猫背に肩こり…バストを垂れさせる本当の原因はこれだった

山本茜 理学療法士・モテボディ専門家
更新日:2019-06-22 08:22
投稿日:2019-06-22 06:00
「バストが垂れるのは、年齢のせいで仕方ない……」そう思っていませんか? 実は、そのお悩み、年齢のせいではないかもしれません。バストを垂れさせる本当の原因をお教えします。ぜひ参考に、ご自身のキレイを振り返る時間にしてみてくだいね。

あなたのバストは大丈夫? バストチェック

 まずはご自身の体のコンディションをチェックしてみましょう。以下の項目でいくつチェックがつきますか?

◻︎ 肩が凝っている
◻︎ 肩を回すとゴリゴリ音がする
◻︎ 肩が盛り上がってなで肩の様になっている
◻︎ 肩の高さが左右違う
◻︎ なで肩気味
◻︎ 顎が前に出ている
◻︎ 首が凝っている
◻︎ あばら骨が前に飛び出ている
◻︎ 反り腰

 いかがでしょうか? 1つでも当てはまるアナタは、垂れバスト予備軍。3個以上当てはまるアナタはすぐにでもバストが垂れる危険が高いレベルです!

 全部当てはまっているアナタ……すでに垂れはじめている可能性が! それに疲れやすい身体になっていると思うので、バストケアだけでなく、身体のケアも必要です。

バストが垂れる本当の原因は「年齢」じゃない

 バストが垂れる本当の原因は「年齢」ではなく、「姿勢」及び、アナタの「日常生活」にあります。

 ここで質問ですが、スマホやパソコンはお持ちですよね? では、それらを使う時の姿勢はどうなっていますか?

 とくにスマホの画面は、手で持った時にちょうど肘を曲げた位置と同じライン上にくることが多いため、顔より下の位置になりますよね。画面を見るためには、自然と下を向く姿勢になり、首や背中が曲がった「猫背」の姿勢になってしまいます。さらに、スマホを操作している一定の間、この姿勢で過ごすことも少なくないのではないでしょうか。

 実は、その猫背に問題があるのです。

 猫背になると、胸郭と呼ばれる肋骨で囲まれた部分(いわゆる胸)が潰れてしまい、胸を張れない姿勢になります。すると、大胸筋が硬く縮んでしまうため、結果的にバストが重力に対して重りのようになってしまうため、垂れる方向に負荷がかかります。これでは、美しいバストを作るための筋肉の役割を十分に果たしきれません。質のいい筋肉とは、しなやかに伸び縮みできる筋肉のことです。胸筋を硬くしてしまう猫背・肩コリこそが、ハリのある美バストの大敵なのです。

 とくに、長時間のPC作業をしている、スマホを連続30分以上使用する、または1日合計3時間以上使用する、ショルダーバッグを持つ位置が一定のポジションで決まっている、肩ひもが肩からよく落ちてくる……などの方は、注意が必要です。

これぞ美しいバストの最強バランス!

 では、どんなバストが美バストと呼べるのでしょうか?

 実は、バストには、ゴールデンバランスがあります。バストサイズの目安ももちろんありますが、見た目に美しいと感じる美バストのポイントはバランスです。チェックして欲しい項目3点を以下にまとめました。是非、チェックしてみてくださいね。

1. バストバランスチェック
 鎖骨と鎖骨を結んだ中心のくぼみと、バストトップを結ぶ三角形が「正三角形」であること。バストトップが横に広がっている場合、デコルテができにくい離れ乳になってしまうので気をつけましょう。

2. 若見え?老け見え?バスト下垂チェック
 バストトップが、肩先から肘までを結んだ距離の2分の1より上に収まっていること。収まっておらず、下方にある場合、垂れバストに注意です!

3. バージスラインチェック
 アンダーバストと身体の境目であるバージスライン(いわゆる下乳ライン)がくっきりあることです。楽だからとブラトップやカップ付きインナーばかりをつけていると、バストのお肉が、お腹や背中、二の腕などあちこちに逃げてしまいます。すると、バージスラインがあやふやになってしまい、バストサイズが小さくなったり、形が崩れる原因となります。

 1~3を参考に、あなたの骨格にあった美バストを目指しましょう。

まとめ

 いかがでしたか?

