“癒し”とはなんぞや? 万能植物「ハーブ」が持つすごい効能

斑目茂美 開運花師
更新日:2019-07-22 16:47
投稿日:2019-07-20 06:00

 世の中「癒し」が絶賛ブーム中でございます。その癒しグッズの種類もさまざま。「灯り」で癒される方、「音楽」で癒される方、「香り」で癒される方――。

 生きたお花で癒さえれるのはもちろんのこと、動物に癒されるという方もきっと多いのではなかろうか? とワタクシ思うところでございます。

 ワタクシのお花屋さんの店長はご存じ、ブサかわ猫店長「さぶ」でございますが、元野良猫とは思えない彼が全身から醸し出す癒しのデブビーム(体重約9kg)が店内の生花や観葉植物の「癒しの気配」と相まって、おかげさまで癒されっぱなしのワタクシ、毎日が楽しくて仕方がございません。

 そんな「さぶちゃんのデブビーム」が乱反射している店内に毎日癒しを求めてさまざまなお客様がいらっしゃいます。お店の外から「さぶ~♥」と裏返ったお声で何度もデブ店長の名前を呼び続ける方。立てば地面すれすれのマシュマロのようなデブ店長のお腹に、顔を埋めながらの悶絶を求めにやってくる方……。

 とりわけ、ワタクシも思わずグッときてしまうのが、大切なペットを亡くされたばかりの方がお花をお求めにやって来る時なのでございます。

 そういうお客様はご要望だけ仰って、あとはただ黙って泣きながらデブ店長の頭を優しくなでておられる。それを見て、ワタクシも横で共に豪快に泣きながら花束をお作りしてしまうダメな店員なのでございます。

 そんな時、いつも心がけているのは、なんとか飼い主さんから聞き出した亡くなったペットの情報に寄せたイメージのお花を選ぶこと。そして、飼い主さんを癒す「香り」なのでございます。

 生きたお花やハーブの香りは、きっと悲しみの淵にいる飼い主さんを優しく包んでくれるはずと信じて……。

「香り」とはこれいかに。ということで、今回は見て良し! 食べて良し! 香り良し! の万能植物「ハーブ」についての解説でございます。

ハーブをどう活用すればいいか

 風水的に良い香りとは「運気を上げる」ことでございます。

 特に生花などの植物から放たれる「正気」と「香り」が合体すると、相乗効果でさらに運気が上がると言われておるのでございますが、とりわけハーブは「育てる」ことと「身体に取り入れる」ことのできる素晴らしい植物なのでございます。

 昨今の「癒し」ブームと平行して、いわゆる「雑草」である生命力旺盛なハーブは手軽に、そして身近に日本人のワタクシ達の生活に根付いてまいりました。

 夏になると、お花屋さんの店頭では様々なハーブが並び始めます。

 身体の中に取り入れる=食べる・飲む「キッチンハーブ」、育てて香りを楽しみ効能を重視した「アロマハーブ」、など、挙げればきりがないほどの種類がございます。

 以前、アロマオイルマッサージなるものを施術していただきました折、「斑目さんは極端に女性ホルモンが不足しております」とのことで、女性ホルモンに特化したアロマオイルを調合していただき、マッサージで身体に取り込んでみた経験がございます。

 お陰様で、その晩はあまりにも女性ホルモンがバンバン出たのか、高熱にて頭の中はヨロシクないことの妄想の果てに悶絶、ほぼ死亡。という呪わしい過去がございます。

 まるで詰まった水道管がいきなり開通したような……そんな勢いで流れ始めた女性ホルモンでしたが、改めて「ハーブって凄いのね……」と関心するところのお話でございました。

 では、この「香り」の塊、ハーブをどのように活用すればよろしいか?

 生命力が旺盛なハーブは、お庭は勿論、ベランダや窓辺、それこそキッチンやおトイレの窓辺でも十分に育てる事ができるのでございます。

 例えば、お庭に植えれば、実り&チャンスの運気がやって来ると申しますし、ヨーロッパの窓辺の花「ゼラニウム」はお花も美しいだけではなく蚊などの害虫避けになり、加えて良い気も窓辺から取り込むことができたりもしちゃう。

 ミントやセージなど食べるハーブやお花の咲くローズマリーなどを「水」と「火」という相反する要素が同じ空間にあるキッチンに置くだけで、「水」と相性の良い「木」の要素を持ったハーブでバランスを取ることもできるというのでございます。

