横浜土産に買いたい! 馬車道の「ビスカウト」は“ご褒美ビスコ”の味

コクハク編集部
更新日:2023-09-26 06:00
投稿日:2023-09-26 06:00

横浜・馬車道でおすすめの焼き菓子とは?

明治の西洋館を再現、横浜港開港当時の建築様式を取り入れたそう。入口の公衆電話BOXにきゅん(C)コクハク
明治の西洋館を再現、横浜港開港当時の建築様式を取り入れたそう。入口の公衆電話BOXにきゅん (C)コクハク

《馬車道 スイーツ お土産》

 横浜・馬車道に行く用事ができ、電車内でググった&予測ワードがこちら。で、「絶対行きたい!」と訪れたのが、馬車道十番館さんです。

 1945年に開館。西洋料理とバーと喫茶室を併設しており、館内に一歩踏み入れると、開化期の文明の香りが漂い、タイプスリップしたような感覚に。す、すてきです……!

名物の「ビスカウト」狙い

包装もかわいい。右から2番目が「プレト」です。ほかはビスカウト各種(C)コクハク
包装もかわいい。右から2番目が「プレト」です。ほかはビスカウト各種 (C)コクハク

 この日は常温での持ち歩きが可能な焼き菓子、名物の「ビスカウト」狙いで伺いました。

 職人さんが毎朝自社工場で丹精込めて手作りで焼き上げているそう。ガス灯の刻印に横浜らしさと、“正統派”の風格を感じます。

 レモン、ピーナッツ、チョコレートのそれぞれクリームがサンドされた「ビスカウト」と、ココアを練り込こんだ生地でホワイトチョコクリームを挟んだ「プレト」の計4種類を購入。

高級なビスコっぽい!?

早く食べたい…(C)コクハク
早く食べたい… (C)コクハク

 レモンは封を開けた瞬間、ほんのりと爽やかな香りが鼻をくすぐります。ん? どこかで嗅いだことがある懐かしい感じがする……。

 あ、ビスコじゃね!?

 そうなんです、味わいもサクサクっとした歯ごたえのビスケット生地をひとくち食べると、リッチなバターの風味が口中に広がるのですが、オトナ向けのご褒美ビスコに思えなくもない!?

 袋には、100グラムあたり489キロカロリーと明記されており、食べすぎアカン! とビビりましたが、1個当たり10グラムほど。となれば、おおよそ50キロカロリー、許容範囲……のはずです(苦笑)。

 ビスカウトはいずれも1個184円(税込み・以下同)、プレトは1個195円。横浜そごうや横浜高島屋、オンラインなどでも購入可能ですが、せっかくなら“馬車道のシンボル”のお店で買いたい一品です。

老舗レトロの有名店といえば「マッターホーン」

看板や包装紙などにあしらわれているイラストは、黒田清輝に師事した洋画家・鈴木信太郎氏によるもの(C)コクハク
看板や包装紙などにあしらわれているイラストは、黒田清輝に師事した洋画家・鈴木信太郎氏によるもの (C)コクハク

 食欲の秋だからか? 輪をかけて甘いものを欲する今日この頃。別の日には、スイーツ好きの方々にはお馴染みの「マッターホーン」(東京・学芸大学)で、ケーキを買いました。

 1952年の創業以来、一店舗主義を貫かれている“街の洋菓子店”。道ですれ違う人の中には、お店の袋(エメラルドグリーンの紙袋やビニール袋)を持っているかたも多く、地元で愛されているお店だとビシバシ伝わってきます。

風格が漂うダミエとロールケーキ

やっぱり早く食べたい…(C)コクハク
やっぱり早く食べたい… (C)コクハク

 マッターホーンといえば、バウムクーヘンが有名ですが、アントルメやプティガトーも人気。定番のダミエ(350円)と、季節限定のマロンロール(350円)をゲットしました。

 ロールケーキはカルピスバターを使用したバタークリームとダイスのマロングラッセを、和栗入りのスポンジで巻いた一品。柔らかスポンジはプレーンとココアのふわふわスポンジとバタークリーム、コーティングされたチョコレートのバランスが絶妙です。

 ビジュアルの美しさにため息、バタークリームの上品なコクと甘みにため息……半世紀愛されるプティガトーだとうなずけます。

 合わせる飲みものは紅茶かな? と一瞬よぎりますが、仕事帰りに買ったとなれば、お酒です。すっかり日が暮れた夜ですもの。角のハイボールに合わせていただきました。秋のティータイムだけでなく、お酒のおともにもぴったりなんだなあ、これが。

スイーツより「洋菓子」と言いたい

 スイーツより洋菓子ということばが似合う2品。近くに足を運ばれた際、いかがですか? 自分へのご褒美・甘いものに目がない方への手土産にもぜひ。幸せな気分になれること請け合いです。

(編集O)

馬車道十番館
address:神奈川県横浜市中区常盤町5-67

マッターホーン
address:東京都目黒区鷹番3-5-1

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