 スマホやPCなど身近な日常生活の動作が原因で起こりやすい猫背や肩こり。これらを予防することが、美バストを作るカギとなります。

 チェック項目で現在の自分の状態と理想の自分を見直してみましょう。

山本茜
記事一覧
理学療法士・モテボディ専門家
70kg超えの肥満体型から、20kg減量しバスト4カップUP。現在は、バストアップ講師として活動中。受講後、平均2カップUPする美バスト育成講座を開催中。30代女性の色気あるボディメイクが得意。女性医療、健康、美容を主に執筆。

ビューティー 新着一覧


20代女子が再現する「昭和のリバイバルメイク」の落とし穴。黒のリキッドアイライナーは“鬼門”です
 リバイバルメイクは懐かしさと同時に、どこか新しさを感じさせる魅力がありますよね。しかし40代が昭和メイクをそのまま再現...
ブラの跡が消えないんだけど…! 年齢のせいだと諦める前に知っておきたい原因と対策
 着替えようとした時、背中や肩にブラの跡がしっかりついて消えないことはありませんか? 放っておくとかぶれて赤くなったり、...
40手前で老眼疑惑!?【薬剤師監修】目がかすむ…酷使による「アイフレイル」ってなに?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代の「顔色悪い」問題を救う2アイテム! C塗りとW塗りをお試しあれ♡
 新年は、メイクにも変化を取り入れたくなるもの! 大人世代が簡単に、かつ瞬時に垢抜けを狙うなら、ベースメイクにおけるカラ...
眼瞼下垂を治したい! 美容外科界隈で「世紀の大発明」と呼ばれる手術とは?【目元の美容専門医師が解説】
 この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問を分かりやすく“一発回答”。今回は『眼瞼下垂につ...
白髪以上に40代のパサパサ髪は老けて見える説…【薬剤師監修】更年期の“老け髪”対策
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ウン十年生きてもメイクが苦手! おてもやん、人食いおばば…勇気が出る!? メイク失敗あるある6選
 メイクが上手にできなくて、「自信がない」「もうノーメイクでいいや」と諦めていませんか? でも実は、メイク上手に見える女...
前髪がぁぁぁぁ!伸ばしかけのイライラを軽減、40代に似合うアレンジ術
 前髪を伸ばしたい時、伸ばしかけの期間の煩わしさに耐えられず、結局前髪を切ってしまった経験のある人は多いはず。でも、この...
年間1,000以上の化粧品類を試して実感!忖度ナシで美容家が溺愛する部門別「超厳選4アイテム」
 みなさんは今年、どんな美容アイテムとの出合いがありましたか? 仕事柄月に100以上、年間では軽く1,000を超える国内...
初めてのTバック。冬でも履くのがおすすめな6つの理由、汚れとか気にならない?
 女性がTバックを履く時といえば、下着のラインが透けやすい夏場や、彼氏とのデートの時が多いですよね。冬にまでTバックを履...
なぜ人は酒に酔うのか?【薬剤師監修】さらば泥酔! 酒好きのための「上手な飲み方」完全ガイド
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
国民・玉木代表は好みだった? アラフォー女性「ハデなおばさん化」を回避する方法
 一時期世間を騒がせた、国民民主党の玉木雄一郎代表(来年3月3日まで役職停止)の不倫。特にお相手女性のファッションには、...
20代女子から“ママ活メイク”認定されるのは納得できん! 40代の上品な若作りメイクテクは?
 若作りを意識しすぎるアラフォー女性は気を付けて! もしかしたら年下女性から「あのアラフォー女性、もしかしてママ活中!?...
ボサ、ツル、ハミ、ポロリ…。セクシー下着&アンダーヘア処理の赤っ恥失敗談7選
 恋をした女性なら、一度はセクシー下着やアンダーヘアの処理に興味を持った経験があるはず。もちろん、彼氏や夫に喜ばれて大成...
生理期間は短縮できるの?【薬剤師監修】生理を早く終わらせたい、生理周期をズラしたい、生理の不快感ムリ!
 旅行や大切なイベントと生理が重なってしまい、憂鬱な気持ちになった経験を持つ女性は多いでしょう。そんなとき「生理が早く終...
40代以上「お疲れ顔」の原因は? 面倒でも時間がなくても「2つの工程だけ」は省略してはいけない
 40代後半くらいから、きちんとメイクもしているし、スキンケアにも気を配っているのに「疲れてる?」と聞かれてしまう頻度が...