観葉植物で福を呼ぶ パキラは成功と発展もたらず“奇跡の木”

斑目茂美 開運花師
更新日:2019-07-13 06:00
投稿日:2019-07-13 06:00

 ワタクシのお店の近所には、美味しくて特盛が評判の中華料理屋さんがございます。オーナーは中国人御夫婦……といってもマスターは中国生まれだが、日本人と中国人のハーフなのでございますが。

 ご夫婦は来日されてもう数十年経っているというのに、ご夫婦そろって相変わらず不思議な日本語を操り、可愛らしい素敵なお人柄と相まって、別な意味でもなかなかの味のある素敵な繁盛店でございます。

 さすが中国人だな、と思うのはその店内装飾。

 漢方の本場だけあって、所狭しと飾られた怪しい焼酎漬けの瓶の数々。お客様からいただいたというその瓶の中には、ガメラ(亀)が空ならぬ焼酎の中を飛び、サソリや蛇、ひっくり返ったトカゲもいたりする横で、「かわいいね~」などど言いながら外ガラスにはりついたヤモリ親子の並んだ腹の裏をガッツリ見ながら餃子を食すお客様……。

 という、なかなかカオスな店内の入口には、風水にちなんだ縁起物の観葉植物の大きな鉢がいくつも並んでおるのでございます。送り主はご夫婦の息子さんで毎年、母の日に感謝の意味も込めて贈られた植物の数々なのでございます。

 そんな愛すべきオモシロ日本語ママさんがある日お花屋さんにやってきました。

ママ  「オネーちゃん、お願いあるよ。(あるのだけれど)」

ワタクシ「どうしたの?」

ママ  「お兄ちゃん(息子)母の日に花買ってくれるよ。(くれるってよ。)」

ワタクシ「素敵でござんすね。何にしましょ」

ママ  「マスター花粉症ね。葉っぱがいいよ。(マスターが花粉症だから観葉植物にしたいわ)」

ワタクシ「葉っぱね(笑)。何がよろしいか?」

ママ  「小さいがいいよ。小さいが。(小さい鉢がいいよ。小さい鉢が)」「オネーちゃんにお兄ちゃん電話くる言ってたね。(お姉さんに息子が電話をするって言ってたよ)」

 焼酎の中を飛ぶガメラ(亀)やひっくり返ったトカゲの焼酎漬けの瓶、そして生きたヤモリ親子でカオスな店内なのに、横に輝くような(笑)観葉植物があると、ちょっぴりオモシロ空間に変わり、縁起を呼ぶことをどうやら息子さんはご存じのご様子……。

 というわけで、今回は福を呼ぶ縁起物「観葉植物」の解説でございます。

「良い気の通り道」を作って我が家に死角なし!

 観葉植物はその1鉢に「土」「水」「木」「葉」「太陽」そして「命」という、いわば自然界のパワーをギュッと詰め込んだ奇跡の1鉢なのでございます。

 空気浄化も期待できる観葉植物は悪い気も浄化! 観葉植物は置くだけでそこを強力なパワースポットに変身させてしまうのでございます。

 さらに、良い気が常にあなたのお家に循環するように、お玄関やお部屋の入口などの「気の入口」、あるいはお部屋の四隅のような、悪い気が滞る所やちょっと気になる場所に置いてみることで「気の通り道」を作ることになり、もはやあなたのお家は死角無し! になるのでございます。

 オモシロ中華料理屋さんもこの効果もあるのか、謎の焼酎漬けの瓶の横に観葉植物があることで、繁盛しているのか……。

 風水的に言えば、種類よりも葉の形や大きさ、葉の生える向き、置き場所などが重要ポイントのようでございますが、あなたの欲しい効力に合った観葉植物をご選択がよろしいかと……。

 細かく上げるとややこしや~なので、今回はオモシロ中華料理屋さんの息子さんリクエスト「パキラ」をフィーチャーでございます。

商売繁盛、仕事運向上、成績UP…飾らにゃ損損!

