我がスナック人気NO.1イケオジの回答 イライラMAX時に“凪”になるコツ

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2024-03-15 06:00
投稿日:2024-03-15 06:00

 まあまあの確率でお客さんのグチを書き連ねる私ですが、実はそれ以上にお客さんから人生の教訓を教えてもらっています。
 今回は私がお店で一番穏やかなイケオジ社長に指摘された、怒りの感情をコントロールする方法のお話。自分の小物っぷりが恥ずかしい…。

 前回のお話し【春=別れの季節になっている大人へ…「さみしい」は「めでたい」証拠】はコチラ

【誤字ばっかのメールが嫌すぎる件(イラッ)】

その怒りは、未来への投資になる?

 みなさん生活の中で地味にイラッとすることありますか?

 私はずーーっと文章の書き方にイライラしてしまうタイプです。特にXなんか見ていると、もうほんとに…。

 ゆってる(言ってる)、永遠と(延々と)、生きずらい(生きづらい)、定員さん(店員さん)。

 んもぉぉ!! 書いててイライラしてくる~!!

 もちろんミスは誰にでもあります。けどこの地味な誤字が通常運転の人と文章のやりとりをするのって、個人的にはすごく負担なんです…。

 という話を、スナックで一番穏やかなお客さんに聞いてもらってきました。

 お酒もすすんだ私は「もう(誤字が嫌だって相手に)言っちゃおうかな!」と意気込んでいたのですが、「それはやめた方がいいよ」と諭されてしまいました。

「欠点を指摘するってことは、今後も良い関係でいたいってことなの? もし言ったあと距離を置きたいって考えてるなら、それは相手を攻撃したいって気持ちになってるんじゃないか」とのこと。

 うん…そうだったかもしれません。

今後、どのような関係性を築きたい?

 相手の欠点を指摘して傷つけ、自分の溜飲を下げることが目的になっていたのかも。

 そして「もし、誰かに物申したくなった時は、今後どんな関係でいたいか? から逆算するといいよ」とも教えてもらいました。

 怒ることは悪いことではないけど、その感情をどう使うかが腕の見せどころなんだそうです。

 あれ? この話自体が、私の欠点をうまく指摘してもらえている…!

 さすがお店で一番人気の神イケオジ。私も将来、神イケおばになりたいものです。

【登場人物紹介】

コミ:どろんぱの人気ホステス。明るく聞き上手で、みんなから信頼されているが、頭に血がのぼりやすいタイプでお客さんとよく喧嘩している。酒乱。

マキさん:どろんぱのナンバーワンホステス。出勤日は少ないが、毎回がっちり稼いで帰っていく。コミの憧れの先輩。3人の子持ち。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


苦手な人との向き合い方! 職場の人間関係を円滑にするコツ
 仕事の内容には慣れてきたし、プライベートも楽しくできている。ただ、「職場に苦手な人がいるっ」――。そんな方も多いと思い...
自分で皮下注射も…採卵手術前日までにやるべき3つのこと
 日本は不妊治療の件数は世界一なのに、体外受精で赤ちゃんが産まれる確率は最下位。そんな状況を変えるために、ミレニアル世代...
キリスト教のお盆「ハロウィン」 その由来とカボチャの意味
 ワタクシ、全く上達しないドイツ語の個人レッスンを受けております。上達しない理由は一重にワタクシの不真面目さによるもので...
自然災害に巻き込まれた…子どもとどう向き合ったらいい?
 台風19号の爪あとが各地に深刻な被害をもたらしていますが、近年は相次ぐ自然災害で被災住民が避難生活を余儀なくされるケー...
月吹友香さん<後>41歳専業主婦が小説家を目指して見えたもの
 第18回(2019年度)「女による女のためのR-18文学賞」(※)の大賞受賞作「赤い星々は沈まない」は老女の性を大きな...
今日の議題はにゃに? 夕暮れの猫集会でポロリ“にゃんたま”
 猫の島、日暮れ近くに猫の集会にお邪魔しました。  おのおの一定の距離を保って、茶白、黒白、サビ、三毛、キジ、サバ...
“生活習慣病”も予防して! 介護は認知症だけじゃないんです
 日本は長寿大国です。誰しも安心して生涯を全うできるとしたら、高齢であることはとても素敵なこと。しかし、介護士でもある筆...
月吹友香さん<前> 私がR-18文学賞で高齢者の性を描いた真意
 読書の秋到来。直木賞や芥川賞、日本推理作家協会賞に本屋大賞……国内には数多の文学賞がある中で、「R-18文学賞」(※)...
犬でなく人間だったらと思うと…モラ気質なワンコの実態3選
 モラハラ気質は、人間だけに限ったお話ではないのかもしれません。「うちの犬が人間だったら、モラ男(モラ女)に違いない…」...
子宮全摘だけでもつらいのに…腸閉塞で長さ190㎝の管を挿入
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー2年生です(進級しました!)。がん告知はひと...
お日様パワーでモテにゃんに…ぽかぽか日光浴“にゃんたま”
 きょうのにゃんたまωは、雨上がりの日光浴。  濡れた毛を乾かして、お日様パワーでぽかぽかリラックス♪  気...
魔法の鍋! 自動調理鍋の購入でキッチンはどう変わったか?
 最近話題の自動調理鍋。材料を入れてスイッチを押すだけで、料理ができてしまうという優れもののようです。少しでもラクをした...
癒し系の彼女になって? 恋愛はそういうサービスじゃない!
 あなたには理想の恋人っていますか? 「優しい人がいい♡」「背が高くて色白がいい♡」「お金持ちがいい♡」  好きなタ...
共感されないけど…子どもを欲しいと思わない女の4つの理由
「子どもが欲しいと思わない」――。女性がポツリともらすと、男女問わず「どうして!?」「なんでほしくないの?」と質問責めに...
人はなぜ死者に花を手向けるのか? 古代から続く花のチカラ
 お花屋さんという御商売は、本当にさまざまなお客様のいらっしゃる場所でございます。ワタクシのお店は神奈川でもちょっぴりカ...
都会男子にスナックがブーム?おしゃれな20代男子が集うワケ
 スナックといえば従来は、場末な雰囲気でおじさんが多くて、煙たいイメージが強かったかもしれません。しかし、今そんなスナッ...