玄関先で霊感アリ婚約者と濃厚SEX!私が立ったままイクなんて… #3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-10-13 11:15
投稿日:2023-10-06 06:00

玄関で立ったまま強烈なエクスタシー

 ギュッとつむった目の奥で閃光が走りました。どこかに放り出されるような感覚に陥った瞬間、私は強烈なエクスタシーへといざなわれたんです。

 全身が痙攣し、ひざがガクリと折れそうになりました。

 直後、膣奥からペニスが引き抜かれて……。私の乳房に熱いザーメンが噴射したんです。

(ああ……玄関で立ったままイクなんて)

 私は信じられない気持ちとともに、快楽のため息を漏らしました。彼と同時に達した悦びにも浸りました。

 その後、英明さんとは順調に交際を深めていったんです。時おり、『心の内を見透かされている?』というわずかな不安はあったものの、やはり彼への愛情は変わらない。結婚に向けて、両家の話し合いも進んでいきました」

銀座でまさかの出会い

――続けてください。

「そんな時でした。大学時代の友人とランチをした銀座で、ふと、背後から声をかけられたんです。

――もしかして、弓香?

――えっ?

 振り向いた私は目を見開きました。スーツの上からでもわかる筋肉質な体躯、知性と野性を持ち合わせた濃い目の顔立ち――紛れもなく、医師の元カレでした。

突然の再会に身動きもできず

 結婚を夢見て付き合っていたのに、彼の両親が『結婚相手は女医か医療関係者』と猛反対し、彼もそれに従って『ごめん……』と詫びて別れた彼……。

 懐かしさと同時に、失恋の苦い思い出が一気に押し寄せてきて、私はその場から動けずにいて……。

(なぜこのタイミングで再会……?)

 呆然と立ち尽くす私に、彼が歩み寄ってきたんです」

 次回に続く。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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