DJ SODAのセクハラ訴え騒動から考える
韓国出身の人気DJ、DJ SODA(35)が、今月13日に大阪府内で行われた音楽フェス「MUSIC CIRCUS'23」出演時に性被害に遭ったと訴えた問題が大きな波紋を広げている。
DJ SODAは14日、自身のX(旧Twitter)で、公演中に一部の観客から胸を触られる被害に遭ったとし、写真を添えて《DJをしてから10年たちますが公演中にこんなことをされたのは人生で初めて》《あまりにも大きな衝撃を受けて未だに怖くて手が震えています・・・》などと投稿した。これが大きな反響を呼び、韓国でも大きく取り上げられた。
一方、当時の彼女は背中を大きく開けた露出度の高い衣装を着ていたことから、心ない批判も出ている。
それらに対し、DJ SODAは、
《私がどんな服を着いたとしても、私に対してのセクハラと性的暴行は正当化できない。私はいつかこの言葉を言いたかったです》
《私は露出した服を着るのが好きで、これからもずっと着ていくつもりです。だからみんな服装に干渉する人たちの顔色を伺わず、着たい服を思う存分着ながら生きよう!!》
と主張。当然、痴漢行為は許されないが、
《露出の多い服でファンとハグ 今まで起きなかった事が奇跡かも》
《フェスで水着姿で観客のとこ行く必要ないし、そういうマーケティングにも疑問》
などといった公の場でのファッションを巡って賛否が相次いだ。
モデル・藤川らるむのSNSが炎上
この服でも私は電車に乗るタイプです。 pic.twitter.com/2KwNzoa3vn
? 藤川らるむ (@ralumu_00) August 12, 2023
時を同じくして、モデルの藤川らるむ(20)のSNSの投稿が炎上。藤川は自身のⅩで、《この服でも私は電車に乗るタイプです》と胸元の大きく開いた露出度の高いワンピースで、乗車している写真を掲載。
《見せる仕事? 日本人なら節度大切 何でも有りではありませんよ》
《服は自由ですね。ただTPOも考えるのも大人としてのマナーです》
などと批判が殺到し、藤川は、
《昔から思うけど私がどんな服着てても、そんな服着てる方が悪いって風潮いつになったら終わるの?笑 普通に犯罪者が10000万%悪いし 私が犯罪者のために好きな服着る気持ち制限するの、なぁぜなぁぜ?》
《電車に乗るのに正装とかあるんですか》
と反論。しかし、苦言を呈す人は批判ばかりでもなく、同性の立場から心配する声も多数だ。
下品とセクシーの境界線は?
ファッションとして露出した服が好きで、自分が好きなように身に着ける自由もある。ただ同じ露出した服でも「下品」だとみなされる場合もあれば、「セクシーでおしゃれ」と評される場合もある。その“境界線”はなんだろうか?
内外美容家でミスコン審査員の鈴木絢子氏が言う。
TPOも重要
「まずはおしゃれには、TPOも重要です。セクシーが許される場、そうでない場もあります。セクハラは論外として、公共機関やオフィスでのノースリーブは目のやり場がないので困るという男性の意見もありますよね。
配慮できるのも品のある女性です。また、おしゃれに見えるかどうかは、露出の加減が大きい。たとえば、上半身も下半身も露出してしまうと、下品に見えがち。胸元だけ、太もも、ヒップラインだけなどとポイントに絞ると下品に見えにくい。背中やウエストなど自分の自信があるパーツを出すと良いですね。
ちなみに一般的に太っているほど露出したときにセクシーより下品に見えてしまう傾向があります。そして、おしゃれに見えるかどうかは、実は見る側がどうとらえるかが重要。年齢が高いほど露出の面積を気にする必要があります」
下品も品のうちではある。それでも、自分自身が輝き、ハタからみておしゃれに見える着こなしを研究する努力は惜しまずにいたいですよね。
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