 会社の新社屋や開業の御祝などでも「パキラ」はとても人気のある観葉植物でございます。

 丸みを帯びながらも先端は尖った葉、太く力強い幹、上へ上へと成長するパキラは別名「MONEY TREE」とも呼ばれ、金運にも効く商売繁盛の縁起の良い木とされておるのでございます。

 とりわけパキラは「強力な気を発する」といわれており、エネルギーが特に必要な場所に置くことでその威力をモーレツに発揮するのでございます。

 例えば……バリバリ仕事で成果を上げたいあなた! ガリガリ勉強して成績を上げたいあなた! そんなあなたは、ぜひパキラをお部屋にお招きしてあげてくださいませ。小さくてもよいのです。パソコンの横にちょこりん。勉強机の上にちょこりん。

 パキラの旺盛な生命力と、尖った葉先、伸びやかに上に成長する様があなたを「成功」と「発展」に導いてくれるはず! なのでござんすよ。

家庭や人間関係に調和ももたらす奇跡の木

 加えてそれだけではござらんのがパキラの凄いところ。

 人の集まるリビングや談話室など、良くも悪くもたくさんの気が集まり停滞しがちなお部屋の隅に置くことで、全体の気の流れを正常に。家庭や人間関係に調和をもたらすどころか、お玄関やお部屋の入口に置けばこれまた厄除けの効果もある……というなんとも素晴らしい奇跡の木なのでございます。

 まるでママさんへの息子さんの感謝の気持ちが通じたように、愛すべきオモシロ中華屋さんのパキラの木は、ますます旺盛にグングンと葉を広げております。

 スクスク育つ福を呼ぶパキラのように、きっとご来店のお客様も生きた良い気のシャワーを浴びて幸せになれる、ますます評判の繁盛店になるに違いなかろう! とワタクシ思うところでございます。

 あなたのお家が良い気の充満する安らぎのお家に変身することを……。

 ワタクシ遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


「妊娠アウティング」経験者たちのエピソード 悲劇はどうすれば防げたのか
 皆さんは、「妊娠アウティング」という言葉を知っていますか? もしかしたら、実際に被害を受けたことがある人もいるかもしれ...
あの人気観葉植物が地震を予知!? 植物の異変から事前兆候を察知する話
 テレビ画面に映し出される南海トラフの「巨大地震注意」の文字…。不安で心が押しつぶされそうになりますな。ワタクシが生...
アプローチ中のおんにゃの子は塩対応? “たまたま”の恋の行方にドキドキ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
盆地を見下ろす丘で
 盆地を見下ろす丘で。  くるくると回る風に吹かれ、空に風の交差点を観た。
ほっこり癒し漫画/第79回「来るかな? ニャー」
【連載第79回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「女郎花と男郎花」読める? ヒント:ジョロウは間違い。初秋に愛でたい
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ミルクに難色、昭和育児の「母乳信仰」って何なん? 押しつけがましい上から目線LINEにイラッ
 初めての育児や、何人もの育児をしているお母さんは、とりわけ、毎日大変! そんなお母さんを追い詰める身内、どうにかならな...
セレブ妻が赤羽のサイゼリヤに落ちるまで 上流階級との「品格の差」に絶望
 悠々自適なセレブ生活を送っている医師の妻・大宮由香。ある日、お嬢様学校に通う娘のクラスメイト・愛舞(らぶ)とその母親・...
勝ち組ママ友が放った屈辱的な一言。私を「一般人」と一緒にしないで!
 四ツ谷・番町エリアに暮らす医師の妻である大宮由香は、娘・葵を名門お嬢様学校に通わせている。小学校に入った葵から友人がで...
嘘でしょ…娘の友達が「キラキラネーム」? 玉の輿セレブの大きな誤算
 都会の中心でありながらも、ハイグレードな住宅街として知られる四ツ谷・番町エリア。  大宮由香は、小学校に入ったば...
スメハラ? 90年代の出版社は“異臭”がプ~ン…男と香水と時代の変化
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
移住の思わぬ落とし穴。収入激減で大後悔!こんなはずじゃなかった…
 コロナ禍でリモートワークに対応する会社が多くなり、地方への移住を一つの選択肢として捉える人は増えました。でも、あまり調...
直木賞作家・荻原浩氏インタビュー 世にはびこる誹謗中傷「耳の痛い意見が人を成長させるとは言い切れない」
 パリ五輪でも選手や審判などに対する誹謗中傷は深刻な問題となっている。誹謗中傷は、他人への悪口(誹謗)と根拠のない出鱈目...
まるで最高級の餡子玉! 黒猫のプリプリ“たまたま”がキュートすぎる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
江角マキコ芸能界引退から7年、初めてデビュー作を語る(後編)父を亡くした喪失感を「ゆみ子」に重ね合わせた
 芸能界から引退している江角マキコさんが、7年ぶりとなるインタビュー取材に応じた。目的は、石川県輪島市を支援するために特...
2024-08-07 07:00 ライフスタイル