経験は「ナマモノ」…感情も感度も“錆びた大人”になっていませんか

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2023-10-20 06:00
投稿日:2023-10-20 06:00
 人生において経験は重要ですよね。これから先の未来や、あるいは後輩たちを助けられるかもしれません。
 だけど昔の経験にばかり頼っていると、いつのまにか“うっとおしい人”になってしまうかも……。

経験を基準に分類、区別していない?

 

 

 

 

経験はナマモノと心得よ

 人は年を重ねてベテランになっていくと、周りから自然と敬(うやま)われるようになります。

 その人のパーソナリティが素晴らしいのと、経験値の高さが評価されるからです。

「経験がある」のは、重要ですよね。だけど、ずっと同じ経験を参考にするのは得策とは言えません。なぜなら、経験はあっという間に古くなってしまうからです。

 私は10年前にイタリアへ旅行しました。その時の経験は、思い出として話すには美しくても、実用性があるかと言われれば自信がありません。

 だって現代の10年ですからね、どんな変化があっても不思議じゃない。

情報は常に更新されている

 最近イタリアから帰ってきた人に話したら、「それは偏見ですよ」って言われるかもしれません。仕事だって同じです。

 10年前に常識だったものが、今でも同じとは限らない。当時の照準でしか話せないと、それは偏見になっていきます。

 だからこそ、ベテラン世代ほど自己アップデートを怠ってはいけません。

 新しい経験を常に取り入れておくと、10年前の経験と合わせて話ができます。すると途端に「深みのある意見」になるんです!

 そんなアドバイスをくれる先輩ほど頼りになるものはありません。

 みなさんもぜひ、経験のアップデートを気にしてみてください。

登場人物紹介

コミ:どろんぱの人気ホステス。明るく社交的で、若いがお客さんからの信頼も厚い。酒乱なのが玉にキズ。

マキさん:どろんぱのナンバーワンホステス。出勤回数は少ないが、がっつり稼いでささっと帰っていく。3人の子持ち。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


お正月にしめ縄って必要かぃ?「しめ縄」と「しめ縄飾り」の違いも解説
 今年もあと2週間を切りました。年末だというのにあまりの暖冬、ここ数日は少しは寒くなったものの更年期のワタクシは、本職の...
「女は見た目がすべて」の思い出に悶々…容姿いじりのトラウマの克服法
「女は見た目がすべて」なんて言葉が昔からあるように、男性よりも女性の方が外見を厳しく見られる傾向です。そして残酷なことに...
落ち込んだらシーラカンスのことを考えるといいかもしれない
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
人生初のぎっくり腰なぜ発症? 40女の激痛を救った意外なコスメは…
 齢46、人生初のぎっくり腰になりました。腰が砕け、身動きがまったく取れない状態に陥るって本当にあるんですね。  デス...
韓国は「ひとり飯」ほぼタブー! おひとり様=みじめな人認定で苦労した
 ちまたでは『孤独のグルメ』(テレビ東京系)や『ひねくれ女のボッチ飯』(テレビ東京系)、『めんつゆひとり飯』(BS松竹東...
2023-12-19 06:00 ライフスタイル
“たまたま”とももうすぐお別れ…去勢前のおやつシーンを激写
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
自然の石を積んだ石垣でできた江戸時代から続く「棚田の村」
 見知らぬ土地で、山道を越えて現れた見事な石垣に圧倒される。ここまで積み上げる労力を想像すると途方に暮れるし、これが自然...
妙齢って何歳? 三省堂 現代新国語辞典のいまっぽい凡例に注目
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
#3 結婚で“輪”から去る友人への寂しさ。心地よい独身生活で失ったもの
【#2のあらすじ】  ミュージシャンの沙恵は高円寺に暮らし、毎晩芸人の卵や音楽仲間と飲み歩いている。高円寺はうんざ...
#2 友達の結婚、喜べないのはなぜ? 勝ち組を裏切りだと感じてしまう記憶
【#1のあらすじ】  ミュージシャンの沙恵は高円寺に暮らし、芸人の卵や音楽仲間と毎日飲み歩いている。高円寺はうんざ...
「最終的には学歴!」すごいですねー(棒)高学歴義母のマウントLINE3選
 義母が高学歴だとなんとなく上品でスマートな人柄が連想されますが、現実では学歴の高さと人格は比例しないようです。実際には...
2023-12-16 06:00 ライフスタイル
#1 夢を諦めきれない32歳の女。高円寺で燻る芸人らと酒に溺れる日々
 この街は、まるでネバーランドだ。  いつもの店に行くと、いつもの仲間がいて、相変わらずのバカな話で盛り上がれる。...
母親が施設から帰ってくる夢…認知症の予兆を「ボケたな」で済ませない
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
おひとり様全盛時代でも? 老後こそ“コミュ力”がものを言う
 ぶっちゃけ、私はあまり人づきあいが得意なほうではありません。一人のほうが気を遣わなくていいし、楽だから。  これから...
ムーミン好き必見!ESSEの時短レシピ&開運グッズ付録など使いこなす術
 今回ご紹介する雑誌付録は、「ムーミントラベルポーチ3点セット」と「別冊付録:保存版!ESSEのBest時短ベストおかず...
同僚のボールペン“カチカチ”に敏感反応!繊細すぎる人へのLINEどう返す
 世の中には、人一倍豊かな観察力や感受性を持つ人も存在します。そうした人は「優しい」「気遣いができる」などの長所をたくさ...