声枯れからの声老け!?【専門家監修】今すぐできる簡単な対策法&漢方薬

コクハク編集部
更新日:2023-10-19 06:00
投稿日:2023-10-19 06:00

3. 今すぐできる声枯れ対策法

日頃から喉を大切にしよう(写真:iStock)
日頃から喉を大切にしよう (写真:iStock)

 ここでは、声枯れに対してできるセルフケアをご紹介します。

3-1. 乾燥対策

水分をたっぷり摂ろう(写真:iStock)
水分をたっぷり摂ろう (写真:iStock)

 声枯れ対策には、のどの乾燥を予防することが重要です。以下のポイントに気をつけましょう。

・水分摂取:毎日十分な水分を摂ることは、声の健康に欠かせません。水分はのどの潤いを保つのに役立ちます。

・加湿器の使用:室内の空気が乾燥しがちな場合、加湿器を使って湿度を保ちましょう。とくに暖房やエアコン使用時には注意し、加湿器を活用するのがおすすめです。

・のど飴やのどスプレーの利用:のどの乾燥を防ぐためには、のど飴やのどスプレーを活用するのが効果的です。唾液の分泌を増やすなどして、一時的にのどを潤すことができます。

3-2. 日常生活の見直し

眠らないと治らない(写真:iStock)
眠らないと治らない (写真:iStock)

 日常生活の改善によって、声の健康をサポートしましょう。

 食事や睡眠は、健康を保つために重要です。食生活が崩れたり睡眠不足が続いたりすると、免疫力が低下して風邪をひきやすくなってしまいます。結果としてのどに炎症が起き、声が枯れる原因となるため注意しましょう。

 ビタミンやミネラルを豊富に含む野菜や果物を積極的に摂り、夜更かしせず良質な睡眠をとるよう心がけることが大切です。

 また、のどに刺激を与えるアルコールやたばこをなるべく控えることも効果があります。

4. 声枯れが気になる人には漢方薬もおすすめ

のどをよく使う人は漢方薬がベスト(写真:iStock)
のどをよく使う人は漢方薬がベスト (写真:iStock)

 声枯れは、漢方薬で対策できる場合があります。

 日常生活をすぐに見直すのは難しいという人も、漢方薬なら症状や体質に合ったものを毎日飲むだけなので、手間なく気軽に継続できるでしょう。

 秋は空気が乾燥するため、のどや気管など呼吸器の不調が出やすい時期です。

 乾燥した空気が体内に入ると、鼻やのど、肺などの粘膜の潤いが奪われ、声枯れや咳、のどの痛みなどのトラブルが起きやすくなると考えられています。

 そのため、「水分の循環をよくしてのどや肺に潤いを与える」「のどの炎症をおさえる」「自律神経のバランスを整えてのどの違和感を改善する」といった漢方薬を選び、根本改善を目指しましょう。

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