別れた恋人と友達になれる? “元カレ友達”の良い所と悪い所

深志美由紀 官能作家
更新日:2019-07-06 06:00
投稿日:2019-07-06 06:00

 私は元カレと友達になることができない女です。別れる時にはなぜか「訴えてやる!」「結婚詐欺だ」と罵られるか(注:交際相手からお金をもらったことはありません。そもそもワリカン派です)、浮気をされまくったりして私の方が相手を心底恨んでいるか、どちらかだからです。

 しかし世の中には意外にも、元恋人と友達になって仲良くしている人が多いらしいということを聞きました。本当に!? どうしたらなれるか知りたい! というわけで、ネットを通じてアンケートを取り、皆さんのご意見を聞いてみました。

別れた恋人と友達になれる? なれない?

 女性は「友達になれない」が7割という結果に。 

・友達になれる(女性回答)29.8%


・友達になれない(女性回答)70.1%  ※318票中

 一方の男性は「友達になれる」が4割超えでした。

・友達になれる(男性回答)42.3%


・友達になれない(男性回答)57.7%  ※156票中

友達になれる派となれない派の理由は?

 では、それぞれの意見を見ていきましょう。

・友達になれる派

「なれました。ただ、感情がこじれないような別れ方をした相手だけです」(ぽちさん/女性)

「なれると思うし、実際何人も友達関係を維持している女性がいます。問題は、現在進行形でお付き合いしている彼女の気持ちです。そこが難しい」(ミックさん/男性)

「時間が経てばなれると思います。どのくらいの期間の付き合いかによりますが、好きな食べ物、趣味嗜好、クセ諸々、お互いよく知っているのでとても良い友達になれます。定期的に会ったりはしませんが、思い出して連絡したり、たまに会うととても楽しいです」(みどりさん/女性)

「なれます。良きアドバイザーとして交際時には言えなかった意見も言えます」(ピンチョロザウルスさん/男性)

・友達になれない派

「なれない。そもそも友達になるぐらいなら、恋人になってない」(カズさん/女性)

「なれない。身体を求めてしまう」(ノブちゃん/男性)

「あちらに未練がなければなれる。(ワンチャンあるかも?とか相手が思ってなければ)私はお別れした後に全く未練というものを残すことがないので」(りおなさん/女性)

「なれないです。別れには必ず原因がある訳で、その原因がポジティブに反転していかない限り単なる依存関係に陥ってしまうと思います」(かえるーさん/男性)

・場合による派

「なれる相手と、なれない相手がいる」(二村ヒトシさん/男性)

「別れ方によるかと。いいお付き合いをしていてお互い合意でキレイに別れた彼とはよい友達ですが、別れ際にモメた彼とは音信不通…」(teaさん/女性)

まとめ

 やはり、誰でも簡単に友達になれるというわけではなさそうです。ポイントは「相手に肉体関係を求めてしまうかどうか」という部分が大きいようでした。また「別れ方による」という回答も多かったです。また、男性に比べると女性の方が「友達になれない」という回答が圧倒的に多いようです。

 しかしながら、「友達になれる」派の方は「元恋人友達」の良さを詳細に語る方が多かったのが印象的でした。私も次は穏やかに恋人と別れ、友達になってみたいものです……。

 あ、その前に恋人作らなきゃ……。

深志美由紀
記事一覧
官能作家
集英社ノベル大賞佳作受賞にてデビュー。2010年「花鳥籠」
で第一回団鬼六賞優秀作受賞、同作13年映画化。新聞や電子書籍など、男性のみならず女性にも受け入れられる官能小説を多方面で執筆。著書に「ゆっくり破って」(イーストプレス)「美食の報酬」(講談社文庫)など。自他ともに認めるダメ男好きで、自らの体験を活かしたエッセイ漫画なども配信中。

