どんな人間関係でも、感動コスパの高い人は最初は大事にされます。でも使い方を間違えると、いつの間にかぞんざいに扱われるかもしれません…。
「なんでも嬉しい」は大事にされない
昔スナックのお姉さんが、お客さんからネックレスのプレゼントをもらったことがありました。
でもそのネックレス、ものすごくチャチいもので、聞けば露店で1,000円で叩き売られていたものを買ってきたとか。
確かにその日、お客さんはかなりご機嫌に酔っ払っていたのもあり、ネタとして持ってきてくれたみたいでしたが、お姉さんは「ありえない!」と一蹴。
笑いながらも怒っていて、ネックレスを受け取ってどこかに行ってしまいました。
瞬く間にお店の空気がピリピリしたものになってしまい、お客さんも私も冷や汗をかく始末…。
どんよりとしていたら、そこにお姉さんが颯爽と登場。
しかも、例のネックレスを身につけて!
そして、ひと言。
「若い子だったら似合うかもだけど、私にはちょっと合わせるの難しいかな。
だから次は、私にちゃんと似合うネックレスお願いしてもいい?」
みなさんには、コレができますか?
なんでもかんでも受け取らなくていい
私ならどんなに合わないものでも「ありがとう! 嬉しい!」って言っちゃうと思うんです。
そして、次からも同じようなものをプレゼントされ続け、ストレスだけが増えていく…。
かたやお姉さんは、自分の好みじゃないとはっきり伝えつつ、お客さんのハートもしっかりキャッチした上で次に繋げています(実際にいいネックレスを頂いたみたいです)。
この差が、人から愛されたり、大事にされるかどうかを決めているんだなぁ…と強く感じました。
お姉さんのようなテクニックをすぐに身につけるのは難しいですが、みなさんもぜひ“感動コスパ”について考えてみてください。
低すぎたり、高すぎたりしてたら要注意かも…?
登場人物紹介
ネズきちくん:どろんぱのいちばん若い常連客。アフィリエイターをやっているお金持ち。空気を読むのが苦手。ママが大好き。
ママ:どろんぱのママ。ホステスひと筋ン十年のベテラン。人心掌握術にも長けた強い女。ネズきちくんへの当たりは若干キツめ。
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