男性とのデートで割り勘は嫌! おごられ女子の落とし穴とは

東城ゆず ライター・エディター
更新日:2020-02-21 17:40
投稿日:2019-07-27 06:00

 男性とデートするとき、割り勘が嫌だという女性って多いですよね。レストランのランチでも“レディースセット”があるのに、“メンズセット”という手頃なメニューは存在しません。それほど世間は「男性とは気前よく」という固定観念があるように思えてなりません。

 デート代を割り勘にするなどの出し惜しみ男には「女性にデート代を出させるなんて、遊ばれてるんじゃない?」という意見まで聞かれます。

 男性は金銭に関して出し惜しみをしてはいけないのでしょうか。男性のお金なのに、“デート代はおごって当たり前”なんて、ちょっと不憫です。日本は相変わらずの不景気です。これからの経済も、思わしくないと断言できます。男性のお財布事情も厳しいはず。“男女平等の日本を”というなら、このタイミングで「デート代も割り勘が当たり前」を筆者は提唱したいです。

デートを割り勘にして欲しい男は実は多くいる

 女性が「デート代を割り勘にして」ということは、“男性に対して失礼”だと思いますか。意外と喜ばれるデートの割り勘について男性の本音を見て見ましょう。

男性の財布事情も厳しい

「彼女と毎回デートの際にかかるお金が、意外とキツイですよね。デートの時のお会計に注目して欲しい。僕たちの給料で何割ですかっていうところに(笑)。それが毎週末となれば、さすがにキツイじゃないですか。それでも財布を出さない彼女には“自分さえよければいいのね”と思える気もする。僕らの父親の世代はバブル期だから、それと比べられては破産しちゃいますよ! 切実に」(Sさん・21歳男性/大学生)

割り勘とはいかなくても配慮を

「遊び相手の女性が年下の女性とかであれば、見栄で出しちゃうかもね。割り勘を要求までは出来ないかな。ただそれを見据えてなのか、“フレンチのフルコースに行きたい”とか言われるとイラっときますね。ケチだと思われてもいいです。“逆の立場だったら、どう思う?”って。イラっと来ない方が今どき、金銭感覚を疑いますけどね」(Iさん・32歳男性/SE)

“あれもこれも”は子供

「毎週デート代を僕が持ちつつ会う約束。お金が続かないんですよ。僕も好きな子だから、毎週会いたいですよ。お金のことさえ考えなければ。でも“お金がないから、その日はデートいけない”とは言えないじゃないですか。当てつけにもなっちゃう。“さみしいなぁ”とかいうなら、気づいて欲しい。毎週デートをとるか、おごられるメリットを取るか。なんでも欲しいでは、男は辛いですよ」(Wさん・32歳男性/看護師)

デートで割り勘しない“おごられ女子”の落し穴

 個人の価値観ですから、男性と合意のもとであれば「それでも私はおごられたい」という、おごられ女子を貫くのもいいでしょう。しかし、のちに幻滅されることもあります。そんな思わぬ落とし穴を見てみましょう。

「貯金、それだけしかないの?」

「結婚する時にはお金がいりますよね。僕は大好きな彼女とのデートだったので、この3年間のデートはいつもご馳走していたんですよ。それでも僕は貯金をコツコツしてたんですね。自分の趣味も削って……。彼女にそれとなく貯金額を聞いたんです。貯金ゼロなんですって。この事件が発覚してから“結婚式までおごりなの?”って、さすがに落胆しているところです」(Nさん・27歳男性/保育士)

 結婚を前提にしている彼女ほど、「結婚費用は彼女が貯金してくれている」と男性が期待している場合もアリ! 散々おごられておいて、自分は散財。男性の方が貯金が多くて恥をかかないようにしましょう。男性から金銭感覚を疑われますよ!

「別れるとか、無理」

「デートのたびに、僕が彼女に高級な洋服を買ってあげたり食事代を出してたんですよ。それなのに、彼女が急に“別れる”って言い出して。ありえなくないですか? だから言ってやったんですよ。“僕と別れるなら、これまで出したお金を返して”って。金の切れ目は縁の切れ目ですから。責任を取ってもらわないとね」(Hさん・29歳男性/弁護士)

 変な男性に捕まってしまえば、おごられ続けることはリスキー。「こんなに良くしてやったのに」というプライドを傷つけたとき、思わぬトラブルもありますよ。お金で立場が変化してしまうことは多くあります。対等でいたい人こそ、気をつけて。

「これだけご馳走して、この対価?」

「男って、好きな女性には貢ぎたくなる人って多いですよ。“こんなにお金を出せる俺ってカッコイイでしょ?”って、そういうアピールに使う。でもね、だからこそ、彼女を見る目は厳しくなるよね。例えるなら常連のお店。たまにはサービスして欲しいでしょ?

 “割り勘でいいよ”って言ってくれる女の子は、それだけで好印象。“割り勘してもらってるんだから、せめて最高に楽しませるぞ!”って向き合い方に違いが出ます。割り勘してまでデートに来るということは、僕のことを本当に好きなんだと信じられるよ」(Sさん・35歳男性/教員)

 お金を支払うのは、その対価が見合っていると感じるから。不景気の現状では「お金がありすぎて困るから払う」ということは皆無に等しいです。本当に払うべきところを吟味して支払った感覚の男性は、見返りを多く求めがち。割り勘をしてくれる女性は、期待レベルを低く維持できるので、男性を虜にさせることが容易です。

デートで割り勘はむしろ女子力アピールになる

 お金の大切さを理解しているからこそ「割り勘にしよう」と言える女性は、男性からすると健気に映ります。そんな思いやりのある女性がゆえに「もう一回デートしよう」と前向きな気持ちなるよう。

