女性用風俗デビューで人妻の白濁蜜液、射精寸前でゴムを外されて… #4

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-07-04 20:06
投稿日:2023-06-16 06:00

SとM、変幻自在な「スイッチャー」

 元来、僕はM男ですが、こうやってお客様の好みに合わせてSプレイもできる性的嗜好は「スイッチャー」といいます。

 SやMに「スイッチが切り替えられる」という意味らしいのですが、僕はこの時初めて、自身がスイッチャーであることを自覚しました。

 SM文学が好きなことや、女王様であるヒスイさんに『奴隷』として飼われていた過去も関係しているのでしょうか、相手の嗜好に合わせて与えられた役割を果たすと、心も体も満たされるんです。

 今さらながら、タイでレディーボーイと熱い一夜を楽しんだり、女王様に飼われたりした過去が、セラピストの仕事に活かされていると実感しました。

 そんなことを考えながらも、僕はカスミさんの口内めがけて、勃起を突き入れました。苦しげに眉間にしわを刻む表情が卑猥で、この上なく美しくて……。一瞬、仕事を忘れそうになったくらいです。

 そのうち、射精感がこみ上げてきました。尿道口に熱い塊が猛スピードでせりあがってきて……。

コンドームを外され、口内射精

――おおっ、カスミ……イクぞ!

 僕はとどめの一撃を浴びせようと腰を突き入れる瞬間、予想外のことが起きました。コンドームをかぶせていたペニスをつかんだ彼女が、素早くゴムを外したんです。

 あっと思う間もなく、むき出しになったペニスからザーメンが噴射し、彼女の喉奥めがけてほとばしりました。

――ング……ングググ……ッ!

 カスミさんは頬を紅潮させ、ペニスを咥えこんでいましたね。陶酔しきった表情で最後の一滴までザーメンを搾り取ると、そのまま、コクンと飲み干したんです。

 これには驚きましたね。衛生的にもゴムをつけるのはルールとなっていたので……。

 でも、そんなことは気にする様子もなく、彼女はザーメンを飲み干して微笑を浮かべました。

――すごく濃厚でおいしかった。

 心から満足した表情で、さすがに女風の経験者だけあって、すごいなと思いました。彼女が満足してくれたから良かったのですが、このようなお客様もいることを改めて知りましたよ。

 僕らは定期的に性病検査を受けることが義務となっていますが、『彼女にリスクはないのかな』と、ちょっと心配になりましたが」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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