キラキラが苦手なんだよ…田舎育ちの地味系40男が抱く劣等感

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-12-30 06:00
投稿日:2023-12-30 06:00
冷酷と激情のあいだvol.175〜女性編〜」では、副業のインフルエンサー活動に非協力的な恋人・コウジさん(40歳・仮名)との交際や将来について、強い不安と不満を抱く希美さん(35歳・仮名)の心情を届けしました。
 では、コウジさんは5歳年下の恋人に対して、どんな思いを抱いているのでしょうか。

最初はうれしかったけど…

「僕にしては珍しく、キラキラしている子と付き合っちゃったなぁ〜っていう気がしています。

 希美ちゃんがインフルエンサーみたいなことをしているっていうのは付き合う前から知っています。

 まさかそういうキラキラ系の女の子が僕と付き合うなんて、まったく想定していなかったんですよ。

 だから、最初はうれしかったんですけどね。付き合っていくにつれて『これはけっこう大変だな…』というのが正直な気持ちです」

 希美さんとのデートは、すべてSNSへの投稿が基準となっていて、それ自体に大きな不満はないそう。

 ですが、どこへ行っても写真を撮ったり取材をしたりするのを優先する希美さんの感覚にどうしてもついていけず、いつもコンプレックスを感じながら眺めているとコウジさんは話します。

感謝はしているけれど疲れる

「希美ちゃんのおかげで、僕だけだったら体験できないようなことをたくさん体験させてもらっていますからね、そこは希美ちゃんには感謝しています。

 だけど…、疲れちゃうんですよ。おしゃれなお店とか話題のスポットに行くたびに『これは僕の居場所じゃないなぁ』って」

 コウジさんは幼少期を自然豊かな環境で過ごし、大学を出てから一念発起して上京し就職をしたとのこと。

 そして40歳になった今も、東京の都会的な雰囲気には「イマイチ馴染めない」と感じているそうです。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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