パパ活にも危機管理能力は必須!24歳フリーターの自己防衛策

中山美里 作家
更新日:2024-05-07 06:00
投稿日:2024-05-07 06:00

【知美さん 24歳・フリーターのケース】

 知り合いのオジサマはさいとう・たかを先生の「ゴルゴ13」の大ファン。いつも熱くその魅力を語ってくれます。

「ゴルゴ13の何がスゴイって、危機管理能力の高さなワケよ」

 でもって、そのオジサマ…強さの理由を問われた際の「俺がうさぎのように臆病だからだ」というゴルゴのセリフを座右の銘にしているそうで。

 私はチラッとしか読んだことがないのですが、ゴルゴって絶対に自分の背後に人を立たせないんでしょ? スゴいですよね、決して己の強さに過信することないその姿勢。

 まあ、そのオジサマは女性にもお金にもだらしないご仁で「ゴルゴの教訓が生きてないじゃん!」ってな生活を送っていることは、ここではひとまず置いといて(笑)。

デリヘル嬢が犠牲に…

 実は、ちょっと前に取材させてもらったパパ活女子の中に、こんな子がいたんです。

「19歳の少年がラブホテルでデリヘル嬢を刺殺した事件があったじゃないですか。あれから、よく知らない人とラブホとか行くの怖くて」

 不安な気持ちを語ってくれたのは、パパ活歴3年の知美ちゃん。

 確かにねぇ。とはいえ、この手の話は「じゃ、パパ活とか援交とか、しなきゃいいじゃん」ってことにしかならないわけなんですが…彼女の場合は違いました。ナンと、ゴルゴ並みの危機管理能力を発揮してたんですよ。

初対面と密室はちょっと…

「パパ候補が見つかっても最初の1、2回はラブホには行かないようにしてます」

 聞けば、相手もムチャできない漫喫のカップルシートで、手コキかフェラ抜きするんだそう。

「手なら3000円、口なら5000円。で、変な人じゃなかったら次からイチゴでラブホエッチって感じで」

 ゴルゴ流に言えば“ヤバいヤツかもしれない初対面の男と、2人きりでラブホという密室に入るほど、私は自信家じゃない”って感じでしょうかね(笑)。

中山美里
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作家
1977年、東京都出身。フリーライター。数多くの援交女子や風俗嬢をインタビュー。著書に「漂流遊女」や「高齢者風俗嬢」。2019年2月に出版した「副業愛人」(徳間書店)はテレビなどでも大きな話題になっている。

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