亡くなったペットのお別れに注文増、大切な家族の供え花に必要な情報は?

斑目茂美 開運花師
更新日:2023-08-16 06:00
投稿日:2023-08-16 06:00

【知人から贈る場合】

1. 自身で直接届ける

 予算のほかにお花屋さんが知りたい情報は、やはり「性別」と「好みのお色」。女の子、男の子の種別はアレンジする時に大変重要な情報です。

2. 業者に届けてもらう

 最近ではインスタやSNSなどで繋がったペット仲間同士で、お花のやり取りをされる方が増えてきました。その際に問題になりやすいのが、届け先の電話番号です。

 LINEやSNSのみで繋がっている相手の電話番号や住所を知らない方が多く、「電話番号や住所をあらかじめ聞くと気を遣わせちゃうから、何とか調べて行ってくれ」とリクエストなさる方が正直少なくございません。

 宅配業務形態でそれでも行けます! という素晴らしい会社もありますが、大概のお花屋さんは店のスタッフが直接お届けに参ります。

 その際、住所と電話番号は必須ですが、以前ワタクシがお届けしたケースでこのようなものがありました――。

 お相手とはLINEだけで繋がっていて、自宅住所も電話番号も不明。それでも地図を見ながら、「おそらくこのあたりで、家の目印は玄関前の大きな木だからすぐわかる」と仰られる。

 実際にお届けに向かってたずねると、隣同士がご親戚で同じ苗字。しかも同じような家の作りじゃ! どっちやねん! とまあ、曖昧なご注文は珍しい話ではないのでございます。というわけで、配達員にとって実に悩ましく、住所とお名前はマストでございます。

これからのペットとの別れ方

 最近ではペットとして人気の犬・猫だけでなく、爬虫類やアロワナなどの観賞魚、カブトムシの葬儀なんてものも登場してまいりました。

 そんなニュースを耳にして若干驚きましたが、ヨチヨチ歩きの小さなお子さんがママに連れられて「メダカが死んじゃったの」と一緒に埋葬する一輪の花を買いにいらした時には、この子はきっと優しい素敵な大人になってくれるに違いない、と何だかほっこりしたのを覚えております。

 ペット葬儀は、小さな子供であっても命の重さを知っている日本人独特の優しくも新しい風習として定着しつつあるのかもしれません。

 それに伴い、以前よりニーズのあるお供え花は、今より更に亡くなったペットに寄り添いバージョンアップしたものが求められる時代になるかもしれないなぁ……。神奈川の片田舎にある花屋のワタクシは、ビンビン感じているのでございます。

 アナタに幸せをくれたペットの最期の姿を、癒しの花と可愛くアナタの目に焼き付けることができますことを……遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


コロナ禍の敬老の日に何を贈る? ド定番アイテムとその理由
「私ってそんなに老けて見えるのかしら?」  猫店長「さぶ」率いる我が花屋。ご来店なさったお客様から会うなり質問され...
他人の服を汚した時の4つの対処法!トラブルを避けるには?
 うっかり飲み物をこぼしてしまったなどで、他人の服を汚してしまうと焦りますよね。特に、相手が激しく怒ってしまった場合には...
“にゃんたま”のあとを追って思い出す…ジブリ映画の名ゼリフ
 きのうもきょうも、にゃんたまωのあとを追う!  私はたまに、ジブリ映画「耳をすませば」の“ある台詞”を思い出しま...
ダイソーの「もしもノート」を買ってみた 2021.9.12(日)
 先日、ダイソーで「もしもノート」なる商品を見つけました。  その名の通り「もしも」の時に備え、自分の情報を記すも...
“攻める女”瀧内公美<前>「このままでは役者生命が続かない」
 映画『火口のふたり』(2019年、R18+指定)で柄本佑さん(34)と主演を務め、第93回キネマ旬報ベスト・テン主演女...
“攻める女”瀧内公美<後>「褒められると危険を感じてしまう」
 女優、瀧内公美さん(31)の主演映画『由宇子の天秤』が、9月17日より渋谷ユーロスペースにてロードショー(ビターズ・エ...
嫁姑バトルはLINEでも!嫁が送ったスカッとする返信5選
 核家族化が進んだ現代では、嫁姑が同居しているケースは少なくなっていますよね。にもかかわらず、嫁姑問題は今も変わらず根深...
人気ホステスたちに学ぶ!義理や恩とのほどよい付き合い方
 義理って大切だと思いますか? 私はとても大切なことだと思っていて、恩を感じている人にはなるべくたくさん返したいと思って...
夏を見送るちょっぴりセンチメンタルな“にゃんたま”をパチリ
 夏が去りゆくきょうは、白い砂浜が広がるビーチ入口で、夏を見送るにゃんたま君です。  彼は、幸運をひっかけてくれる...
スポンジがダメにならないカレー鍋の洗い方 2021.9.9(木)
 カレーは、簡単に作れておいしいのでサイコーですよね。唯一の欠点を挙げるならば、食べ終わったあとの「鍋」だと思います。後...
縁起が悪いっていうけれど…実はご利益たっぷりな「菊の花」
 花屋でお客様の接客をさせていただいていると、「お悔み用」の御用途で花束やアレンジメントをお買い求めにお客様が毎日いらっ...
柄本佑が語る!<後>芝居も生き方も「3割の余白と逃げ道を」
 黒木華さん(31)と柄本佑さん(34)が夫婦役で初タッグを組んだ映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(ハピネ...
柄本佑が語る!<前>映画人なら腐るほど役者さんを観ないと…
 黒木華さん(31)と柄本佑さん(34)が夫婦役で初タッグを組んだ映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(ハピネ...
苦しくないの? 猫の「ごめん寝」姿を愛でる 2021.9.7(火)
 雨が続き、ちょっと肌寒さを感じる9月のある日。愛猫もんさまがまたしても変な恰好で寝ていました。  まるで土下座謝...
シャープな後ろ姿がカッコイイ!“にゃんたま”のデートを激写
 日差しは強いけど、海を渡って来る風が気持ちいい。きょうは、若いふたりのデート中にお邪魔しました。  キリリと小粋...
震えが止まらない…夫の浮気相手から妻に届いた怖いLINE5つ
 浮気に苦しむ女性は多いですよね。特に、浮気相手が強気な女性だと、さらに厄介です……。今回は、夫に浮気されている女性「サ...