高級クラブのホステス→ギャラ飲み嬢に 面識なしで突然10万円ギフトが…

田中絵音 日本合コン協会会長
更新日:2024-12-11 13:52
投稿日:2024-03-29 06:00

「ギャラ飲み」とは?

 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全国的に利用エリアが拡大していて、注目度が高まっているんです。

 ちなみに「ギャラ飲み」とは、男性(ゲスト)が女性(キャスト)にお金を払って食事やお酒を楽しんだりすること。「飲み」といっても飲食に限らず、美術館やゴルフコースを一緒に回ることもある、いわば『出張コンパニオン』に近い形態です。

 なかでも、大手サービス「pato」に登録するキャスト(通称「pato嬢」)は狭き門をかいくぐった美女だけがなれるとか。一体、どんな人が……?

 pato嬢として活動するキャストに話を聞きたいとキネカ社に連絡。彼女たちを取材してみると、驚くべき“素性(素顔)”が見えてきました。

 前回のpato嬢ルポ「初の顔出し告白! 1日最高40万円稼ぐ、格闘技好き32歳ギャラ飲み女子の私生活」は→コチラ

【話を聞いたpato嬢】マリさん(仮名/31歳)

 今回取材したのは、10年働いた都内の高級クラブをやめて、patoキャストとしてギャラ飲みで稼ぐようになったマリさん(仮名/31歳)。

 パッと見の印象からして、黒髪のロングヘアが似合う、大人の雰囲気を纏った品のある女性です。

 もともとは西日本出身で、18歳の時に上京し、美容関連の職に就きました。

 お昼は美容業に従事しながら、夜はホステスとして勤務する生活をしていましたが、約半年前にOLの友達からpatoを紹介されて、ギャラ飲みの仕事をスタート。

 実際にやってみると、ホステスよりも断然働きやすいことを知り、今は夜の仕事をギャラ飲みにシフトさせたといいます。

ホステスより魅力を感じる「ギャラ飲みのメリット」とは

 一番のメリットは「経費がかからないこと」だと、マリさんは言います。

「ホステス時代には、まず出勤する際にヘアメイクの時間とお金がかかります。それから衣装代に加え、そのドレスや着物を保管する場所やクリーニングなどの維持費も必要です。

 加えて、お中元やお歳暮、誕生日プレゼントやバレンタインなどの贈答品代もかさむ上、そのお客さんがお店に来てくれる保証もありません。考え方次第ですが、タイパもコスパもイマイチな側面はありました(苦笑)」

 お客さんが店に来る時以外の付き合いも多く、「平日にランチへ行こう」とか「休みの日に買い物付き合って」などというプライベートなお誘いもあり、そのリクエストに応えたからといって、来店しないお客さんもいる…。

ギャラ飲みは費用対効果が高い

 そう考えると、ホステス時代の“お店に来る以外の”顧客との付き合う時間に対しても、報酬が発生するギャラ飲みは「費用対効果が高い」というのです。

 さらには、patoでは提携している美容クリニックのポイントがたまるキャンペーンもあり、ギャラ飲みに入るたびに美容施術代も稼げるので、とてもありがたい話なのだそう。

 ただ、もちろんホステスの仕事にもメリットはあって、例えば「月に20日参加して、日当が保証されている」ことなどは、ギャラ飲みにはない特徴です。

 マリさんの場合は、現在の働き方や価値観、生活スタイルがギャラ飲みに合っていたのでしょう。

田中絵音
記事一覧
日本合コン協会会長
一般社団法人日本合コン協会会長、恋愛アドバイザー。2000回以上の合コンイベントに携わり、男女の恋愛心理に精通する。また一児の母であり、ママ向けイベントを行う「東京ママパーティー」の主宰も務める。著書に「こじらせ男子の取扱説明書(トリセツ)」
(双葉社)など。
ブログXInstagram

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


夕陽で赤く輝いて…黒猫“にゃんたま”は美しい絵のようだった
 にゃんたマニアにみなさんこんにちは! きょうは、初めての黒猫にゃんたまωです。  黒猫のにゃんたまって、真っ黒だ...
遠方に住む親が心配…介護サービスの上手な選び方&使い方
 遠方に住んでいる両親が介護状態になった時、多くの人が「大丈夫かなぁ……」と心配になるはずです。しかし、現代では親の介護...
ホステスの世界にもある「裏引き」という名の“闇営業”の実態
 世間をにぎわせた“闇営業”。「事務所を通さず仕事のオファーを受け、報酬を得る」行為は、夜のクラブでも存在します。店に許...
料理下手を克服する4つの方法 もうメシマズ女と言わせない!
「料理を作ると思った通りの味にならない」「どうしても美味しくない」、そんな悩みを抱えていませんか? せっかく料理をしよう...
住宅ローンは一生無理?がんになった場合の気になるお金の話
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...
大きなチャトラ“にゃんたま”君 立派な尻尾が上がった瞬間!
 にゃんたまωに、ひたすらロックオン! きょうはみんな大好きチャトラ君の鈴カステラです。  小さな港を忙しそうにパ...
恋愛序盤の花火デートはキケン! 準備ゼロでは行かないが吉
「花火デートってドキドキする」――。この季節、誰もが期待し盛り上がる「花火大会」ですが、調べもせず安易にデートとして行く...
ピルをもらう方法と病院選びのコツ…“避妊”が理由でも良い?
 第1回「日本はピル後進国!『ピル=避妊』の考え方は遅れています」、第2回「ピルで確実に避妊するなら?心構えや男性任せの...
声かけが大切! 子どもの“やる気スイッチ”をONにする方法
 子どもの心スペシャリストとして子育て中のお母さんたちと接していると、「子どもにやる気を起こさせるにはどうしたらいいか?...
夏休み中の子供たち…ママのイライラが沸点に達する瞬間3つ
 ただ今、小さな子を持つ世の母たちにとって恐怖の夏休みの真っ最中!!  子供にとってはとても楽しい夏休みなのですが...
純潔と恋愛の花「ユリ」でフェロモン漂うイケてる女性に!
 突然ですが、ワタクシの家にはたくさんの「天使ちゃん」がおります。  全開バリバリ仏教徒のワタクシではございますが...
気をつけて! LINEから発生した“壮絶キャットファイト”3選
 いまやLINEは忙しい現代人には欠かせないコミュケーションツール。しかし、文字だけでのコミュニケーションは時として、リ...
チラッとアップの問題作 “にゃんたま”がツキを運んできた?
 きょうは「にゃんたま写真集」で問題作といわれた写真です。(拡大してみてね♪)  私が「にゃんたま」で開運したお話...
介護士が伝授します! 誰でも簡単に30代からできる介護予防
 介護士をしていると、高齢者の方々は「こんな状態になるなんて思ってもみなかった」と言います。日本の平均寿命は、確実に伸び...
保険はやっぱり必要? 子宮頸がんの治療にはいくらかかるのか
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...
有給休暇を消化中…会社からの連絡は絶対に受けたくない!
 モワッとした熱気、紫外線対策必至の日差し、花火や祭りなどのイベント、企画している旅行……いよいよ夏本番、楽しい季節にな...