元カレにフェラ顔を見せる幸福…ついに憎っくき“猫ババ女”と対面!#3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-08-07 14:01
投稿日:2023-07-28 06:00

「好きだ」の言葉が胸に沁みる

 私は幸せを噛みしめながら、丹念にフェラチオを続けました。夫とも過去に抱かれた男たちとも違う、懐かしい匂いと味に遠い記憶がよみがえってきました。

――ユウキの匂い……好きよ……。

 私は陶酔した声で囁きました。

――僕もアミの匂いが……いや、アミが好きだ……。

 ユウキは言いながら、私の髪を優しく撫でてくれたんです。その言葉は胸に沁みましたね。たとえ一瞬でも好きだと思ってくれて、胸が張り裂けそうなほど幸せで、でも苦しくて、やっぱり幸せで……。

 この気持ち、どう表現していいのかわかりません。

 その後、彼には裸でベッドに仰向けに寝てもらいました。私も服を脱いで、彼にまたがったんです。

『騎乗位なんて、いかにも肉食女のすることね』と思うでしょうが、あえて積極的に振る舞わなければいけないほど、ユウキへの思いは真剣そのもので、一つ間違えば自爆しそうなほど切羽詰まっていましたから……」

自ら勃起をワレメにこすりつけて

――幸せと苦しさが交錯するお気持ち、お察しいたします。続けてください。

「私はひざ立ちで彼にまたがり、握った勃起をワレメにこすりつけました。

――ユウキ……入れていいよね?

 私はじっと彼を見つめました。ユウキの視線は、私の乳房とワレメを行き来していて、出産後のスタイルの変化に一瞬ドキッとしたんですが、杞憂でした。

――いいよ。アミの体……すごくキレイだ。昔と変わってない。

 伸ばした手が、私の乳房を揉みしめ、乳首を摘まみあげたんです。

――ああ……ッ!

 乳房を揉みしだかれながら腰を落とすと、膣口をこじ開けたペニスは女の粘膜に割り入ってきました。さらに腰を沈めると、勃起が一気に奥深くまで届き、その衝撃で私の体が大きく反りかえったんです。

――ンンッ、ユウキ……。

――おお……アミ。

初めての浮気、でも最高に幸せ

 長い年月を経て、私たちは繋がりました。夫と結婚して以来、初めてする浮気です。でも、相手がユウキでよかったと安堵するもう一人の自分がいました。出張の増えた夫とは、すっかり冷え切っていましたし……。

 私が腰を前後上下に振り立てると、

――すごい……キツイ。

 ユウキは低く唸りました。

――うん……私の中にユウキがいっぱい……。

 私は彼の腹に手を添え、徐々に腰を振り立てていきました。リトミック教室で子供たちとレッスンしているおかげで足腰は強かったので、ここぞばかりに大胆になりましたね(笑)。

 ヒップを落とすリズムや、角度を微妙に変えたり……。腰を振るたび、お互いの粘膜がさらに深いところで繋がり、熱い吐息がぶつかり合う――最高に幸せでした。

 ユウキも下から突き上げてくれて、肉が溶け合うような感覚に陥ったんです。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


憧れの有名女優の夫を寝取った女性の“驚きの理由”とは…#3
 大ファンである人気女優・美咲さん(仮名・30代)に近づきたいがために、その夫・Kさん(40代)と肉体的関係を持った邦子...
蒼井凜花 2019-09-02 06:45 エロコク
クワガタの角に息子クンを挟んで…男性を喜ばせるラブグッズ
 彼を喜ばせたい! でも何をどうしていいか分からない。テクニックを身に付けるのって難しそう……という女性に知ってほしいの...
桃子 2019-11-12 04:44 エロコク
映画「火口のふたり」に充満する男女のエロスと切ない裏事情
 女性は甘美な欲望に貪欲かつ忠実な生き物です。いいんです、それでいいんです。むしろ、オトナ女子なら神様が授けてくださった...
「ギネス世界記録」を断る失敗しない男・ひろしの処世術
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
必要以上に身体を触られ…アラフィフ女に覚えた違和感
 同性からのセクハラも、逃げ場を塞がれやすいものです。 (この人の態度、なにかおかしいけど、まさか……女同士だし…...
女性器リノベに投資する女たち#3…「膣がゆるい」の真相は?
 美容整形外科のメニューにはあるのに、あまり表立って語られることの少ない女性器の整形手術。費用はどれぐらいかかるのか? ...
憧れの有名女優の夫を寝取った女性の“驚きの理由”とは…#2
 大ファンである人気女優・美咲さん(仮名・30代)に近づきたいがために、その夫・Kさん(40代)と肉体的関係を持った邦子...
蒼井凜花 2019-08-26 06:00 エロコク
地球の裏側からでも操れる? スマホで遠隔操作可能なバイブ
 仕事でもプライベートでも必要不可欠なものになっているスマートフォン。これからはセックスライフにも欠かせないものになるか...
桃子 2019-11-12 04:44 エロコク
タバコもピルも本当の自分も捨てたら酒カスになったわたし
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
「会わずに君を追い詰めたい」SMサイトの男性が講じた奇策
 とあるSMサイトで出逢った人の中に、「会わないままで君のことを追い詰めたい」という一風変わった人がいました。  ...
性癖を通してパートナーを…緊縛されたかった女性の出会い
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-08-21 19:20 エロコク
吸って震えてのダブル刺激…“吸引系”火付け役の高級モデル
 毎年、「出会えてよかった!」と心から思えるバイブレーターが何本かあります。「ウーマナイザー デュオ」もそのひとつ。 ...
2019-11-05 13:23 エロコク
祝結婚・小泉進次郎的「鎧を脱がせる」隠れた被支配欲求とは
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットなイッ...
性欲の強い女性が好きそうな食べ物“ベスト5”を考察してみた
 私の周りには性欲の強い女性のお友達がいるのですが、彼女たちとご飯に行くと、メニューやお店のセレクトにどうやら傾向が見ら...
大きさも振動も…女性が安心できる「電マ」売れているワケ
 自分で自分を気持ち良くするセルフプレジャー。じっくりと楽しみたい夜もあれば、短時間でささっと済ませて眠りにつきたい夜も...
桃子 2019-11-12 04:43 エロコク
憧れの有名女優の夫を寝取った女性の“驚きの理由”とは…#1
 人の数だけドラマがあり、同時に嫉妬も憎しみも、それ以上の愛や執着もあるのだとしみじみ感じます。前回の「主婦レズビアン」...
蒼井凜花 2019-08-26 12:22 エロコク