たまごっちってうんち垂れ流ししないの!?「平成レトロ」なおもちゃの今

更新日:2023-08-12 06:00
投稿日:2023-08-12 06:00

「平成レトロ」ってなんですか

 最近ちまたで注目を集めている「平成レトロ」。平成レトロとは「平成を懐かしく想う文化的風潮」のこと。1989(平成元)年~1990年代半ば(平成1ケタ)にかけて流行ったアイテムが、若者の間で再ブームとなっています。現代風にアレンジされ、ファッションや音楽などに取り入れられているのだとか。

 平成が「レトロ」と言われることにガクブルで動揺が隠せない昭和後期生まれの筆者。とはいえ、今の世は誰がなんと言おうと令和です。「流行は繰り返す」と祖父母や父母が言っていた意味を、身をもって体感する年齢(アラフォー!)になってしまいました。

 そんな中、若者たちの間でミレニアル世代が子どもの頃に遊んでいた平成レトロなおもちゃたちが脚光を浴び、なかには再販されただけではなく、思いもよらない方向へバージョンアップされているものも……。

「平成レトロなおもちゃ」は現在どうなったのか!? 調査してみました。

もはや死なない!? 進化した『たまごっち』のゆく先

 平成を代表する大ヒットおもちゃといえば、「たまごっち」。1996年に発売された初代モデルだけで4000万個以上も売れた代物です。あまりにも人気だったため、品切れが続き、入荷予定のあるおもちゃ屋には長蛇の列ができたほど。

 筆者は偶然にも大ヒットする前に、友人と一緒におもちゃ屋へ遊びに行き、お揃いのたまごっちを購入。はからずも学校で「たまごっちを持ってるヤツ」として一目置かれる存在になりました。

 上級生の子たちも、わざわざ筆者のクラスまで来て「たまごっち見せて!」と言われたこともあるほどの人気っぷり。初代のたまごっちを購入できたのは、本当にレアだったようです。

まさかの没収!

 しかし、それを妬んだクラスのチクリ魔、Nちゃん。「明日たまごっち学校に持ってきて!」と言われ素直に従ったアホな筆者は、担任教師にチクられ、まさかの人気絶世期にたまごっちを没収されてしまいました。

「たまごっちを持ってるヤツ」から一転、「たまごっちを没収されたマヌケ」に成り下がり、学期末に無事返してもらっても、今でも根に持っています。

 たまごっちといえば、ちょっと目を離すとすぐにうんちをして……。小さな画面いっぱいにうんちが溜まり、気づいた時にはお墓に浮かぶ幽霊になってしまったのが懐かしいですね(遠い目)。

え、たまごっちって死なないの!?

 しかし、最近のたまごっちは、なんと「放置してしまっても死なない」のだそう。遊ぶ時間が取れないときは、「ベビーシッターモード」というお世話を選択でき、放置しても死なない仕様になっているのです!

 そして初期には備わっていた「死ぬ」の代わりに「家出」の設定が。長時間に渡りお世話をしないと「もっと一緒に遊びたかった……」と置き手紙をして、たまごっちはどこかへ行ってしまうのだそう。

 うんち垂れ流し時代を知っている筆者からすると、なんのこっちゃ!? ですが、時代とともにゲームの仕様も変化していくのですね。

コラボ商品も多数

 人気アニメ「呪術廻戦」「SPY×FAMILY」サンリオキャラクターとのコラボ商品も多数販売され、2023年3月には累計販売数が9100万個以上を突破したというたまごっち(バンダイ調べ)。まだまだ人気は続きそうです。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


出産を機に中途半端なキャリアに…今にマッチした働き方は?
 先日X(旧Twitter)で、米ハーバード大学教授のクラウディア・ゴールディン氏がノーベル経済学賞を受賞したニュースを...
シンデレラ城より“我が城”が好き!LINEが示すめんどくさがりやの実態
 めんどくさがりやの人は、できるだけ身動きしないで済むように、いろいろな方法を駆使し、少しでも楽な生活を追求していますよ...
水しぶきの向こうに見えた太陽 長く暑かった季節を偲んで
 次の季節に向かうとき、少し寂しくなるのはなぜだろう。  高3の夏の終わりに自分の手でプールのカギを閉めたときとは...
パーフェクト“たまたま”の精悍&クールな眼差しに痺れちゃう
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
発達障害グレーゾーンの長男が憎い…ある一言で私の何かがプツンと切れた
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
出産で疎遠に…結婚後に態度が変わる女友達の特徴&無理しない付き合い方
 学生時代に仲の良かった女友達も、結婚した途端に疎遠になってしまったというのはよくある話です。どうせなら、結婚しても長く...
ゴールデンボンバーの「女々しくて」は言い得て妙だった!
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
LINEのない生活は無理!父の死、仕事の失敗、自分の病…心が救われた話
 仕事で大きなミスをして落ち込んだり、大事な人を失って悲しんだりと、気持ちが沈んでしまう瞬間がありますよね。そんなとき、...
「たかが、ものもらい」じゃなかった 30代女、霰粒腫の手術をしました
 先日、眼科で右目のまつ毛の生え際にあった“しこり”の切除手術をしました。「たかが、ものもらい」と思っていたのですが、こ...
ほっこり読み切り漫画/第59回「ボクは君で、君はボク」
【連載第59回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「「しっ...
他人の不幸は蜜の味でも不倫より「よろめき」のほうが風情があっていい
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
義母が若すぎるとこうなるのか!介護の心配もジョークで交わせるって素敵
 年下の男性と結婚した場合や、夫の母親が若くして出産している場合には、若すぎる義母が誕生するケースがあります。中には、義...
木下優樹菜はイチャイチャ公開…子の将来に悪影響を及ぼす母親の恋愛は?
 元タレントの木下優樹菜(35)が“アクセル全開”、SNSの投稿や出演番組があれやこれやと話題になっている。  た...
久々に会ったペルシャ料理店の友人は変わらず元気だった
 お互いにいい歳。出合った頃より額は広くなったし、シワも増えた。  そして、なぜだか年々服装がハデになっていくんだ...
“たまたま”の日常♡ この写真にぴったりな名前を選んでニャ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
子供の言葉遣いが悪い時はどうすれば? 考えられる4つの原因
 子供が保育園や小学校に通い出すと、悪い言葉遣いを覚えて帰ってきます。また、悪い言葉遣いはSNSや動画サイトなどからも大...