「図々しい人=自分の損に過敏な人」を撃退する唯一の方法

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2023-06-30 06:00
投稿日:2023-06-30 06:00
 もうここでぶっちゃけますが、図々しい人って良識がない人が多くないですか? 良識がないから図々しいのか、図々しいから良識がないのか分かりませんが、関わると嫌な気持ちになりますよね。
 でも逃げられない場面もあります。そんな時、どうするのが正解なのでしょうか。

図々しい人に捕まったら、どうする?

 

 

 

 

身を守るための図々しさは必須

 図々しさは、絶対に持っていた方がいい。これは、この世の数少ない真理のひとつです。

 特に仕事や恋愛など、競争が生まれる場面ではどんな人にも必要になります。だけど同時に嫌われる代名詞でもありますよね。

 正直、私も図々しい人って苦手です。

 例えばその昔、スナックのお客さんに「某ラ〇ンのスタンプを共同で作らないか」と言われたことがありました。

 面白そうだったので話が盛り上がったのですが、お金の話になったとき「取り分は8:2で」と言われたんです。

 悪くないかなとよーく聞いみたら、取り分の「2」は私の方だと言うのです。

 原稿料ナシ、俺の言った通りのものを描け、売り上げは「8:2」って私に何の得があるんでしょうか?

 その時は呆れて何も言えませんでしたが、同時に思いました。世の中では、こういう人が勝つんだろうなって。

受け取った図々しさ、そのままお返ししよう

 そしてもしあの時、私も同じくらいの図々しさを出せてたらどんなに良かっただろうとも思います。

 図々しい人って、他人の図々しさにはすごく敏感なんですよ。あるいは、自分が被りそうな損に敏感って感じかも。そういうところも含めて、もう全部が図々しいですよね。

 こういう人に負けないためには、こっちもある程度図々しくないとダメなんです。

 相手に勝つため、打ち負かすためではなく、自分の身を守るために。ヤバい奴には、ヤバい対応を心がけたいって話です。

 優しい人にはちょっと酷かもしれませんが、ここはガッツで図々しさを手に入れましょう!

登場人物紹介

ママ:スナックどろんぱのママ。自信しかないイイ女。長年来てくれるお客さんを大事にしつつ、時には厳しい態度をとることもある。ママ曰く、媚びないのが良いお客さんを集めるコツ。

トラ見沢さん:どろんぱの常連。関西出身で会社をいくつも経営するやり手のビジネスマン。コミがお気に入り。ツラの皮厚め。まさかの出禁宣言で改心し、後日謝罪にきたらしい。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


猛暑の夏…健康な高齢者でも熱中症予防を“家族ですべき”理由
 介護士をしていた経験をもとにライターをしています。筆者はこれまで、認知症の症状や認知症を発症した時の具体的なケアについ...
がんでごめんね…「人生最後の生理」はある日突然やってきた
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー2年生です(進級しました!)。がん告知はひと...
さくらももこさんのエッセイに学んだ 本当の「時は金なり」
「時は金なり」という言葉、年を取れば取るほど心に沁みるのはなぜでしょう。私がこの意味を意識したのは、さくらももこさんのエ...
産毛のような初々しさ…もうすぐ去勢する“にゃんたま”の刹那
 羊毛フェルトで作られた「にゃんたまストラップ」が巷で流行中。フニフニ揉むと、心癒され気持ちが落ち着くのだそう。 ...
結婚したら退職する? 自分が幸せになるための人生の歩み方
 少し前のOLだったら「寿退職」なんて当たり前だったのでしょうが、今はそうはいかないですよね。共働きが普通だし、お金の心...
大人になっても趣味に没頭したい! おすすめできる3つの趣味
 ストレス社会で闘う毎日にふと疲れた時、「何もかも忘れたい」と思うことはありませんか? 多くの人は飲み会や買い物で鬱憤を...
鬼灯って読めますか?夏の風物詩「ホオズキ」の意味と活用法
 地域によりますが、八月はお盆月でございます。  八月の声を聞くとワタクシのお店もお盆のお支度で慌ただしくなり、店...
夕陽で赤く輝いて…黒猫“にゃんたま”は美しい絵のようだった
 にゃんたマニアにみなさんこんにちは! きょうは、初めての黒猫にゃんたまωです。  黒猫のにゃんたまって、真っ黒だ...
遠方に住む親が心配…介護サービスの上手な選び方&使い方
 遠方に住んでいる両親が介護状態になった時、多くの人が「大丈夫かなぁ……」と心配になるはずです。しかし、現代では親の介護...
ホステスの世界にもある「裏引き」という名の“闇営業”の実態
 世間をにぎわせた“闇営業”。「事務所を通さず仕事のオファーを受け、報酬を得る」行為は、夜のクラブでも存在します。店に許...
料理下手を克服する4つの方法 もうメシマズ女と言わせない!
「料理を作ると思った通りの味にならない」「どうしても美味しくない」、そんな悩みを抱えていませんか? せっかく料理をしよう...
住宅ローンは一生無理?がんになった場合の気になるお金の話
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...
大きなチャトラ“にゃんたま”君 立派な尻尾が上がった瞬間!
 にゃんたまωに、ひたすらロックオン! きょうはみんな大好きチャトラ君の鈴カステラです。  小さな港を忙しそうにパ...
恋愛序盤の花火デートはキケン! 準備ゼロでは行かないが吉
「花火デートってドキドキする」――。この季節、誰もが期待し盛り上がる「花火大会」ですが、調べもせず安易にデートとして行く...
ピルをもらう方法と病院選びのコツ…“避妊”が理由でも良い?
 第1回「日本はピル後進国!『ピル=避妊』の考え方は遅れています」、第2回「ピルで確実に避妊するなら?心構えや男性任せの...
声かけが大切! 子どもの“やる気スイッチ”をONにする方法
 子どもの心スペシャリストとして子育て中のお母さんたちと接していると、「子どもにやる気を起こさせるにはどうしたらいいか?...