ラブ 新着一覧


“不幸な恋愛”が続く理由と特徴を考えてみた 経験に糸口あり
 ある程度の年齢になってくると、恋愛経験も増えてくるはず。しかし、それにも関わらず、いくつになっても今までの経験を活かす...
恋バナ調査隊 2022-05-02 06:00 ラブ
“バツが多い”男性との恋愛 離婚の原因以外に確認すべきこと
 3組に1組が離婚しているといわれる現代。年齢を重ねていくごとに、“バツ”ありの男性と出会うことは増えてくるでしょう。で...
恋バナ調査隊 2022-05-02 06:00 ラブ
「モテる女性」こその悩み…大変だと同情するか、嫉妬するか
 モテる女性を見て「私もあんな風にモテてみたい! と、羨ましく感じる人は多いでしょう。中には「あの子ばっかりモテてずるい...
恋バナ調査隊 2022-05-01 06:00 ラブ
「痔の薬よろしく」彼氏に誤送信LINE!終わったと思いきや…
 大好きな人の前では、いつでも可愛くいたいもの。でも、私たちの日常には、それを脅かす危険なツールがあります。  そう、...
恋バナ調査隊 2022-06-01 12:25 ラブ
交際4カ月でキスだけ 恋人と“性交渉ゼロ”34歳女性のモヤモヤ
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-04-30 06:00 ラブ
「肉体関係は神聖なもの」頑なに恋人を抱かない36歳男の事情
「冷酷と激情のあいだvol.88〜女性編〜」では、恋人のヨウヘイさん(仮名・36歳)と、交際開始から一度もカラダの関係が...
並木まき 2022-04-30 06:00 ラブ
「おはよ、本日の足」夫ウケ狙ったのに撃沈!愛の傍迷惑LINE
 世間には「夫のことが大好きで仕方がない妻」も、たくさんいますよね。そんな女性は、LINEでも健気に夫ウケを狙ってあれこ...
「男は収入」お金目当てで結婚した女性のその後から学ぶこと
 あなたは、結婚相手に何を求めますか? アラサー・アラフォーになると、自分自身にも経済力がついてくるため、男性を「収入」...
恋バナ調査隊 2022-05-02 18:52 ラブ
ザワザワする!本気or遊び「告白なし」で付き合う男性の心理
 男性に告白されていないのに親密な関係になると、なんだかモヤモヤしてしまいますよね。本当は告白されてから付き合うのが理想...
恋バナ調査隊 2022-04-28 06:00 ラブ
本命の男が貴女から去る言動 能ある女性は爪を隠しています
 涼香(リョウカ)と言います。銀座で長らくお仕事をさせていただいています。といって、接客型のクラブではなく、カウンター越...
涼香 2022-04-28 06:00 ラブ
“結婚は考えてない”と言う彼 怒りを呑み込んだ35歳女性の例
「結婚は考えてない」。恋人にそんなことを言われてショックを受ける女性が最近増えているようです。このようなことを言われたら...
内藤みか 2022-04-28 06:00 ラブ
あれ? 彼氏が負担に感じる…前向きな対処法4つを試してみて
 恋愛中には、時に彼氏の存在を負担に感じてしまうことがありますよね。そう感じている時は、自分をごまかしてもつらくなるだけ...
恋バナ調査隊 2022-04-27 17:19 ラブ
恋愛モード復活! 彼氏欲しい…恋人ってどう作るんだっけ?
「学生時代はすぐに恋愛ができたけど、今は好きな人すら見つからない」と悩んでいる方も多いはず。彼氏がいない期間が長ければ長...
若林杏樹 2022-04-27 16:49 ラブ
W不倫に溺れ、別居した元妻から婚姻費月10万円を請求された
 ステップファミリー5年目になる会社員ライターひでまるです。大学卒業と同時に、当時付き合っていた彼女と結婚→当時の妻に2...
30代40代大人の恋愛「きっかけのハードル」を下げてみない?
 大人になって恋愛の経験値が上がっていくと、付き合いはじめる前に「この人とは合わなそう」「この人はやめておいたほうがいい...
恋バナ調査隊 2022-04-25 06:00 ラブ
「長い不倫」の終わらせ方 “無知”ほど怖いものはありません
 恋愛は自由なもの。しかし、相手が既婚者となれば話は変わってきます。「出会ったのが遅すぎただけ」なんてセリフは、ドラマで...
恋バナ調査隊 2022-06-01 12:34 ラブ