 男性のお財布事情も、不景気の大打撃を受けています。デート代が割り勘であれば誘いも多くなるでしょう。モテる女性は、意外にもデート代を割り勘にしている女性が多いですよ。

東城ゆず
記事一覧
ライター・エディター
1994年生まれ。11歳の頃からブログを運営。ライターやエディターとして、女性誌メディアや地元新聞のコラム枠まで幅広く活躍中。恋愛やママ友問題、介護士であった経験からリアルな介護問題まで幅広い知見がある。年子兄弟を連れ離婚の経験があり、現在は再婚に至る。

ラブ 新着一覧


「結婚ていいよ♡」クソバイスにイラッ。ジューンブライドの過剰な“幸せアピ”はやめて~!
 6月の花嫁=ジューンブライド。幸せになれるという言い伝えから、6月に結婚する人は多いですよね。でも浮かれすぎには要注意...
恋バナ調査隊 2025-06-03 06:00 ラブ
実は「シングルマザー」がモテるって本当? 僕たちが惹かれてしまった理由
 3組に1組は離婚しているとも言われる現代。子どもを抱えたまま離婚する「シングルマザー」も身近な存在となりました。実は「...
恋バナ調査隊 2025-06-03 06:00 ラブ
恋人とは「趣味が合わない」方がいい、ってマジすか? 5つの意見に納得…
「恋人とは趣味が合う方がいい」という意見はよく耳にしますが、「恋人とは趣味が合わない方がいい」と考える女性も案外多いのだ...
恋バナ調査隊 2025-06-02 06:00 ラブ
うわぁ…彼女に“激萎え”したLINE3選。そのお世話、裏目にでてるかもよ?
 付き合った当初と違う…と彼女の変化に不満を抱く男性は多い様子。中には「女として見られない」と、気持ちが冷めてしまう人も...
恋バナ調査隊 2025-06-01 06:00 ラブ
「俺は毎日もやしでいいのに」質素な生活を望む47歳夫。家事代行を頼む妻との結婚を後悔する毎日
「冷酷と激情のあいだvol.248〜女性編〜」では、家計に満足なお金を負担せず、家事への労力も渋る夫への妻・美幸さん(仮...
並木まき 2025-05-31 06:00 ラブ
「生活費は10万しかくれない」夫が“セコ過ぎる”と嘆く43歳妻。お金も家事も私ばかり…と不満が募る日々
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-05-31 06:00 ラブ
不倫はもうおしまい。女たちが最後の“さよならLINE”を送る瞬間
 大好きな男性とはお別れなんてしたくありませんよね。でも相手が既婚者だったらどうでしょうか? 今回は、既婚者の彼との最後...
恋バナ調査隊 2025-05-31 06:00 ラブ
【漫画】疑似結婚って何?ドS上司から提案された条件と、彼が“シンパパ”になったワケ『授かり疑似婚』#3
【『授かり疑似婚~秘密のマリアージュ~』あらすじ】  見栄っ張りなOL・花森咲良(27)は、弟と一緒に住んでいた家を追...
【漫画】ちょおえええ!シゴデキ上司「俺、奥さんいないよ」突然の“顎クイ”告白から…『授かり疑似婚』#2
【『授かり疑似婚~秘密のマリアージュ~』あらすじ】  見栄っ張りなOL・花森咲良(27)は、弟と一緒に住んでいた家を追...
【漫画】うっわ~女物の靴…弟に追い出された夜、ドSな上司との運命の歯車が回り始めた『授かり疑似婚』#1
【『授かり疑似婚~秘密のマリアージュ~』あらすじ】  見栄っ張りなOL・花森咲良(27)は、弟と一緒に住んでいた家を追...
「訴えられる…」女装子の妻に“レズビアン”関係がバレる? 不倫の終わりは略奪か、それとも #3
 菜々美さん(28歳ホステス/独身)はアフターで連れて行ってもらった女装バーで、女装が趣味の直樹さん(43歳エンターテイ...
蒼井凜花 2025-05-30 06:00 ラブ
梅宮アンナは大病を経験した“しびれ仲間”と再婚…「いたわり婚」がブームの予感
 梅宮アンナさんが52歳で電撃再婚されました。お相手とは出会って10日、乳がんの診断を受けたことを公表し、現在も治療を続...
内藤みか 2025-05-29 06:00 ラブ
早めに逃げて! モラハラ夫、3つの常套句。卑劣な行為は母親の影響か?
 倫理・道徳に反した嫌がらせを繰り返し、相手を精神的に追い詰める「モラハラ夫」。周囲から見れば「おかしい」と気が付くのに...
恋バナ調査隊 2025-05-29 06:00 ラブ
「対岸の家事」に共感。それでも私が“専業主婦”を選んだ3つの理由
 夫婦共働きが当たり前になってきている今の時代に、あえて専業主婦を選択する女性もいます。セレブならいざ知らず、物価高のご...
恋バナ調査隊 2025-05-29 06:00 ラブ
今すぐ離れて! 自己中男があなたから搾取する6つのこと。お金より大事なものを失うかも
 恋愛は人生を豊かにする要素の1つであるはず。マイナスになるような恋愛はしたくありませんよね。だとしたら、これら6タイプ...
恋バナ調査隊 2025-05-28 06:00 ラブ
なぜ? 親友の夫が襲来…彼女の「裏の顔」に愕然。まさか私が“使われてた”なんて!
 著名人が不倫で活動自粛するというニュースが相次ぐ昨今。そのせいか日常生活で「不倫」という言葉を聞くことが増えたと感じて...