは大事。矯正に限らず、ね。

「装着したては外れやすいから」

 翌日なんとか時間のやりくりをし、予約でいっぱいだったクリニックにも無理を言って、メンテナンスをお願いしました。

主治医「で、何食べたの? フランスパンとか?」

私「ハムカツです……」

主治医「ハムカツかあ。食べたいよね、我慢できないよね、ハムカツは(笑)」

 本当にそう思っているかどうかはナゾですが、「装着したては外れやすいから。ハムカツじゃなくても外れてたかも」という言葉に社交辞令はなさそうです。

ブラケットは外れるのが前提

 歯科用接着剤で止められているポッチは、治療後には歯を傷つけずに剥がれるような設計になっています。つまり、取れるのが前提ですが、矯正5日目に受けたブラケット脱離の洗礼はなかなかのもので……。

 以来、ハムカツはNGメニュー入りとなり、口にしていません。とりあえず、いまは。

(編集O)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


#2「普通の女」に負けた美人は怨念まみれのSNSがバズり快感を覚える
【#1のあらすじ】  阿佐ヶ谷のスナックに勤務している紘子は、役者を目指しながらもくすぶっている日々。そんな彼女の...
「鉛筆なめなめ」「セクハラはやめて」悲しきおじさんビジネス用語3選
 会社に勤めている人なら、50代以上のおじさんたちが「おじさんビジネス用語」を使っているのを聞いたことがあるかもしれませ...
経験は「ナマモノ」…感情も感度も“錆びた大人”になっていませんか
 人生において経験は重要ですよね。これから先の未来や、あるいは後輩たちを助けられるかもしれません。  だけど昔の経験に...
あなたにとっての「過去」はいつ? 過去を閉じ込めた空間で
 過去という言葉の意味が広すぎて、思い浮かべるイメージがまったく違うと気づいた。  ある人は自分が小さかった頃を、...
奢り奢られ問題…リュウジ氏にもう港区くるなよ?の反論、私達が学ぶこと
 ネットを大いに騒がせた「奢り奢られ問題」。料理研究家のリュウジ氏のSNS投稿が火種となり、多くの意見が寄せられました。...
15キロ太ったからつまんないの? “サイズ44”に教えられた自分の本音
 2度の出産と加齢と腰のヘルニアを経て、5年をかけて15キロ太りました。実はそれについては人が思うほどは気にしていない…...
5年に1度の逸材にゃ!ノーブルすぎる“たまたま”に思わず合掌
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「出世したくない人」激増のナゼ 共通する特徴と4つの理由に妙に納得…
 令和の今、社会人の中でも「出世したくない」と考える人が非常に増えているようです。少し前まではどうにかして出世してやろう...
ハロウィンの新顔!小粒な「ソラナムパンプキン」は枝にぶら~んぶら~ん
 まもなくハロウィン。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋さんに、今年も大きなパンプキンが店頭を占拠する季節がやってま...
26歳ギャラ飲み女子の貯金額は3000万円!昼はOL、非港区系の堅実生活
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
いくつになっても、誰かに褒められるのはやっぱりうれしい
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
出産を機に中途半端なキャリアに…今にマッチした働き方は?
 先日X(旧Twitter)で、米ハーバード大学教授のクラウディア・ゴールディン氏がノーベル経済学賞を受賞したニュースを...
シンデレラ城より“我が城”が好き!LINEが示すめんどくさがりやの実態
 めんどくさがりやの人は、できるだけ身動きしないで済むように、いろいろな方法を駆使し、少しでも楽な生活を追求していますよ...
水しぶきの向こうに見えた太陽 長く暑かった季節を偲んで
 次の季節に向かうとき、少し寂しくなるのはなぜだろう。  高3の夏の終わりに自分の手でプールのカギを閉めたときとは...
パーフェクト“たまたま”の精悍&クールな眼差しに痺れちゃう
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
発達障害グレーゾーンの長男が憎い…ある一言で私の何かがプツンと切れた
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...