トイレタンクの水受け部分にバサッと

 とりわけおトイレは悪臭や汚れがあるだけで、著しく健康運に左右するようでございます。毎日のお掃除はもちろんでございますが、香りが非常に重要。ここに合成の臭いの強い芳香剤でごまかしてしまうと、さらに逆効果であるというのですから、あな恐ろしや……。

 ワタクシが急なお客様がいらした時に用いる方法で、コンテナにて育てていたハーブをワシヅカミに刈り取って、おトイレタンクの水が流れる受け口部分にバサッと仕込む事がございます。

 おトイレを流すたびに蛇口から流れる水がハーブを濡らし、なんとも言えない天然ハーブの香りでおトイレ中がとても爽やかに瑞々しく変身するのでございます。

 用をたす背中から香るハーブの香り……下半身はあまりにも開放的なあられもない姿であるせいか癒され方が倍増……。

「やっぱり神だな、ハーブって……」などと思うところでございます。

 前述でご紹介しましたペットを亡くし悲しみに暮れた飼い主の方々は、ワタクシの作った花束を受け取ると、ほぼ全ての方が泣きながら笑います。

「まるであの子みたいなお花だわ」

 生花の優しい色とハーブの香りが貴方の心と身体を癒してくれることを……。

 遠いお空の向こうからお祈りしてますよ~

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


死語説もあるけど便利な「OL」、海外では通用しない?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
私が稼ぐしかない!「月経ディスク」で起業、元居酒屋店員の猪突猛進人生
 パワフルの塊のようなアラサー女性がいます。「株式会社MONA company」代表取締役の向井桃子さん(35)。生理用...
月経ディスクにベットする女の覚悟「ストレスを減らす手伝いがしたい」
 生理用品の一種で使い捨て可能な「月経ディスク」を企画・販売する「MONA company」代表取締役の向井桃子さん(3...
3万のフレンチ? 1カ月の食費ですけどー!心で泣いた“女子飲み”の誘い
 仲良くしている友達や、恋愛対象として見ていた人との会話で「私とは住む世界が違う……」と感じた経験はありませんか? 今回...
【45歳からの歯科矯正】歯科矯正の洗礼か! 頬がこけ、そして便秘に…
 総費用160万円かけてワイヤー矯正(表側)に踏み切った“40代半ば婦人”の歯科矯正ほぼほぼリアタイ体験談です。  今...
男性用のレース下着って知ってる?トム・クルーズと極道の「色気」の正体
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
やっぱりハブられてる? 飲み会に自分だけ誘われない理由と3つの対処法
 自分は仲良しだと思っていたグループで、自分以外のメンバーが飲み会をしていた…… なんてことが発覚したら、かなりショック...
察知できないから危険でヤバい!「ステルス地雷系の競わせ屋」の罠こわっ
 みなさんの周りには、どんなヤバい人がいますか? あ、いると決めつけてすみません……。でも正直、「この人、ヤバいな」とす...
縦も横もななめも…直線だけで造られた街の違和感と落ち着き
「なんだか不思議な風景だな」とファインダーを覗いたら、その理由に気がついた。  縦も横もななめも、すべて直線だけで...
私は佳代だよ、レイちゃんってかすりもしねえ! 関係が終わった決定打!!
 仲良しの女友達や意中の彼からのLINEでも、幻滅したり、縁を切りたいと思ったりすることはありますよね。  今回は...
40女スーパー銭湯でととのえず、ぴーちくぱーちくな先客にモヤった話
 スーパー銭湯が好きです。週末のランニングがてら、あちこちの施設に出向いております。広い湯船にざっばーん! からの~、サ...
まるで御神体のよう! 美しく雄々しい“たまたま”に幸せを祈ります…
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
どれくらい実践してますか? 家でできる環境にいいこと「7つの習慣」
 子供たちに限りある資源を残すためには、私たちの日々の努力が欠かせません。今回は、みんなが普段心がけている環境にいいこと...
胡蝶蘭はお祝い専用? 寺の住職から聞いた「お悔やみ花」としての需要
「つかぬことをお伺いしますが……」  猫店長「さぶ」率いる愛すべき我が花屋には、お客様から毎日のように“ちょっと困...
台無しなんですけど!家族旅行なのに「夫のイライラ言動」と4つの予防策
 世の女性の中には、せっかくの家族旅行中、「夫のイライラする言動」によって、楽しい雰囲気が台無しになってしまうケースも…...
“頑張り屋のメンヘラ”が「セルフラブ」という人生の処方箋を知りました
「セルフラブ」という考え方は、確実に私の人生に大きな影響を及ぼしています。  セルフラブについて学び始めた時「世界...